あなたの言葉で、照らしてほしい。

「自分の気持ちを言葉にする」って、自分でも気が付いていなかった自分を、発見していく事でもあるんだって、noteを書くようになってつくづくと実感させられています。
ここ最近、ほんとうにしみじみ思う。言葉ってすごい。

書き出すときにうっすらと考えていたテーマから、思いもよらない気持ちが生まれてくる。出口のないもやもやした気持ちを書こうと思っていたはずなのに、文字を重ねるうちに、自分なりの答えが出ていたりする。

”私たちは言語で世界を認識している”とどこかで聞いた記憶があるけれど、
裏を返せば、言葉にしない限り、私たちは自分自身の事ですら、認識できていなかったり、見失っていたりするという事なんでしょうね。

この記事もそうでした。
当初は「メリットもベネフィットも断言できない私には、セールス記事なんて書けない」という泣き言を書くはずだったんです。

なのに書いているうちに、どんどん自分の視点が変わっていって、「教わるという事は選択肢を増やす事だ」という考え方に辿り着いたのには、自分でも驚きでした。

こういうのが、想いを文字にすることの醍醐味だって本当に思うんです。


書きながら、自分の内側とじっくり対話する。
言葉にならないモヤモヤした感情の塊を、どうにか文字にしようと分解していくうちに、普段はやり過ごしてしまう、思考とも呼べない欠片がふっと芽吹く。ああそうか、私はこんな風に考えていたのか。軽い驚きと共に自分と出会いなおす。

この喜びがあるから、書くことも読むこともやめられない。ブログを開設してはつぶしてきたけれど、やっぱり私は言葉から離れられない。

*　*　*

言葉は、灯火のようなもの。
自分も知らない自分を見い出し、進む先を照らしてくれる。
あるいは、誰かが放った言葉に、思いもよらぬ道を教えられたりする。

時には「それは無いでしょ」みたいな言葉に出会う事もあるけれど、それすらも、新しい世界と出会う驚きに満ちている。

もっともっと、たくさんの言葉を読みたい。
たくさんの世界と出会いたい。


あなたの言葉が、誰かの世界を広げる。照らす。
だから、どうぞ怖がらずに、あなたの内側に生まれてきたその言葉を、そっと世界に放って欲しい。

とりとめもないですが。
私自身へも向けた、そんな呟きです。