見出し画像

次年度へ向けて子どもたちに話すこと

こんにちは,HARuです。今日は「次のステップに進む子どもたちに話すこと」というお話し。

今日は多くの学校で修了式ではないでしょうか?(違ってたらごめんなさい😅)
修了式とは,その学年の過程を全て終えたことを証明する際に行われる式典のことです。
子どもの頃はよく,終業式と修了式がごっちゃになって,終了式だと信じていました💦
さて,今日は修了式当日に私が子どもたちに話す内容をざっくりご紹介。
今年度,まだ修了式を終えていない先生や次年度以降に少しでも使える内容があれば幸いです。

では,いってみましょう!

まずは感謝

担任として一番初めに伝えることは
「感謝」
です。
このクラスの担任ができたこと
あなたたちと出会えたこと
そして共に過ごせた日々
全てに「ありがとう」と伝えます。
今のクラスの子どもたちとは
何か少しでも運命の歯車が違えば会うことはなかったはずです。
そんな子どもたちと1年間過ごせた幸せな思い。
さらに,私が1年間言い続けている「それぞれの個性を生かすこと」
それをそれぞれの子どもたちが意識しながら生活してくれたこと。
そんな全てのことに対する感謝の思いを伝えます。

1年間担任をさせてくれてありがとう

と。

成長を語る

続いては,成長を語ります。
これは他者や他のクラスとの比較ではありません。今,目の前にいる子どもたちがどれだけ成長したかを語るのです。
成長の比較対象は過去の子どもたちです。1年間過ごしていく中で,私が感じた成長を話します。
ここでは学級全体の成長を伝えますが,
一人一人の成長は,通知表を返す際に話します。
その時も,過去の自分と比較してどれだけ成長したかを伝えます。
人は自分自身では,どれだけ成長したかはよく分からないものです。特に,過去の自分との比較では。
だからこそ,担任として一番身近にいた大人として,子どもたちの成長を語るのです。
どんなに成長していないように見える子どもも,間違いなく4月当初よりは成長しています。


例えば
すごくやんちゃで,いつも大きな声で騒いでいる子ども。
人に迷惑をかけてばかりいてはダメ!と叱るのではなく,その子が活躍できた一瞬を認め,褒めるのです。
体育祭では,あなたが学級の先頭に立って,みんなを鼓舞してくれたおかげで優勝することができた。本当に感謝している。
というような話をします。
以前の記事でも述べましたが,ここでお世辞は禁物!
必ず,自分が少しでも思っているところや感じているところを伝えてください。
その際,内容が多少大げさになってしまっても構いません。嘘やおべっかの褒めだけは絶対に避けましょう。

学級の成長を語ることは,実は少しだけ難しいです。
正直,全体の印象を語るしかありません。80%程度の子が当てはまることを話すようにしています。
例えば
4月当初は,お互いがお互いの好きなように活動していたね。正直,相手への気遣いというよりもまずは自分が!という気持ちが大きかったように感じるよ。それでも,君たちは少しずつ成長した。特に互いの個性を認めて,出来ることに注目できるようになったね。運動が苦手な人,勉強が苦手な人,歌うのが苦手な人,それぞれいるけれど,それを得意な人がカバーしようという意識や思いが生まれていた。
それは,先生個人としてとても嬉しいよ。
といった内容です。
繰り返しますが,褒める際のポイントは

過去の自分(たち)と比較して褒める

これにつきます。
ぜひ,子どもたちの成長を看取り,たくさん褒めてあげてください。

次年度へ向けて

最後は次年度へ向けてという話しです。卒業となると,また少し話の内容が変わりますので,今回は進級するにあたってという前提のお話です。

まず,私が最も大切だと思い,伝えたいのは

気持ちの切り替え

です。人は過去の思い出は美化をするものです。だから,次年度になった時,去年(今年度)を思い出すことでしょう。
思い出すこと自体は構いませんが,どれだけ懐かしく思っても,その時には戻れません。
もう次年度は次を見据えて動き出すしかないのです。
だからこそ,大切なのは「気持ちの切り替え」だと伝えます。
いつまでも後ろを向いていては,前に進めません。前に進むためにはどこかで気持ちを割り切って前を向いて歩むしかないのです。
そして,一番言ってはいけない言葉は

去年の方が良かった

だということも伝えます。繰り返しますが,思い出は美化されるものです。
当時は嫌だなと思っていたことも時間が経てば,実はあれもよかったなと思えるのが人間なのです。
だからこそ,去年の方が…というセリフは新しいスタートを切ってからは言うべきではないと私は考えています。
さらに言えば,次年度の担任は担任としてやる気に満ちあふれています。
この「去年の方が良かった」というセリフはその担任や同じクラスになった仲間たちのやる気をも削ぐ言葉なのです。
今年度のクラスも4月の時点では「去年の方が」と思っていた人たちが多くいたことでしょう。
けれど,「1年が終わってみれば,このクラスも悪くないな」と思えたのではありませんか?
いい意味で,人は意外といい加減なのです。だから,次年度は次年度で自分が所属したクラスが「いいクラスだった」と思えるように自分が積極的に動いてください。
いいクラスを作る条件は一人一人が「いいクラスにしよう」という目的や意識を共有することが大切です。
ぜひ,新しい担任の先生とステキなクラスを作り上げてください。

ただ,人には相性があります。どうしても困った時や悩んでいる時,担任の先生に相談しづらければ,私も話しを聞くことはできます。あまり無理をせず,新しいクラスを楽しんでください。
というような内容の話しをします。

というわけで今日は修了式で私が話すことについて書かせていただきました。
私の所属している学校も今日が修了式。これを基に今日は話しをしてこようと思います笑

まとめ
・感謝を伝える
・成長を伝える
・新年度は気持ちを切り替えてガンバレ!


ここまでお読みいただきありがとうございました。

スキ❤️やフォロー,コメントをしていただけると私自身の励みになります。

いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。

それではまた😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?