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【朗読】電脳虚構より善意の都市:作/ひなた猫々さん

どうも皆さん、こんばんは、こんにちは、おはようございます。

この挨拶の順番だということは、だいたい何時頃にこれを書いているのかお察しでしょうか。

はい、ご名答!そのとおり夕方でございます。

今までやれブログだ詩だ小説だエッセイだと、長らく物書きをやって参りましたが、毎週火曜日に開催しているXのスペース企画にて、皆さまの作品を読ませていただくことが大変楽しくなってきていた今日この頃。

だんだんと欲の出てきた私としては、少しずつ長編の朗読にも挑戦してみたくなった次第です。

そんな中、先日行ったハクメイさん・けんいちさん・ひなた猫々さんの番組「水曜日のkindleトーク」と私主催の「水乃しずくスペースナイト」のコラボスペースでは、ひなた猫々さんの作品を「朗読」させていただきました。


※⏬️こちらの記事では、ひなた猫々さんの「電脳虚構:善意の都市」を活字として読みながら朗読を聴くことも可能です。


⏬️こちらからは、スペースのアーカイブを視聴可能です。
朗読だけでなくホストのハクメイさん、けんいちさん、ひなたさんのトークもお楽しみいただけます^^

⏬️ちなみにyoutubeの方が利便性が良ければ、こちらをご利用くださいね。


いやー、びっくりするほど沢山のリスナーさまに聴いていただき、ライブでつながる感動と言ったら。。。。

たまりませんね。

通常、作者と読者、朗読家が同席して同じ空間を過ごすというのは、なかなか無いと思うので、改めてなんという贅沢な時間だったんだと噛み締めているところです。

お忙しい中、朗読&トークを聴いてくださった皆様方、本当に心よりお礼申し上げます。


まだ今現在は、聴くkindleと言われているオーディブルが再開されていないようなのですが、これが解禁となればまた、今までにない物語をより立体的に拡張した新たな世界が覗けるのかもしれません。

ありがたいことに、沢山の拍手やハートのスタンプをいただき、コメント欄では、オーディブル化してほしいです!なんて嬉しいお声もいただいたので、そのようになれば私も嬉しいなと思っております。


それまでは、私も「朗読家」として、違ったカタチで声を用い、あなた様を物語の世界へと誘うべく、朗読を届けてまいりますね。

光栄なことに、すでに正式に私の声と契約したいと名乗り出ていただいた勇者の方々がいらっしゃるのですが、私としては己の持つ共感覚を活かし、作者の思い描く世界観を大切にし、黒子のように登場人物のその人になること。
それが朗読家のわたしが出来ることと思っております。


今回の「善意の都市」という作品は、主人公の女性と勝手にその女性に想いをよせるストーカーのお話。
このような特殊な人物になるというのは挑戦でもあり、と同時にとても面白い経験でした。

普段の生活ではあり得ない人物になってみるというのも、物語の中でこそ。
「朗読」って、楽しいものですね。


かなり思い切った人物像だったので、「よく振り切れたよね!」とお褒めの言葉もいただきましたが、私としては、作品を読ませていただく際はもうすでに”水乃しずく”ではないわけで。

あくまで、私は声を捧げる黒子であり、その物語の人物。
物語の中に存在しない”水乃しずく”がどう思われようと関係無いというわけなのです。

むしろ聴いてくださる方に作品の中で水乃しずくを感じさせてはいけないし、水乃しずくとしての感情や気配は捨て、物語の登場人物として文字に命を宿す。
そのような感覚でしょうか。

そんなわけですから、たとえそれがクレイジーな人物だろうが、自分とはかけ離れた突拍子もない設定だろうが、ぶりっ子だろうと勇ましかろうと、作者が望んでくださるならどんと来いです!

恥ずかしいなんて感情はクソ喰らえ
あ、汚い言葉でごめんなさい。

ですが、作者が描いた人物像にいかに近づけるか。
私の声を通し、聞き手の方にどのように作者の世界観をお届けするか。

そこが「朗読家」として読ませていただく上で、作者に対する最低限のリスペクトだと思っております。

水乃しずく的、朗読家としての考え&大切にしていること


・登場人物になりきるというより、自分はその人物そのものであると思いキャラクターに声を捧げる。

・作者の望む世界観を大切にしながらも、共感覚を活かし自分が想像する物語や人物像の背景を読み取りながらキャラクターに命を宿す。

・息使いや間など、文章だけでは読み取りづらい作品の空気感や臨場感をエッセンスとして加えることで、物語を拡張するお手伝いをする。

私、水乃しずくは「朗読家」として上記のことを大切にして作品を読ませていただいています。


音声変換ツールがある便利な時代に、あえて朗読をする理由


私がかつて絶望人生の暗闇に居たころ。
本や絵のアート、創作作品に触れることでもう一度光を見ることが出来た過去があります。

とはいえ、アートが心を癒やすなんてことが分かっていても、中にはそうしたくても文字自体に拒絶反応が出る方や、読みたくても目が不自由などの身体的理由で活字離れしてしまったという方もいらっしゃいますよね。

だから、「朗読」なのです。

私が声を用い朗読することで、今まで活字を読んだり見たりするのが苦手だったという方や、やむなく文章と疎遠になっていたという方にも、「聴く読書」という新たな楽しみ方を見出していただき、本や電子書籍のままでは知ることのなかった作品と沢山出会う機会になれば、すごく嬉しいです。


確かに、ただ耳で聴くということだけが目的なら巷にあふれる音声変換ツールでも事足りるかもしれません。
ですが、物語のバックグラウンドや作者の意図を汲み、より味わい深い作品としてお届けできるのは、こんな機械化の進んだ便利な時代となっても、やはり人間のなせる技だと信じています。

その可能性をもっともっと拡げていきたい!



かつての弱りきった私が救いの言葉を渇望し必要としていたように。
「目で読む」という行為だけでは届かなかったより多くの言葉や文章が、「朗読」を通し、必要としている人のもとにふさわしいタイミングでオラクル(神託)のように届くことが私の願いです。

言葉が、声が、心に一雫の煌めきの波紋を起こし、今現在闇の中にある人にも歓びの中にある人にも、そっと背中に手を添え、前を向くキッカケとなりますように。


水乃しずく



もし、朗読を聴いて「私の作品を読んで欲しい!」
そのようなご依頼がございましたら、ぜひ水乃しずくのXのDMまでお気軽のご相談くださいませ^^


水乃しずく@ainoshizuku429
※ご連絡は、こちらのリンクからXにジャンプできます。

⏬️こちらは、stand.fmで収録した「電脳虚構:善意の都市」朗読のみの音声です。
朗読だけをお聴きしたい方は、こちらをご利用いただくと便利です。

作者:ひなた猫々さんの描く、SFショート。
クセになる世界をあなたもぜひ、ご堪能くださいませ。

※朗読させていただく旨は、ひなた猫々さん御本人から了承を得ています。

⏬️ちなみに、ひなた猫々さんのkindle「電脳虚構」は、Amazonにて、電子版・ペーパーバッグともにお迎え可能です✨️

現実と空想の狭間を彷徨う自分は夢か幻か。
さぁ、それを体験するのは紛れもなく、次はあなたの番です。


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