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田口ランディ『ハーモニーの幸せ』を読んで 『ガン検診の憂鬱』

私は男なので、もちろん乳がん検診も子宮がん検診もしたことがない。それでも検診の内容を読めば、どれだけ恥ずかしく、屈辱的な行為かは伝わってくる。

自分の愛する妻や恋人がそんな苦労をしていることを知っている男性も少ないのではないだろうか。医師でもない独身男性の私には何をしていいのか、なかなかわからない問題だ。

日本はまだまだ男性社会で、女性の扱い方をわかっていない。(もちろん私も含めて)
そのうえ、日本人は形式にこだわりすぎて、相手の感情を理解しようとしないところがあると思う。

それを変えるには女性だけでなく、男性も共に声を挙げて、せいぜい欧米並の検診の実現を図るしかない。

ただ、日本人は声を挙げるのも苦手な国民ときている。他人事で申し訳ないが、時間をかけて、少しずつでも変えていくしかないのではないか。
それとも田口ランディの行動力に任せるか。

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