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初デー…と?【アメリカ編3】

初海外ひとり旅、アメリカでの日常にも
宿の雰囲気にも馴染めてきて
全然話せない英語に関わらず、
色んな奴らと一緒にお酒を飲み、
ビリヤードしたり、腕相撲したり、

寝る直前まで英語のやり取りで
(当たり前ですが)
脳ミソをフル回転させ
それが日本では感じられなかった
充実感、気持ちの良い疲労感でした。

毎日一つずつ何かを吸収してるのが
手に取るように感じ、
気付けば毎晩4時頃まで楽しんで
気絶するようにベッドに入ったのを
今もよく覚えています。


今にして思うと、旅をするきっかけ、
もっと言えば毎日これぐらい
充実感を感じて眠りにつきたい!
と思うようになった
最初のきっかけな気がします。


日本で過ごしてる時は
寝る直前はYouTubeを見て
そろそろ寝るか〜、なんて思いながら
ダラダラと過ごす日々だったので
これが「充実感」てヤツなんやなっと


そんな毎夜脳みそフル回転させ
下手くそな英語でコミュニケーションを
取ってると自然といつも話すメンバーも
顔なじみになってきた。


とりわけ気にかけ面倒見てくれたのが、
トルコ人の男ムスタファ
多分30歳ぐらいだったはず。
とにかく何か話す度に
「f×××」が口癖。

そして同い年で宿内屈指のモテ女
フランス人のライラ。妙に懐っこく上、
いつも元気で、美人なのに
高飛車な感じもなく何かにつけて
可愛いかった。


まあありゃ確かにモテるわ…。



ある晩、いつものようにその場に
居合わせた奴らでお酒を飲んでいると、
ライラと珍しく2人っきりで話すことに

普段は大抵どこぞの男が
ちょっかいをかけているのだが、
この日はそもそも人が少なかった。

すっかり恋をしてしまっている自分は
何か理由をつけては話しかけ、
得意でもないビリヤードをしたり、
ムスタファーに相談してみたが、
彼から返ってくる答えは
「f××× cool men,mizuki!!!」


…あかん。
相談する相手を間違えた。


そんな中話しは日本とフランスの文化の
違いを話してた。

フランスでは挨拶の時に
初対面であろうとハグ&キスは当たり前。

日本では握手をすることはあっても
キスなんてもってのほか。
なんて話してると、彼女は驚き
極めて当たり前かのように
頬にキスをされました。
(多分こんな感じだよって意味かな)


ただ童t…(ではないですが)
みずき少年からしたら一撃でした。



ずっきゅーーーーーん。的な…



その後も2人で写真を撮りあったり
まるでカップルのごとく
近寄る男を寄せつけまいと
全力の覇気で一網打尽。

(正しくはムスタファに協力を仰いで
他国の野郎どもを近づけさせない
トルコ日本の共同作戦を遂行。)


こういう時の男の結束力って
よく訳のわからない力が
作用してる気がする。


そして意を決してデートに
誘ってみることに。


〜続く〜



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