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【詩のようなもの】 春への歩みだし

初冬 暖簾に腕押し
予定外の出来事など要らない
果報は寝て待てばいい
春を迎える準備だけしていた

でも貴方を知って
私の弱さを抱いて
マイナスから生まれた物語を
誰もが併せ持つ図々しさに託して
死後残る喉仏をイメージ

生きていく意味を
誰からも教えられなくたって
そこら辺に落ちてるもので
きっと自分を見つけられる

大局的な視点は
持ち合わせてないけど
遠い西暦に佇むように
現在の時代に居座り
遠く大きな星に願掛け

自分の足で少しずつ
泣きながら 足掻きながら
積雪に埋もれた春を探しにいく