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子どもの学習意欲を引き出す方法

こんにちは,HARuです。今日は子どもたちの学習意欲について。

長時間やれば学力は伸びるの幻想

大人が考える,子どもたちの勉強したかの基準は「何時間勉強したの?」ではないでしょうか?しかし,この質問,本当に意味がありますか?少し考えてみたいと思います。自分自身が子どもの頃の話で恐縮ですが,私は机の前には3〜4時間くらい座っていました。なんだ,自慢かよと思われた方,少しお待ちください。机の前には座っていましたが,子どもの私がしていたことは,「漫画を読むこと」でした。今となっては滑稽だなと思うのですが,机の下に漫画を隠し,親が来たと思ったらサッと隠す。そして,親がいないタイミングで次の漫画を取りに行くという,なんとも自堕落な子どもでした。ですので,机の前に座っている割には成績も伸びず,微妙な子ども時代を過ごした記憶があります。多くの子どもたちが私のようだとは思いませんが,少なくとも机の前に座っていた時間,つまり子どもたちが学習時間と申告する時間を計測することにはなんの意味もありません。

解けない問題に真摯に向き合う無意味さ

子どもたちの勉強は基本的に答えがあります。(大人になってからの問題はここでは別物として扱います。)例えば,難しい算数の問題。子どもたちは分からないので一生懸命考えます。一生懸命考えた結果,時間はどんどん過ぎていきます。1問解くのに30分以上かかったとしましょう。この行為,意味があると思いますか?私は正直無意味だと考えます。特に答えのある問題にそんなに時間をかける必要はありません。

解けない時は解答を見よう

では,どうすればいいか,具体的なオススメの方法は

1つの問題を5分考えて分からなければ答えをみる。

というものです。正直なところ,5分考えても分からなければ,解き方が分からない問題です。そんなものに時間をかけても仕方がありません。それならば,解答を見て,解き方を確認してしまいましょう。ただし,ここで注意点があります。それは,答えを写すことが目的ではないということです。解答を見る目的は,解き方を確認することです。ですので,解答を見て,解き方が確認できたら,解答を伏せ,自力で問題を解いてみましょう。そして,改めて解答で確認すればよいのです。実は,このとき大切になってくるのが,解答を伏せておくということです。解答を見ながら問題を解いたのでは,頭は働きません。(よく手の運動と揶揄されることです)伏せて思い出しながら考えることで,脳の能力はより発揮されます。ですから,解答は伏せて,解法を思い出しながら解くということをやるべきなのです。

やる気が出ないなら5分だけ始めてみる

矛盾しているように感じるかもしれませんが,実は「5分だけ勉強したらやめても良い」と考えて勉強を始めると意外と勉強を続けることができます。先ほど,学習時間を確認することの意味は無いと述べましたが,これは勉強開始時のハードルを下げるための時間設定なので,先ほどの話とは少し本質が違います。実は,この5分だけ始めてみると人の脳が反応して,「作業興奮」という状態になります。実際心理学者のクレペリンが発見したと言われる人間の作用なのです。ですので,どんなことでも,まずは「5分だけ」と時間を区切って始めてみると意外と続けられるものなのです。以下に参考記事を掲載しておきます。

学習する環境を整える

子どもたちが学習する時,どこで学習していますか?もちろん年齢にもよりますが,実はリビングで学習することが一番効率が良いのです。

その理由は2つあります。

1 人に見られている環境なのでサボりにくい

2 自分の部屋より誘惑が少ない

1 人に見られている環境なのでサボりにく

人は誰しも弱い心を持っています。

ちょっとだけマンガを読もうかな。

ベッドに横になろうかな。

5分だけYouTubeを見ようかな。

と少しでも始めてしまったが最後,先ほど述べた,作業興奮状態に入り,勉強ではないことに集中してしまいます。もちろん,息抜きも大切ですが,誰にも見られていない環境では人はやはりサボりたくなってしまうのが心情。私自身も人が見ていないとついサボってしまうことが多くあります💦ですので,子どもたちが勉強する場として最適なのがリビングです。そこでは親の存在を感じられ,人の目があることを意識します。集中して学習するためにリビングでの学習をおススメします。注意点として,子どもが学習しているときはテレビなどをつけてはいけないということだけ追記しておきます。

2  自分の部屋より誘惑が少ない

前述した内容と重なるところが多くありますが,自分の部屋は誘惑の宝庫です。漫画,ベッド,YouTube,音楽とにかく集中を欠くものが多く存在します。そんな中で子どもたちに集中して勉強しなさいというのは,あまりにも酷な話。集中して学ぶためには,それなりの環境が必要なのです。だからこそ,誘惑が少なく,親の目が届くリビングでの学習がオススメなのです。

親も一緒に学ぶ

最後に大切なポイントです。特に小学校4〜5年生までのお子さんをお持ちの方はぜひやってみていただきたいのですが,子どもたちが学んでいるときに親も一緒に学ぶということです。子どもたちと同じドリルや教科書を読んでくださいという訳ではありません。ご自身のスキルアップのための勉強やご自分の好きな本を読むといったことで構わないのです。それだけで,子どもたちの学習に対する意欲が格段に上がります。冷静に考えていただきたいのですが,親はテレビを見て,子どもに勉強しなさいという。この状況で,あなたがお子さんの立場だったら勉強しようと思いますか?私が子どもなら,お父さん,お母さんだってテレビ見てるじゃん!!と思います😅生意気な子どもですみません💧しかし,実際,「勉強しなさい」ということは逆効果だという統計も出ています。皆さんも,親に「勉強しなさい」と言われると子どもとしては「今やろうと思ってたのに!」と反発心を覚え,よりやる気がなくなったことはありませんか?実は,これも心理学が関係しているのですが,簡単に言うと,人は「しなさい!」と命令や指示をされることに対して反対の行動をとる傾向にあるのだそうです。ですので,お子さんがリビングで勉強し始めたらできるだけ,隣で「私も勉強しようかな」と読書でもしていただけると,子どもたちはより一層学習に集中することができ,学習意欲を引き出すことができます。

ちなみに,以下に「SUTUDY HACKER」さんの「勉強しろ」は逆効果! 統計でわかった、親が本当にやるべき3つのことという記事を添付しておきますので,ご興味のある方はご覧ください。


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