カンテラ

さびしみは きみが
かけがえのない たった一人を
たもちつづけるための
受苦であり護符
 熱と熱とを 通わせてゆけ

人生は ひとが
はじめから救われていることを
一つずつ確かめ
証ししてゆく旅路
 おのが眼を カンテラにして

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?