事業の根幹__Growthのための価値基準を_見つめ直す

シンプル、だけど追求し続けられる価値基準がすごくわかりやすい〜『amazonの絶対思考』から〜

みなさん、こんにちは。

いよいよ秋も終盤。この間、実は社内で読書会をやったのですが本を読んだ後に誰かに話をするって結構いいですよね。感じ方は人それぞれだし、否定せず答えを見つけようとせず、お互いの意見を受け入れてそれぞれでまた持ち帰る、そんなサイクルを身近に作っていきたいと思っています。


さてさて、今回はその読書会でやった本当は別にいま読んでいる本の中身で気になったところ、取り入れたいなと思ったところのご紹介です。

ということでこちらをポチり。

今や、アマゾンって当たり前にいろんなプラットフォームになっていますが、昔は本とかCDとかネットで買えるもの!という印象でした。それが今や、GAFAと言われる巨大テック企業の一つであり、そこで働いた人たちもかなり強く、骨太な方々も多くいらっしゃいます。

特に、Bigbeat LIVEでご一緒した

パラレルマーケターの小島さん


現IKEUCHI ORGANIC 牟田口さん


が身近にいたのですが、会話をしていても言葉にはできない、芯の強さや考え方のシンプルさとその裏側にある力をそれとなく感じました。

そこを紐解いてみたいと思い、以前いらっしゃったアマゾンという会社、グローバルでかなり従業員もいる会社の文化とか思考、考え方、価値基準はどんなのだったのかをこの本から読み解くことにしました。

「カスタマーセントリック(顧客中心主義)」の本質

読み進めていて目に止まったのは、まず、「精神論ではない『顧客中心主義』」というところでした。

そもそものDNAは、

・地球上で最もお客様を大切にする企業であること
・オンライン上で求められるあらゆるものを探し、発見でき、購入できる場を作り、できる限りやすい価格で提供できるように努力する

これらのミッションを達成するために、リーダーシップ・プリンシプル(基本原則的なもの)が設定されており、14項目あるとのこと。

・Customer Obsession
・Ownership
・Invent and Simplify
・Are Right、A lot
・Learn and Be Curious
・Hire and Develop The Best
・Insist on the Highest Standards
・Think Big
・Bias for Action
・Frugality
・Earn Trust
・Dive Deep
・Have Backbone、Disagree and Commit
・Deliver Results

以上がその項目で詳細はぜひ本を読んで確かめて欲しいと思いますが、

どれもWorking backwards(起点解決法)は、

お客様の発想や要望からスタートし、常にお客様の立場で考えること

というところに集中して行い、価値提供をすることを念頭においているための基本原則になっていると感じました。

アマゾンの成し遂げたい事業の循環構造

ジェフ・ベソスがビジネスモデルを考えていたときに、スタート当初オンライン書店ビジネスを構想し、レストランでどんな事業を目指すのか語りながら、手近にあった紙ナプキンに書き留めたというビジネスモデルのアイディアが紹介されています。

それは、「ベソスの紙ナプキン」に記載された「Flying Wheel(フライングホイール」と呼ばれているようですが、非常にシンプルです。

画像1

これを見て「本当にシンプル、だけど追求し続けられる」というのが率直に感じたことでした。

DNAを達成するために事業の「成長」をコアとして、2つのサイクルが描かれています。

1つ目は、まず「品揃え」の幅を最大にすることで「顧客体験」を高め、満足度を上がる、すると「訪問顧客」が増えてアクセスが増加する、すると「販売者」がアマゾンで販売したくなりまた品揃えが増えていくという循環です。

2つ目は、事業が成長すると今度は「低コスト構造」が実現でき、その結果「低価格」で顧客に還元することでさらなる「顧客体験」の向上が実現できる、そんなサイクルです。これはグルグル回り続けるものであり、すごくシンプルでありながらこうなったらいいよね!がわかりやすく、社員にも顧客にも浸透しやすいと感じました。これは国境をこえて共通だということも理解ができます。今のアマゾンも根幹なんだなと思いました。

こうして見ていると、顧客満足度というのは、

・品揃え
・価格
・利便性

の追求ということが理解できました。これがAmazonが提供している価値であるということがわかるし、この3つの柱をどう強化して行くのか、どうイノベーションで効率よく支えて行くのか、が戦略だなぁと思います。

自社でもシンプルでわかりやすく、奥深いモデル構造にすることが大切

ここまで読み進めていて、自社としてそのようなものはあるのか、わかりやすくなっているのか、見えなくなっていないかを端と考えるわけです。

すると、経営者の頭の中にあるんだろう、そのことをどう因数分解してどう絵に落として上げてわかりやすくするか、そのための行動になっているのか、という基本の原則が共通理解で持てているのかを考えています。

この辺りは現経営者が考えていることを根幹に、枝葉として次代のリーダーがイノベーション(革新)とインベンション(創造)を繰り返せるような仕組みづくりと可視化が必要だと感じました。

まずは、自社で取り入れて見るように動いてみたいと思います。

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