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1.不妊治療⑥ 不妊生活3年目 人工授精実施。え、確率って…

こんにちは。
ジブリ大好き「みずき杏仁豆腐」です。

前回は、不妊治療クリニックにてタイミング療法を始め、注射が痛くて痛くて喚いておりました。そして不妊生活2年目が終わり、3年目に突入。医師からついに「人工授精」のお話がきた、という話で終わっていました。
さて、いよいよ「人工授精」です。

人工授精ってなに?

人工授精(AIH)とは、

精子を子宮内へ直接注入し、卵子と精子が出会う確率を高めます。
排卵前日~当日に行います。方法としては
精子を容器に採取します。
精子の雑菌などを取り除くために洗浄しさらに濃縮してから子宮内に注入します。医師が行うのは子宮内に精子を注入するところまでです。実際に注入された精子が卵子と出会い、受精し、着床し、妊娠に至るまでの過程は自然妊娠と全く同じです。 人工授精で妊娠される方の約90%は4~6回目までに成功するため、その回数を目安に体外受精へステップアップすることが有効です。排卵前日~当日に行います。(引用:はらメディカルクリニック 「人工授精とは」抜粋)

人工授精の流れ

私の行ったクリニックでは、流れはこんな感じでした。

タイミング療法と同様、排卵の時期を調べてもらう。

排卵日前日または、当日に人工授精を行う。

人工授精当日は、夫が自宅で採精。クリニックに持参、提出。

クリニック側が、精子の調整(精液を培養液と混ぜて遠心分離器にかけ、運動性の良好な精子を選び濃縮)。

クリニック側が、調整した精子(約0.3ml)を細くてやわらかいチューブを使って子宮内に注入。

痛みを伴わず1~2分で終了。

人工授精後は感染を防止する目的で2日間抗生物質を内服。


精子調整が終わった後の診察にて

「4.精子の調整」が終わった後、診察がありました。

医師から"持参した精子""精子の調整が終わったもの"の数値を比べた表を渡され、言われた言葉は「どうしますか?」でした。

医師からのお話は要約すると、こんな感じでした。
・精子の調整をしてもあまり数値がよくなかったこと。
・このまま人工授精をしても、確率は0.1%しかないこと。
・今後、人工授精は難しいかもしれないこと。

正直ショックでした。
0.1%って…
ほぼ成功する確率がないという意味です。

ショックを受けて呆然としている私に先生は再度問います。
「今回このまま人工授精を続けますか?」

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迷いました。
顔は冷静な風を装いながら、必死に頭を働かせ出した結論は、「お願いします」でした。

0%じゃない、0.1%なら万が一奇跡が起きれば成功するかもしれない。
私にとって初めての人工授精。衝撃を受けた私はその時冷静な判断はできませんでした。すがれるものなら0.1%の確率でもすがりたい、という気持ちで医師にお願いすると、医師に次の作業に移る旨を伝えられ、その後、流れ通りに進め、こうして私の初めての人工授精処置は終わりました。

 

結果はどうか

薬を処方され、生理がこないことを祈る日々。
そして運命の日…を迎える前に、生理はやってきました。

 妊娠ならず。。。
心のどこかではわかってはいました。たった0.1%の確率です。信じたかったのですが、信じきれず。

こうして私の不妊生活3年目の「人工授精」は終わりました。
もう人工授精の次は「体外受精」となります。今回の人工授精の費用が約25,000円(人工授精するための検査・注射・薬の金額は含めず)ほどでしたが、体外受精となると、かかる日数も、費用面も大幅に跳ね上がります。


新しい不妊治療クリニックとの出会い

私は少し疲れていました。
これからどうしようか、と考えていたところ、夫が声をかけてくれました。
 「少し遠いけど、とても評判の良い不妊治療クリニックがあるらしいよ。そっちも行ってみる?」

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まさに目から鱗。
確かに、不妊治療クリニックを一つに絞らなければいけない決まりはありません。次に行くクリニックに、過去の検査結果を渡せば、重複する検査などはしなくても問題ありません。(あまりに昔の検査の場合は必要ですが)夫の同僚の方が教えてくれたとのことでした。(同僚さん感謝) 

別に「今回の不妊治療クリニックが良くなかった」ということのではありません。少し気持ちが疲れたから、気分展開も兼ねて、新しいクリニックに行ってみよう。それだけです。
こうして、今後の運命を左右する「新しい不妊治療クリニック」に私は出会いました。


次回は、新たな不妊治療クリニックに転院します。初回のクリニックとの違いとは?
次回もお楽しみに!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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