水野 うさ

経営者&主婦学生 「こころと人生に光を届ける」活動をしています 還暦記念に第2ステージ…

水野 うさ

経営者&主婦学生 「こころと人生に光を届ける」活動をしています 還暦記念に第2ステージを始めようと、昨年芸大文芸コースに入学しました。 noteで少しづつ文芸作品をアップしています

最近の記事

出会えてよかったこと(易経篇)

 未来は、想定外の連続だ。ある日突然、人生を変える出会いがある。  衝撃的だったのは「易経(えききょう)」との出会いだった。二〇一〇年十月九日、わたしはJR岐阜駅の高架下にある岐阜市生涯学習センターの研修室にいた。東洋文化振興会主催である竹村亞希子先生の「易経講座」に参加するためだ。研修室に入ると、会議室用の長机が横三列・縦十五列ほどがずらっと並び、前には講師用の教壇とホワイトボードが二台設置してあった。あちこちで、こんにちはとかあなたも来たのねとかの挨拶が繰り広げられるなか

¥300
    • 数秘学「個人サイクル9は大きく運命が動き出す」

      今日のお誕生日で個人数秘サイクルが「9」に入りました。 朝からお誕生日メッセージ頂いてます。 ありがとうございます。たくさんの方との関わりに感謝です。 そして、61歳で後厄、大殺界ラストの年、 おまけに台風まできちゃて、すごい年になりそうです 数秘学では、社会の流れも読みとけますが、 個人サイクル(周期数)という 個人の運気の流れも読み解きができます。 (周期数は9年単位です) 2024年は社会は「8」の年、 これは1月1日にはじまるのですが、 個人の場合は「お誕生日」

      • エッセイ「魂友ミーティング」in京都 

         私には、魂レベルで繋がっている「魂友(たまとも)」が、何人かいる。その中の一人Hさんとは、以前から知り合いだったのだが、コロナの燻りがはじまる2019年1月に再会し、すっかり意気投合して、急激に親しくなった。年齢が近い(彼女の方が三才年下)という同世代感覚、事業を長年している地に足がついた考え方、美味しいもの・楽しいこと・オシャレ好きという女子なところも気が合った。  だが、もっとも驚いたのは一緒に仕事をすると『あ・うん』の呼吸でできるのだ。彼女の人柄の良さと能力の高さの

        • エッセイ「ローズウインドウ」と「帝国ホテル」と「お誕生日」

           教会の扉を一歩入ると、一気に時空を超えた。  三廊式の室内の落ち着いた暗さが、厳かな気持ちにさせられる。光の祭壇へとまっすぐに伸びる中央通路をゆっくり進むと、どこからか賛美歌が聞こえてきた。祭壇の奥には、アーチ型になった細長い窓の美しいステンドグラス、その下には七体の聖像が置かれていた。  いつもは花よりだんごの還暦女子の私と友人も、この神聖な空間に、思わずうっとりとして、その場のエネルギーに身をゆだねた。  こころの中がしーんと静かになって、今までの罪や欲深さに ―もう

        出会えてよかったこと(易経篇)

        ¥300

          短篇小説「遺言服」

           昨日の夕方、父が亡くなった。今年のはじめにガン宣告をされてからあっという間で、六十九歳になったばかりの夏だった。  「かおるちゃん、ひとりで大変だったね。」 と、弘子おばちゃんがお通夜の会場に一番に駆けつけてくれたので、本当に助かった。弘子おばちゃんは、亡くなった母の妹で広島に住んでいる。デパート勤め二十五年のキャリアで、弔問客の対応を一気に引き受けてくれたので、喪主の私は、痛み入ります……という面持ちで祭壇の横にいればよかった。なんだか頭もこころもしーんとしていて、霧の

          短篇小説「遺言服」

          エッセイ「めまいと花粉症の根本原因は同じだったという話」

           四年前、突然「めまい」の症状に襲われた。更年期女性あるあるだ。  最初は、朝起きた時にくらくらする程度だった。しばらく横になっていると治るので、日常生活には支障はない。そのまま仕事をしていたら、昼間にもくらくらし始め、だんだんと症状がひどくなり、ついには荒海で漁船に乗っているんじゃないかと思うほどになってしまった。  さすがにこれは困ったなあと思っていた時「三重県にゴッドハンドの先生がいるよ」と、ある治療院を教えてもらった。なんでも、診療機器や薬等はいっさい使わない「手刀

          エッセイ「めまいと花粉症の根本原因は同じだったという話」

          エッセイ「小さな赤い鳥居」

           夕飯の食材をスーパーで買って自宅に帰ろうと歩いていたら、突然何かが視界の端に入った。「小さな赤い鳥居」である、街路樹の足元、それも針金らしきものでくくりつけてあったのに、ぎょっとした。喫茶店の出入り口のすぐ前だから、お店の人は知っているに違いない。  エコバックを両手に持ったまま、立ち止まってしげしげと見た。 高さは20センチほど、明らかに素人が作ったであろう木製の簡易なもので、全体は赤の塗料で塗られているが、上の横棒の上半分が黒色になっている(反り増しの笠木の部分)ところ

          エッセイ「小さな赤い鳥居」

          エッセイ「乾燥だだちゃ豆」

           今から五年前、私はあるダイエットをした。  それが「腸活ダイエット」だ。腸を元気にして健康的に痩せるというダイエットである。結果、半年でマイナス十六キロ落として標準体重となり、いまだにリバウンドはしていない。  ダイエット中の食事は、基本的に「植物性タンパク質」を食べる。「植物性タンパク質縛り」と言ってもいい。要するに、豆と豆製品だ。枝豆・茹で豆・煎り豆・納豆・お豆腐・厚揚げ・お揚げ・豆乳等を三食食べる。どうせなら少しでも美味しいものを食べたい。(ちなみに栄養価はサプリメ

          エッセイ「乾燥だだちゃ豆」

          エッセイ「勝者・五十鈴川」

           小雨の「五十鈴川(いすずがわ)」は、聖水のスチームサウナだ。大気と小雨と川が、湿度のグラデーションになっていて、川辺に立つとその中にすっぽり入ったような感覚になる。聖水がナノレベルで体に浸透していくのは、かき氷にせんじシロップが吸い込まれていくようで心地いい。  「五十鈴川」は、伊勢神宮の内宮の入口にあり、昔の人はここで体を清めてからお伊勢さんにお参りをした。まさに「聖水」なのだ。川の水に手を入れると、どんどん体内の透明度が増していき、日頃のくだらない欲やエゴが浄化され、

          エッセイ「勝者・五十鈴川」

          エッセイ「本気の引っ越し」

          十八年前、「本気の引っ越し」をした。  家族四人(夫、夫の母、娘、私)で住んでいた家が、娘の成長とともに手狭になったので、歩いて五分ほどの同じ町内に新居を建てた。同じ町内にしたのは、娘を転校させたくなかったからだ。  引っ越しをするとわかるのは「一軒家の不思議」の一つである荷物の多さだ。どこにこんなに荷物が入っていたのだろうと思うほど、出しても出してもわんこそばなみに荷物が出てくるのには本当に驚く。うすうすは気がついていたが、これは早めに『断捨離』をしないとと焦る、なんせ

          エッセイ「本気の引っ越し」

          エッセイ「推しの天ぷら」

           「人生の最後に食べたいものは」と聞かれらたら、迷わず「天ぷら」とこたえる。若い時は「天ぷら」より「フライ」の方が好きだったのが、いつの間にか「フライ」を上回り人気急上昇、還暦女となった今では第一位獲得となった。    そもそも好きになったのはいつからなのかを紐解いてみたら、十年ほど前、大阪の阪急インターナショナルの『一宝』さんで、恩師にランチをご馳走になった懐かしい思い出がでてきた。目の前で板さんが一品ずつ揚げてくれるというあこがれの「お座敷天ぷら」スタイルだ。初の高級てん

          エッセイ「推しの天ぷら」

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          noteはじめました noteはじめました。 ブログは日々の様子をアップしていますが、 こちらではエッセイや少し時間をかけてまとめた文章、 小説なども書いていこうと思います。

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