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Viva fuzzy! -「適当」で「好い加減」な私-

毎日ブログ 175日目(2020/8/21)

古き良き言葉の意味

「テキトー」と「いいかげん」
凄く中途半端で、ネガティブな印象を受ける言葉です。

何となくの語感だけでは「無責任」と言った意味合いと似ているように感じてしまう様に、現代の日本語では内容が変わってきてしまっているようにも感じます。

しかし辞書などで調べてみると、本来の意味が分かります。

適当…
1.  ある性質・状態・要求などに、ちょうどよく合うこと。ふさわしいこと。
2.  度合がちょうどよいこと。

言葉を分解すれば「適して当たる」のであって、「丁度良い」事を指す言葉ですよね。

好い加減…
①よい程度。適度。よいかげん
②ほどほどにしたいさま。その程度ぐらい。

こちらも「良い加減」なんです。加減(足すことも引くことも)が丁度良い、事を言います。

どちらも現代の言葉としてはネガティブな印象を持つようになっていますが、本来の意味は英語で言えば「fuzzy(あいまい。柔軟性がある事)」が合うのではないでしょうか?

とは言え「好い加減」の方は辞書に別の意味も載っています。

いい加減…
①無責任なさま。でたらめ。
②徹底しないさま。中途半端。

こちらは慣用句から派生したようですが、既に辞書に載るほどに浸透したと言うことでしょうか。

適当バンザイ

私はこの「適当」や「好い加減」と言う言葉が非常に好きなんです。
最近は先述の通りにネガティブな印象が定着してきていて、公言しにくくなってしまっているのが、非常に残念です。

この「白でも黒でもなくグレー」とか「0と100の間」という感覚が好きなのです。

とかく現代社会は結果を求められます。目標を達成することは大切な事ですが、目標を達成しなければ評価が0になるような社会にストレスを感じているのだと思います。

結果が全て。
勝つか負けるか。
All or nothing。

他人事や物語の中だったらそれも良いのかも知れません。
私はPerfect Humanではありませんので、大体いつも「適当」で「好い加減」で「ファジー」な結果に終わります。

それを徹底していないとか、中途半場とか、無責任とか、でたらめとか言われていたんじゃ溜まりません。

はっきり言いますが、この世にはPerfect Humanは「RADIO FISH(オリラジ)の中田あっちゃん」しかいませんよ^^;

例えばまだ資格試験はマシなのかも知れません。
合格か不合格か、という分け方をしていても、そこで明暗が分かれてしまいますが、満点でなくても合格は出来るんです。間違えてもいいんです。少し気が楽になります。

目標はしょせん目標

「目標を達成すること」に関するフローなどは、これまでも多くの記事を書いてきました。もちろん目標を達成することで生じる成功体験は貴重で大切です。

ですが本当に大切なのは、やはり目的を達成しようとする「意志」であって「結果」ではないと思っています。
「達成しようという意思」を持って行動した「結果として達成」があるのであって、その逆ではないのです。

「たまたま成功した」のでは二度目がありません。再現性があって初めて成功体験であり、目標達成だと思うのです。

ミロのヴィーナス

人間はみんな不完全な存在なんです。
Aという作業は完璧にできたとしても、A以外の作業は合格点にも届かないなんて当たり前にある話です。
「社会人として成功した人が家庭人としては落第者」みたいなこともよく言われますよね。これはこれで本人が心理的に成功だと思えば、問題がないのですが^^;

ミロのヴィーナスは不完全だからこそ美しいと言われているんですよ^^

ストレスフリーな生活

結論を言えば、適当である事、好い加減である事は、いっそ私たちの生活を豊かにするのではないでしょうか。

仕事の現場でも、成功しようと思うあまりにガチガチに力が入ってしまえば、逆に失敗の原因にもなりかねませんよね。また一度の失敗が次の失敗にも繋がる事も多々あります。

そんな仕事、疲れませんか?

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そんなストレス満載の生活から脱するキーワードが「適当」であり「好い加減」でもあるのです。

合言葉は「Viva適当」です^^

…………

ただし、勘違いしてはいけません。
「目標を達成しなくても良いですよ」
ではないのです。

頑張って頑張って頑張った上で目標未達成は良いのですが、最初から何もしなくて失敗するのはただの堕落です。

お間違いのないようにご注意くださいね^^


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