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2.私と夫の日常④ 「旅」は人間関係に変化をもたらす「イベント」であり「フラグ」である。旅をして気付いたこと。

こんにちは。
ジブリ大好き「みずき杏仁豆腐」です。

いつもは私の不妊治療の体験談をアップしていますが、今回は「旅と人間関係」についてお話しします。

旅のカタチ

「旅」のカタチは様々。
一人旅、バックパッカー、新婚旅行、夫婦旅、女子旅、グループ旅、などなど。私はこの中だと「一人旅」だけしたことがありません。

個人的に映画と食事は一人よりも二人以上で行く方が好きです。理由としては「あのシーン良かったね」や「美味しいね」と共有した方がより楽しく感じるから。

旅も同じで、景色や美しいもの、美味しいものを食べて共有する時間がとても好きなので、二人以上で行くことが多いです。
もちろん一人での食事に抵抗はありませんが「お腹が空いた」や「どうしてもその料理が食べたいので行く」という意味合いの方が強いです。(回転寿司やラーメン屋などにも基本一人で入れます。)人気のお店で「ちょっとお高めの夕食を食べる」や「お酒を飲む」となると二人以上で行きます。

もしかすると今後一人旅にも目覚めるかもしれませんが、それはそれで楽しみです。

どちらかと言うと、大勢で旅に行くよりも一人旅の方が新たな出会いが多いのではないかと思います。「一人の方が話しかけられやすいから」というのもあると思いますが。では、例えば二人以上で旅に行き、一緒に過ごすとどうなるのか?

・無人島に閉じ込められてヤバイ殺人鬼やモンスターに次々と殺されたり… 
・古くからの風習の残る村などに宿泊してしまい恐怖体験をしたり… 
・宿泊施設でいつのまにか名探偵の孫とか、身体は子ども頭脳は大人な少年と関西弁の少年と共に殺人事件に巻き込まれたり…

は、さすがにないと思いますが、何が起こるかというとそれまでの人間関係に変化が現れます。

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良い変化もあれば、
・表面上の付き合いしかなかったけど、一緒に過ごして仲良くなった!
・あの人、実はあんな性格なんだ!第一印象と違って面白い!
・話す機会が多くなって本音を言ったら実は同じことを思っていた!

悪い変化もある。
・あんな人だとは思わなかった。
・やっぱり価値観合わないな。
・腹の中では実はそんなこと思ってたんだ。ショック。

旅ではいつもの数時間の時間共有ではなく(旅の日程にもよりますが)ゲーム風にいうと何かしらのトラブルという名の「イベント」や「フラグ」というものが発生します。

旅には「予期せぬコト」が付きものです。


猫の行進

とっさの行動、とっさの発言、役割分担。
意外と、ちゃんと周りは見ています。

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大阪の保護猫カフェ クスメットさんにて

例えば数時間用に自分を形作っていた猫 (=^・ω・^=) を被っていたとして、時間の経過とともにどうしても一匹、二匹剥がれ落ちて去っていきます。全部の猫が剥がれ落ちた先に残るのは、頑張って隠していた自分の「素」の部分。もちろん猫を被っていなかったとしても、今まではその人を判断してきた一部分を見て勝手にこんな人だと思っていたことが、側面を色々と見ることで、その人が「実際にどんな人なのか」というものが分かってくる、ということです。

元々のその人に持っていた印象が100%とすると、加点・減点と、その見えてきた様々な側面を見て、周りは無意識に、そして身勝手に判定していきます。まあ勝手にイメージを持たれて、勝手に減点にされる、という状況はなかなかに感じ悪いですけどね。付き合いたての彼氏彼女や、結婚したばかりの夫婦の新婚旅行などでは特に顕著だと思います。

これは「旅」に関わらず、恋人だったら同棲を始めた時。夫婦だったら結婚をする前、した後に一緒に暮らし始めた時。という感じで生活を共にする際にも同じような「人間関係の変化」が起こります。生活を共にする=今まで見れなかった様々な側面を見る、ということだからです。

私と夫は二人で旅をするごとに「信頼関係」が増したように思います。


私と夫の新婚旅行

新婚旅行は一緒に暮らし始めて2ヶ月ほどで行きました。家族以外で他人と暮らすのはお互い初めて。そんな2人が、慣れない暮らしの中での、結婚式の準備、新婚旅行の準備。

色々とありました。色々と(遠い目)

新婚旅行はポルトガル・スペイン10日間の旅。そう、意外と長い10日間。そんなにもずっと四六時中一緒にいることは初めてでした。「慣れない」この一言につきます。

私自身、海外旅行が今回2回目であるということもあり、ガチガチに緊張し、始終まるで警戒する野生動物のような感じでした。(私は英語も苦手なので余計にです)夫は一人でも海外に行ったことがあり、基本マイペース。警戒する野生動物とマイペースが一緒にいると、どうでしょう。第三者から見たらかなり楽しい組み合わせですね。

美しいものを見て、美味しいものも食べ、思いっきり楽しんだものの、イライラも蓄積され、喧嘩はしないものの疲れがひどく、「ちょっと、当分ヨーロッパは行かなくていいかな」となりました。帰国後、熱を出して寝込む私。

しかし転機は訪れました。

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友人たちとの旅で気づいたこと

2年前、夫にはお留守番してもらい、友人達とマレーシアに2回ほど行きました。友人同士男女混合5人旅。何かトラブルがあった場合、何とかしてみんなで解決、トラブル→解決の連続。その時はどうなるかハラハラですが、5人もいるしネットもあるので、だいたいなんとかなります。

【自分ができること・得意なことをする。】
力を合わせた結果、とても濃く思い出に残る楽しい旅となりました。そして、このことから私の海外旅の経験値が大幅に上昇しました。


新婚旅行を 振り返る

あの新婚旅行を今振り返って見ると、私の海外旅の経験値が上がったことで当時は分からなかったことが、だんだんと分かるようになりました。
「私は夫に甘えていたんだな」これが全ての原因でした。

私自身基本受け身で、海外旅慣れているという夫に頼りっぱなし。
・その国に行くことは夫も初めてなのにも関わらず、思うようにいかないときは夫が解決するまで「待ち」の状態。
・そして時間が過ぎ、予定通りにいかなくてイライラする私。

 改めて考えても、悪循環すぎる。「これは私が悪い」と潔く認めました。


変化

それから、私の中で「旅」というものは「連れて行ってもらうもの」ではなく「一緒に良いも悪いも全て含めて共有・体験するもの」に変わりました。

何かトラブルがあっても「きっとこれも笑える思い出の一つになるんだろうな」と思え、楽しむ方向にシフトできるようになりました。

 

実際に、
・ドイツで夫がスマホを落としたことも
・旅の最終日にトラムにて交通違反をしてしまい罰金を取られたことも
・空港で受付が分からず探し回ったことも
その時は大分と焦りましたが、今では良い思い出です。
※これについては、また別の記事にまとめますのでお楽しみに!

「旅」も「家」も共に過ごす時間が長ければ長いほど、時には気分によっても、猫(=^ェ^=)が剥がれやすくなります。
それは「当たり前」のことであり、ずっと外用の厚化粧ではしんどいですもんね。

その猫がポロっ剥がれる変化を「恐れる」のか「楽しむ」のか。「ついに本性を出しやがったな」と思うのか「信頼して本音を言ってくれた」と思うのか。

全ては自分自身の捉え方次第だと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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