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【読書.4】なまけもの時間術

善良な市民の皆さん、こんにちは。
皆さん、遺伝子は優れていますか?
ご両親は頭がいいですか?身体能力が高いですか?
家庭環境はいいですか?

知能が遺伝するというのは昔から言われてきた話ですが、数年前に爆裂に売れまくったトマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」では「親が金持ちだと子どもも金持ちになる」と書かれているとかいないとか。

今日の「なまけもの時間術」は次のような方に超オススメです。
・遺伝子や環境に逆らって猛烈に努力!努力!!また努力!!!とかやってすり減るのは辛い
・PDCAをまわしまくる毎日は辛すぎる
・ぶっちゃけ努力も才能だよね?自分には向いてない!
・そもそも朝、起きられない
・まず、外に出られない


もう自分をすり減らすのはやめにしよう!

努力でどうこうなりづらいことで頑張る人が多いよねって話。
例えば、著書の中では短距離走は圧倒的にアフリカ系が遺伝子レベルで強いと書かれている。
他にも時給○○円の仕事などは自分の時間を売っているにすぎないのでいくらその時間内で頑張っても雇用主が得をするだけで自分の給料は上がりづらい。
ひろゆきさんはとても要領がよくて、コールセンターのバイトではポケモンをやりながら「はい、すみません」とクレーム対応をし、ピザ屋のバイトでは最短経路でピザを配って余った時間は友達の家でゲームをして過ごしていたそうだ。

自分が戦える土俵を見つける、ひたすら楽をする方法を探る。
こんな生き方もいいんじゃない???
結局、自分が幸せだったらいいよね?って。
「一分一秒もムダにしないぞ!!!」と自分をすり減らしながら生きるのが幸せな人はそれで全然いいけど、そうじゃない人はゆるくやっていこう!

一秒も無駄にしない時ってどんなとき??

著書の中ですごく共感した箇所がありました。
“仕事が終わったときに「今日は一秒も無駄にせずに働いたぞー!!」って思うことってないよね?みんなそれなりに抜いている。”

確かにそのとおりだなと。逆に、一秒も無駄にしていない(=超集中してる)瞬間っていつだろうと考えたとき思い浮かぶものが自分にとって夢中になれたり楽しいものかもしれない。

ちなみに私の場合は、FPSというジャンルのゲームをしているときは真剣にやっています。あとは、読書中も余計な別のことをしないです。
その本当に夢中になっているものと真剣に向き合ったり、突き詰めてみるのもいいかもしれません。


好きなことを仕事にするのはきついこともあるよ

これも著書の中の例。ひろゆきさんのお知り合いの方で食べるのが好きだから飲食の仕事をしようと思ったけど、好きすぎて材料などにこだわると原価率とかめちゃくちゃになって上手くいかないからやめたというような話。

これも、私はものすごく共感しました。
私はゲームが大好きなので以前ゲームを作ろうと思って一人でコツコツと作っていたのですが、こだわりすぎてしまったのと、自分の好きなゲーム、つまり企業が人、お金、時間をかけて製品化された超大作と比べてなんてクオリティの低いゲームなのだろうと落ち込んでしまって完成させられませんでした。
その一件で自分はあくまでもプレイヤーなのだと悟りました。


時間に余裕をもつのはいいけど、ヒマはよくない

これは私はずっと前から考えていたことですが、SNSでグチグチやったり人を叩くときってどんな時だろうと考えたとき思いつくのは「ヒマなとき」です。
ものすごく多忙だったり、さきほどの夢中な瞬間の話にも通じるけれど、真剣になにかをやっている最中はマイナスなことをやってる余裕がないと思うのです。
例えば、ディズニーランドの大人気アトラクション「スプラッシュマウンテン」で考えてみたいと思います。
三時間待ちだとして、待ち時間にSNSでネガティブな投稿をする可能性はおおいにありますよね?
ただ、いざ乗り物に乗って動き始めてからセルフィーを撮る人は沢山いるだろうけど、乗りながら芸能人を叩いたり、愚痴を投稿する可能性ってほぼゼロにちかいんじゃないかと思います。

ずっとスプラッシュマウンテンに乗ってるような人生はいいよね。


「集中とストレスは共存できない」って書いてありました。



< 感想 >

だいたい、ビジネス書や自己啓発系の本を読むと
「やるぞーーーーー!!!」と一気にやる気が爆発して結果がよくても悪くても、このテンションの上下により多少なりとも疲れるけれど、この本は全く疲れなかった。
ひろゆきさんは遅刻をしまくるというか、むしろ遅刻しかしないらしいけれど「遅刻のなにが悪いの?」と居直っていて、ただただ「この人はすごい」と思った。
そのくらいのメンタルで生きててもいいのだなって楽になった。
めちゃくちゃいい本。
いい本すぎたから「1%の努力」も買っちゃって二日くらいで読んじゃったので、その話もまた後日書きますね!

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