見出し画像

報告のコツ -PREP法プレゼンテーション-

毎日ブログ 174日目(2020/8/20)

実は今回は、私もこのPREP(プレップ)法を練習中なので個人的な覚書でもあります。

結論:PREP法とは

今回は「PREP法」というプレゼンテーションなどに有効な、論理的な展開法のお話です^^;
このPREP法を使って話をすれば、「短時間で相手に伝わりやすい話し方」が出来るようになるというのです。

PREPというのが何の略かと言うと、

Point    結論(要点)
Reason   理由
Example 例
Point    結論(まとめ)

の頭文字を取ってPREP法と言います。

よく物語を書くとき、漫画などを描くときに使われるのは「起承転結」と言われるのですが、最近ではこのPREP法を使ったものも増えています。

よく上司に報告をするときに、話が長くなって、
「で、結論は何なの?」
と言われることも多いのではないでしょうか?

画像1

そんな時に便利なのが、PREP法なのです。
「結論を先に言いますと…」ここからスタートです。

理由:起承転結では伝わりにくい

冒頭でも書いたように、私もまだまだ練習中です。
というのは私は文系育ちで、漫画だったり、小説だったりと「起承転結」の物語を読んで育ってきたためなのか、起承転結で話をする癖がついてしまっているのです。

画像2

ですがこの「起承転結」の難点は話が長く成る事です。
起承転結の展開では仕事で業務報告をする場合に、忙しい上司をイライラさせるにはもってこいなんです。

起承転結の展開では
「昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。」
から始まるんです。そうではなく、
「今日は桃太郎が鬼退治をして都に金銀財宝を持ち帰り都の英雄になった話をします」
から始まるのがPREP法です。

最初に結論を行った後に、その理由を説明するのですが、聴く相手は既に結論を聴いているので、理解が早いのです。

「あのスーパーマーケットは他の店よりも野菜の値段が安い(結論)。
 なぜなら農家直納だから中間マージンがかからないためです(理由)」

簡単に書けばこのような話し方です。

とは言え起承転結の全てが悪いという訳ではもちろんありません。
登場人物の紹介や世界観を理解し、少しずつ話が進み、「転」で起きるどんでん返しなど、感情的に盛り上がる展開の後に結末を迎える。
これは徐々に盛り上がる物語には適した展開の方法です。

例:PREP法の活用事例

皆さん「サビ頭」と言う言葉は聞いたことがあるかと思います。
曲の頭に、その曲のサビのフレーズを持ってくる曲編成です。いまやPOPSのほとんどの曲が「サビ頭」になっているんじゃないでしょうか?

これもPREP法ですね。最初に錆を聴いているから、実際にAメロ、Bメロと展開した後のサビが耳に入りやすくなっているのです。

先日、漫画キングダムから端を発した記事を書きましたが、この「キングダム」も実は、PREP法が良く使われています。

キングダム1

まず第1話からして既に主人公、信が将軍となっている姿が描かれています。そのため現在連載中の物語は「理由」と「例」の位置付けとも取れるんです。
例がちょっとマニアックすぎましたか?

結論を知っているからこそ生じるドキドキ感というのも、良い物です^^;

先に起承転結では「徐々に盛り上がる物語には適した展開の方法」と書きましたが、キングダムの例も含め、PREP法でも盛り上がる展開は可能なんですね^^

結論:やっぱりPREP法を学ぼう

先にも書いているように、PREP法とは「最初に結論から」話しているので、聴く相手の理解が早いのが特徴です。

もちろん自分自身も「結論」を口に出しているので、話をしている最中に「悩む展開」が起きてしまっても修正がしやすいというメリットもあります。目標達成フローと似ている感覚ですね。

カレンダー

更に効果を増す方法も併せてご紹介しますと、結論の中などに「数字」を織り交ぜると、具体性を増すために相手に伝わりやすくなるのです。

数字というのは、期間・金額・個数など、ほとんどの人に共通する単位です。企業が数字にこだわるは、全員の共通認識として判り易い、判断しやすい、評価しやすいからなんですね。

(結論)私は一ヶ月に2冊は本を読むようにしています。
(理由)実はパソコンの使い過ぎで漢字が書けなくなった自分に気付きまし
    た。だから漢字などの文字に親しめるようにしたいと思ったので
    す。
(例) 具体的には毎日2時間、朝と夕方に1時間ずつ本を読む時間を取るよ
    うにスケジュールを調整しました。
(結論)その結果、今では一ヶ月に2冊以上の本を読む習慣をつけることに
    成功し、今度漢字検定を受けようと思っています。

PREP法とは、プレゼンテーションや報告などに適した展開法です。業務の効率を格段に上げる方法と思ってもらっても良いほどです。
同時に時間を短縮して効率的に使う事にも有効だと言えますし、更には上司とのコミュニケーションの円滑化にも繋がりますよ^^;

だから私は起承転結で長くなってしまう毎日ブログの文章を、短く読みやすくするためにもPREP法を「練習している」のです。なかなか成果に繋がっていませんが、温かい目で見守って下さると嬉しいです^^;


#キャリア的視点 #キャリアコンサルタント #キャリコンバレー #毎日ブログ #PREP法 #結論から話す #キングダム #話し方 #技法


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?