なぜ、自分の思うように物事が進まないとイライラするのか(達成欲×アレンジ)
ストレングスファインダーをご存知だろうか。
一言で言うなら、アメリカのギャラップ社が開発した、オンラインでできる自分自身の強み分析ツールの名称である。
177個の質問に答えていくことで、34個の資質の中から自分の強みとなる資質上位5つを示してくれる。
まずはお試しということで、とりあえず上位5資質だけは診断していたが、この度追加で課金してアップグレード。34個全ての資質の順位を明らかにすることにした。(また一から177個の質問に答えないといけないのか?と身構えたが、その必要はないのでご安心を。)
ストレングスファインダーの診断の受け方はいくつかあるが、該当の本を買ってアクセスコードを入手し、そこから質問に答えていくのが一番手っ取り早い。
ただ、幾つか注意点はあり、
新品を買う(アクセスコードは袋とじになっている。古本はアクセスコードが使用済みになっている可能性が高いので注意)
時間のある時に行う(何せ質問が177個もあるので)
子育てしながら日々を送る中で、いとも簡単にゴールを下方修正させられたり、延期や中止に追い込まれることがままある。しかもその原因は自分に全く関係がなかったりする。
先日も資格取得の勉強のために休暇を取ろうとして、息子の体調不良に阻まれたばかりだ。
この時の落胆度合いと、その後に起こした行動を考えると、一般的な人から見たら異常値と思われてもおかしくないレベル。なぜこれほどにまで、私はイラついてしまうのか。
ストレングスファインダーの結果を自分なりに深掘りする中で、一つの答えのようなものが見つかった気がしている。
①「実行力」領域優位の、私の上位資質
別の記事の再掲にはなるが、私の上位資質はこちら。
そして、私の持つ34資質を色で表現したチャートがこちら。
圧倒的に紫と青に色が偏っていることがお分かりいただけると思う。
その中でも相対的に上位にいる紫のグループは「実行力」の領域と呼ばれ、1枚目のスクリーンショットの欄外にはひっそりとこのような記述がある。
そう。私は物事を成し遂げられない時に、ひどくイラついてしまうのだ。
②「達成欲」×「アレンジ」→結構なガツガツ系
今回34の資質を明らかにしてみて、6〜10位の上位資質が特に興味深いと感じた。
1〜5位の資質が手放しで「あー、わかるわー」と共感するのに対して、6〜10位の資質は「言われてみればそうかも…」と、自らを振り返って腑に落ちる感じがしたからだ。
例として、10位に入っている「達成欲」。
私は仕事でもプライベートでも、「これをやりたい!」と決めた物事ができない時に、とにかくモヤモヤが隠せないタイプだ。
前述した前回の記事の中では休暇の日に勉強をしつつ、お昼ご飯はこの店に行き…と事細かに計画を立てながら妄想する様が描かれる(未遂に終わっているが)。
ここには、6位に持つ「アレンジ」の資質が如何なく発揮されている。
「アレンジ」は効率性やマルチタスクを好む資質。
確かに私は昔から計画や段取りを決めるのが好きだし、寧ろ、事前準備にこそ楽しみがあると思ってもいる。
ちなみに貴重な1日の休暇の間にあんなことやこんなことを組み込んだ成功例がこちら。
自分でゴールを設定し、そこに向かって邁進する(達成欲)
その過程で効率よく、かつ可能な限り多くのことをこなす(アレンジ)
つまるところ私は結構なガツガツ系であり、根っからのハードワーカー気質ということになる。
問題なのはその性質を、普段から無意識に他者にも求めすぎている気がすることだ。
③ハードワーカー気質を他者に求めすぎていないか?
なぜ、自分の思うように物事が進まないとイライラするのか。
それは自分で作ったペースを乱されるのが嫌だからだ。
しかも、その「自分で作ったペース」が普通の人から見たら恐らくハードワークそのもの。少ない時間で多くのことを詰め込みがち。
だからこそ、ペースを乱されると必要以上に焦ったり、時に失望してしまうのだ。
資格取得の勉強のための休暇が息子の看護休暇に切り替わった例の日も、カーテンや布団を洗濯したり、家具に降り積もった埃を拭き掃除したり、常備菜の作り置きに精を出したり…と、家の中でフルに動き続けていた。
不本意に与えられた休暇とはいえ、時間を無駄にしたくなかったのだ。
でも、そんな私のハードワーカーぶりなど、子どもにとって知らんこっちゃないのである。ましてや、同じように動けというのも無理な話なのだ。
寧ろ「せっかくの休みなんだから(家事ばかりしてないで)もっと構ってよー」というのが、子どもの正直な気持ちなのだと思う。
相手の気持ちを置き去りにしていないか。
自分のペースが乱されてイライラが隠せない時には、特に肝に銘じたいと思う。
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