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飲食店の店長に必要な計数 第4部

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#ABC分析

ABC分析を使用した在庫管理③

ABC分析を使用した在庫管理③

Cグループは売上構成比だけで考えると10%程度になり、軽視されがちです。

売れないからという理由でメニューから無くす事も多いですが、

必要が無いとは言い切れません。

例えば下の資料はカルビの中のABC分析です。

カルビと上カルビで構成比約90%を占め、

国産カルビと特上カルビは約10%、

ABC分析ではCグループになります。

しかし、国産カルビ1,100円、特上カルビが2,000円と

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ABC分析を使用した在庫管理②

ABC分析を使用した在庫管理②

Bグループは粗利高を支える重要な商品である事が多く、

決して品切れをして良いという商品ではありません。

しかし、在庫を抑え、ロスを減らすことは利益を増やす為にも大切です。

Bグループはシビアな発注が求められる商品群です。

資料では

売上高の7割を占めるAグループは全体の3割の商品

売上高の2割を占めるBグループは全体の3割の商品

売上高の1割を占めるCグループは全体の4割の商品です。

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ABC分析を利用した在庫管理①

ABC分析を利用した在庫管理①

ABC分析は売上を出している商品を把握して集中管理する事にあります。

特にAグループを把握する事は品切れによる機会損失を無くすために重要です。

売上の7割を占めるのは3割の商品という考え方が元になっています。

例えば下の資料では売上高の7割の構成比を占める商品は3品目です。

メニューがいくつあるか、Aグループが何品目かはお店によって違いますが、

メニューの数がいくつあっても、売上高の7割

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ABC分析を使用した販促③

ABC分析を使用した販促③

Bグループの商品の中で埋もれてしまっている商品、

お店では自信を持っている商品、

又は従業員や通のお客様しか知らないような

美味しい食べ方を提案して

BグループとCグループの売上を伸ばすと粗利高も伸ばせます。

たとえばBグループの豚カルビと

Cグループのトッピングチーズとキムチとサンチュを合わせて

チーズサムギョプサルセットとすると、

お客様は美味しく食べられて、

お店は粗利高の

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ABC分析を使用した販促②

ABC分析を使用した販促②

売れるグループAと粗利高を稼ぐグループB、グループCを組み合わせてメニューを作成して販促します。

人気の高いグループAの商品に、

グループBとグループCの商品を合わせる事で

客単価を上げ、粗利率も向上します。

ABC分析を使用した販促①

ABC分析を使用した販促①

ABC分析を用いて、集客につながっているAグループの商品と、

利益に繋がっているBグループの商品を把握します。

この2つの商品を組み合わせたセット販売をすると売上と利益を同時に伸ばす事が出来ます。

ABC分析の活用方法②

ABC分析の活用方法②

具体的に商品を並べてみるともっとわかりやすくなりますので、

まずは簡単な売上構成比の順にお店のメニューを並べてみましょう。

グループAは

売上の7割を占める商品。

絶対に品切れは許されません。

価格はぎりぎりまで下げているので粗利率は低。

構成比7~9割までを

Bグループとします。

利益率は高めに設定

残りの1割がCグループ。

利益率は高いので

販売数を増やせば利益を伸ばす事

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ABC分析 各グループの特徴

ABC分析 各グループの特徴

ABC分析は在庫分析でよく使いますが、

売上分析にも使える優れた分析方法です。

まず各グループの特徴を抑えましょう。

Aグループは売上を支える重要な部門(構成比70%)

⇒品切れをすると大きな売上ロスになってしまうので

  最重要に在庫を管理するべき商品です。

  集客用の商品が多く、粗利率は低めの商品が多くなります。

Bグループまでが構成比90%

⇒Aグループの次に売れている商

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パレート図

パレート図

パレート図は売上高(又は粗利高)の順に並べた棒グラフと、

累積構成比を表わす線グラフを組み合わせた図です。

この図は

売上高の棒グラフと

累積構成比の折れ線グラフを組み合わせた図です。

この図は

売上高の棒グラフと

累積構成比の折れ線グラフを組み合わせた図です。

粗利高で行うABC分析

粗利高で行うABC分析

ABC分析は売上高の高い順番に並べて

売上構成比を使用してグループ分けを行うのが通常です。

しかし、粗利高の高い順に並べてみると順位が変わる場合もあります。

ABC分析

ABC分析

店長に必要な業務「在庫管理」に必要な計数に移ります。

在庫分析というとまず思いつくのがABC分析」です。

「重要度分析」ともいい、パレートの法則が元になっています。

大雑把に説明すると、

売上の7割を占める商品は全体の3割でしかない。

売上の9割を占めるのは6割の商品である。

と仮定してその6割の商品を重点的に管理するというものです。

ABC分析は在庫管理だけでなく、

販促を考える

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