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お二人Summer【4フィリピン編】

※写真はフィリピンのビーチにて。

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海外を1人旅してるのの何が楽しい?
って時々聞かれますが
色んな理由があるけど一つに


予想外のことが起きること


じゃないかと思います。


例えば仕事や学校終わりの金曜日。

次の日が休みにも関わらず
これといって何の予定もない場合は
普段通り真っ直ぐ帰って
飯食って、風呂入って
テレビ見て、携帯イジって、寝る。


もしかしたら時々、友達から連絡来て急遽
飲みに出かけることがあったりするけど
ある程度は予想の範囲内で
1日を終えてしまう。



がしかし…

旅してたらそういうわけにいかないのです




その日もある晩、1人適当にふらふらと
飲み歩き今日は特に面白いことなく
終わっちゃうなぁ…

なんてことを思いながら
トボトボ歩いてると、



「HEY!Whats up bro!」
(よう!調子どう 兄弟!)


海外あるあるで知らない奴だけど
兄弟と呼んでくる英語の習慣。及び挨拶。

 

意気揚々と男5人組が声をかけてきた。


せっかくなら一緒に飲もうぜ!との
ことでどうせこのまま宿に戻っても
予想がつく1日を終えるだけなので
彼らと酒を飲むことに。


オーストラリア人4人とフィリピン人1人で
4人組は中国で英語の先生をしており
今は休暇で遊びに来ていると。

フィリピンの男はたまたまこの4人組と
仲良くなって、今日、明日とマニラを
案内してやってるんだ、とのこと。


ということはガイド兼友人で
マニラのローカルな場所を色々案内しつつ
明日はなんとフィリピンの女の子
5人くらい連れて1泊2日で
一緒に島に行くんだと。




…何とも羨ましいシチュエーション。




外国美女達とキレイな海を前に
ビーチでダラダラしながら酒を飲んだり
浮き輪浮かべてキャッキャわいわい…




これぞ!!!
ケツメイシのPVを実現出来るチャンス!



同世代の男性諸君ならピンと来るはず。



〜ケツメイシ「お二人Summer」〜


男なら一度は憧れる。いや、夢が
詰まったそんな素敵なミュージックビデオ

(分からない方すみません。是非観て)





そんなケツメイシ気分になれる
絶好のチャンス
乗らない手はないでしょう。




ただ問題はお金はいくらかかるのか


願うように金額を聞くと





なんと1万円!!!!




ノったぜ!その話!!!!!!!


ただ今手元にないから
明日合流した時でもいいかと聞いたが
先にレンタカーや酒を購入するために
今日中にお願いしたい、とのこと。



ふーーーん。
まあそりぁそーか。。。




それから彼のオススメの飲み屋や
カラオケなどハシゴしまくり
男6人前夜祭ということで盛り上がった


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※気付けばそこら中の知らん奴ら乾杯してる一枚。



酔っ払ってしまったら
英語が話せねーとか関係なく
なんとなーくで仲良くなってしまう
自分の能力にも驚きつつ
一晩で彼らと随分打ち解けた。


着いて初っ端に警官に手錠されたことや
(※前話【手錠事件】にて) https://note.com/mizuki0120/n/n22017762ead5


女の子に着いて行ったら
鉄格子にぶち込まれたこと
(※前話【監禁事件】にて) https://note.com/mizuki0120/n/na67cb393c5e5

など話してしっかり笑いを取りつつも
各々が明日を楽しみに酒が進む進む。



男A「明日は一体どんな女の子が来るんだ
コノヤロー!」

男B「レディボーイじゃねーだろうなー」

男C「俺はレディボーイでも全然いいぜ〜」

男D「まじかよ〜」

男一同「はっはっはっ」

ガイド「…。」



深夜3時頃、そろそろ明日の為に
今日はお開きにして明日9時
宿まで迎えに来てくれるみたい。



俺だけが前払いできていなかったのと
明日のピックアップの為に
自分が泊まってる宿の確認を含め
ガイドの男がわざわざ付いてきてくれた。 

 

その道中もマニラでの注意点や
ストリートチルドレンのこと
彼の家族や仕事のことなど
色々教えてくれて、日本へ来る際は
俺が案内してやるよ!と約束し



男「今日は会えて嬉しいよ!
じゃあ明日9時にな!おやすみ」



と別れ、ウキウキしながら宿へ戻った。


その当時の日記には…


あの時、無駄にダラダラ歩いてたおかげで
たまたま声かけられ、
こんな楽しい夜を過ごせたんやな〜

海外ってやっぱオモロいなー

明日が死ぬほど楽しみやーーーー!!


と記していた。



そう、御察しの通り…


翌朝いつまで待っても彼が現れることなく

俺を含めオーストラリアの彼らも




まんまと騙された、



という分かりやすいオチです。

ですが、
当初、美女達を連れて遊びに行く予定だった島へ野郎だけでも行くことにした。


 

その島で……なんと「お二人Summer」を叶えられることになるとは。



〜続く〜

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