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徳はお得

ちゃおお。
突然ですが、モテる上妬まれないような人々というのはどういうものか。


例えばモテないスケベは今や公的機関やキビしいリテラシーがとっちめたりとっ捕まえたりするようになった。
人がイヤだと思うことを自分本位にやる人々が、モテない人々。一生を棒に振ってしまうことも。



一方、モテる人というのも確実に存在する。



年齢性別を問わず好かれてる人がいるとする。
例えばエロい空気を出してもカラッとしてるので許される。だからって安パイというわけでもない。実はみんなが狙ってたりする。私・僕だけにはエッチになってくれないかなと。



そんなマンガみたいな奴いるか?
何人か会ったことがある。
でも面白いほど年齢性別美醜収入は関係なかった。
彼ら彼女らは、人間以外にもモッテモテ。蝶々や野鳥が家に飛び込んで来たり、見知らぬ犬や猫が寄ってきて甘えてたり。



若い人々は彼ら彼女らを慕い、目上の人らは一目置いて「いい奴だよなあ」と思ってる。
まずは本人が基本周りを好きでいる。
許している。精神が強いから。
怒らない。あわてない。楽しそう。



その人達は勿論自分自身も否定しなかった。
自己肯定感が強いってそんなのどうすれば持てるのと?



不貞腐れないこと。
その人達はたいてい考えたくもないような地獄を経験して生き残り、なおかつ不貞腐れず、生きられたことに感謝して生きようと決めた経験があった。その上気分をライトに保つことを自力で習得していた。他人にはあんな思いさせない。でも人には色々いるからちゃんと考えようと思ってそうしてる。
自分さえとか自分の仲間さえよければいいでは貧相でカッコ悪いとも知っていて、自分はいつも後回しにする。



「杜子春」はふと大金持ちになる。沢山友達ができて毎日面白おかしく暮らす。ところがお金が尽きると友達は一人も居なくなってしまう。その友達とやらは、彼の金に寄せられてきただけだったから。



私がもし峰不二子なら、やっぱりお金持ちは大好き。ただし「心に」沢山宝石を持ってて惜しげもなくポンポンくれる、そういうお金持ちがだあい好き❤️



で、好きになる。
もともとあまり嫉妬はしない質だけど、ライバルだらけ。異性だけとも限らない。友達、仲間、お仕事、趣味、ペットもライバル。
それに悔しい。愛してよー心をくださいよーとねだるばっかりの心の貧乏人でいるままじゃ恥ずかしかった。



心の奥の唯一の秘宝だけは触らせないけど、優しいことなら普段からポンポンあげよう。あの人たちのまねをして。
もう考えない。寂しいや痛いも。体を上手に疲れさせ、食べて眠る。



嘆き不安がり、嫉み欲しがるだけの人生?
そんなん情けなくって涙が出らあ。
死ぬ日はそう遠くはない。死は決められていること。ライフを無駄にするのは損だわ。笑顔でいたいな。それに笑顔は誰にとっても良いプレゼントになるでしょう?なんかくれよという裏地をつけない笑顔なら。
まあ、あなた元気?会えて嬉しい、というのみの笑顔なら。



気分は好きに選ぶもの。好きな服を選ぶように。
損得勘定やめてたら、笑ってる人々しか見なくなった。
誰かが泣いたり怒っていても、心のどこが痛いのかすぐみて取れる。適切に対応できるようになる。



他人に愛を貰わなくても大丈夫になると、心がいっぱいでほかほかになった。
溢れるのを出しっぱにしたまま自分もたっぷり可愛がってみると。些細なことばかりだけれど自分がどうされたら一番気持ちいいのかを一番よく知っているのは自分。
洗いたてフアフア毛布。安いワイン。自分のツボでバカ笑いできるお話。うっとり音楽を聴いて踊ったり花を飾ったり。
体・心も、ケガの手当てはもうお手のもの。



モテる人は誰のことでも「いい子いい子」。失礼にならない。余計な力が入ってない。裏も表もたくらみもなく大好きと伝えてきて、でもその好きというあんこは柔らかいお餅でちゃんとくるんで、相手にケガをさせないのです。



快いけど蠱惑的、そんな人たち。カジュアルに徳あるそんな人たちはトラブルも避けて通るし、みんなに好かれてとっても豊かに生きている。お得よね。

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