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繁忙期だけど、たまにはスコーンの話(今年実食した個人的3選※2024.6.9追記あり)

記事はすっかりご無沙汰しているが、スコーンが好きな私は定期的に全国からスコーンやクロテッドクリームをお取り寄せしたり、繁忙期のごく僅かな暇を見つけて実店舗にも赴いている。
今年は遂にふるさと納税でもスコーンセットを頼んでしまった(ヘッダー参照。ちなみに長崎市の返礼品だ)。

たまには楽しい話でも。
そんな訳で、この数ヶ月で食べて美味しかったスコーンの話を久しぶりにしようと思う。

※あくまで個人の感想です。
※季節限定スコーンなど、時期によって既に取り扱い終了しているものも複数ありますのでご了承ください。


①アンドスコーン(西千葉)

最近では最も衝撃を受けたスコーンがこちら。

子鉄の母でもある私。JR東日本のGW恒例企画「プラレールスタンプラリー」のスタンプ設置駅である千葉駅に向かう前に、「早くスタンプを押したい!」と張り切る息子を連れてちょっとだけ寄り道させてもらった。
千葉駅から中央・総武線各駅停車で一駅、西千葉駅近くにこのお店はある。
店舗は紅茶専門店(紅茶舗サウザンドリーフ)も兼ねているため、紅茶のバリエーションの豊富さは特筆すべきポイント。この日は暑かったので、スコーンをテイクアウトしつつ、外のベンチでアイスティーもいただいた。

スッキリ飲みやすい、流石の専門店の味。

様々なお店のスコーンを食べ歩いてきた私だが、こちらのスコーンはかつて私自身がイギリスで食べた「あの味」にかなり近い一品だと思う。

「あの味」のスコーンはこの話の冒頭に出てくる。

スコーンのフレーバーは王道のオリジナルスコーンと、お店オリジナルの全粒粉入りスコーン、この2種類のみだ。
いずれも素材の味を活かした飾り気のないスコーンだが、それが良い。ジャムやロダスのクロテッドクリームも同時購入可能で、シンプルなこちらのお店のスコーンに良く合う。
日本に居ながら本場のスコーンが食べたくなったら、ぜひ候補に入れたいお店だ。

左)全粒粉スコーン 右)オリジナルスコーン

ちなみに、ジャムは地元千葉県産のものを取り扱っている。私が訪問した時は千葉北東部の東庄町にある福祉作業所の無添加苺ジャムを取り扱っていた。これがまた美味しくてびっくり。

イギリス好きの人間の感性は刺激しつつも、地元に根差した店舗運営には好感しかなく、必ずや再訪したいと思う。ちなみに通販も取り扱いあり。

②ココロスコーンカフェ(札幌)

この背の高い、真四角のフォルムがなんとも可愛らしい。

春限定スコーンの桜とクランベリー。桜の葉の塩気が後引く味。

こちらのスコーンは一般的に想像されるオーソドックスなものとは一味異なり、折り重なった層とサクサクの食感が特徴。リベイクするとサクサク感とバターがじんわり感じられて、シンプルに美味しいなあと思える一品。元々スコーンは絶対リベイクして食べたい派だけど、こちらのお店のものは特にリベイクで美味しくなるタイプだと思う。
唯一、北海道から海を渡るゆえ送料が高いのは仕方のないことだけど、季節を変えてリピートしたいと思う。

一番人気のコーングリッツ&スイートコーン。
コーンの自然な甘さが朝食に◎。

③葉々屋(府中)

実店舗は土日オープンだが、オンライン通販(毎週日曜18時からカートオープン)でも購入できる。
こちらのお店のスコーンは小麦粉がぎゅっと詰まった濃密な味。その時々によって変化する季節感あるメニュー構成には店主のこだわりを感じずにはいられず、目でも舌でも楽しめる。

冬限定、チョコがけキャラメルスコーン。
見た目だけでもう美味しそうなのが伝わる。
こちらも季節限定、さつまいものみたらしブリュレ。
おいもがぎゅっと詰まったスコーン生地に、カリカリに焦がしたキャラメリゼが美味しい組み合わせ。

実は今月の限定セットも注文済み。
メニューを見るとときめきしかなく、息子が起きる前のひとり時間に、スコーンと紅茶をお供に朝ゆっくりした時間を過ごすことが楽しみでしかない。

2024.6.9追記
届いたので早速開封。サイズは小ぶりゆえ、いつもはスコーンは1日1こと決めている私も今回は2こずついただいている。

6月らしく紫陽花のパッケージ。
左)有機ピーナッツバター&アプリコット
右)キャラメリゼキャラメルクリーム

味はどれも濃密。特にキャラメリゼキャラメルクリームは見た目の印象より甘ったるすぎず、ところどころで顔を出す焦がしキャラメルが奥行きを加えていて何とも絶妙。キャラメル味が好きな私としては絶対リピートしたい一品。
なお口の水分が持っていかれるタイプのスコーンゆえ、美味しい紅茶は必須。


出勤すれば積み上がった書類を前に一息つく暇はなく、自宅に帰れば家事と育児で手一杯。
仕事にも母業にも休みが欲しいと願うが現実はそうもいかず、バタバタと過ぎていく。

だからこそ、家族の誰よりも朝早くに起きた朝にスコーンをリベイクしつつ、その間にジャムやクロテッドクリームを冷蔵庫から出し、一人紅茶を淹れる。

この時間ばかりは自分をふっと緩めて、少しだけ甘やかすことも何だか許せる気がするのだ。

繁忙期が終わるまで、もう一踏ん張りだ。

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