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漫画家という職業 -描き続けるキャリア-

毎日ブログ 169日目(2020/8/15)

先日のニュースからですが、タレントの小島瑠璃子さんが漫画家の原泰久氏との交際を認めていて驚きましたね^^

こじるりは昔からアメトーークなどでも「キングダム大好き芸人」として名が知れていたので、なんとなく納得です。

まずはそのキングダムから

たまたまですが私も最近キングダムを読み返していまして… と言ってもすでに58巻という長い連載ですから、途中からの読み返しですが。
なのでキングダムの話も少々(^^)

主人公は秦の始皇帝「嬴政(えいせい)」に仕える下僕出身の少年「信」。その信の立身出世を描く壮大な物語です。

数少ない資料を基に、史実に可能な限り沿って、かつ資料から伝わらない事は想像で補完して作品が作られているんです。

実際に始皇帝の中華統一の時代に李信という武将は存在してます。その他の主要キャラも様々な文献などから見つかっています。
いますいますと言っても私が読み解いたわけでもありませんが^^;

オリエンタルラジオの田中敦彦のYoutubeチャンネルでも始皇帝に関しての解説をしていますが、キングダムを読んでいるとこの動画もまた面白いんです。

ひとつはっきりとしている事があります。
それは原先生は中国の歴史(特に始皇帝のあたりを中心に)が好きであり、同時に漫画を描く事も好きなんだという事。好きでなくってはあんな重厚な作品を描くこと自体ができないんじゃないか、と言うことです。

漫画家という職業

キングダムという作品自体は2006年からの連載開始との事ですので既に14年続いている訳です。14年前って私は何をやっていたっけ?
14年間も同じ作品を書き続けるというのは、私にしてみるとなかなか想像もできない偉業でそれだけでも尊敬の対象なんですが^^;

ちょっと調べてみました。

例えば「ワンピース」の尾田栄一郎先生は1997年7月からとの事で実に23年間。
「名探偵コナン」の青山剛昌先生はは26年間です。コナン君たちって、26年も小学校1年生なんですね^^;
両さんで有名な「こち亀」の秋本治先生は42年間なのだそうです。

驚きはゴルゴ13の1968年からの52年間。私の生まれる前から続いているんです。それだけでも驚きなのに、しかもその間休載なし! コロナの影響で先日初めての休載だったとかいうから驚愕です。
ちなみに先のこち亀も、連載中は休載したことが無かったとの事。ゴルゴ13のさいとう・たかを先生もこち亀の秋本治先生も超人ですよ。

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それだけの長期間、人気を保ち続けるのは大変です。
常に時代の変化に敏感にアンテナを張り、漫画そのものも変化をして行く必要もあるようです。
コナンが26年の歴史の中で、小学校1年生のままなのにツールがポケベルから携帯、そしてスマホに変わっていったのも、その変化の一つなんでしょうかね^^;

漫画家は漫画だけを描いている訳ではない

例えば機動戦士ガンダム(初代1979年~)のキャラクターデザイナーの安彦良和先生も漫画家です。
超時空要塞マクロスのキャラクターデザイナーの美樹本晴彦先生も、重戦機エルガイムのキャラクターデザイナー兼メカニカルデザイナーの永野護先生も漫画家です。

先のコナンの青山剛昌先生もワンピースの尾田栄一郎先生も、自身の作品の映画では、キャラデザ原案や原画、一部絵コンテまでやっているとか。
常に新しい刺激を求め、経験を積み、自身や作品にフィードバックをしているんですね。
漫画を描くだけでも既に様々なスキルやキャリアを経てきているのに、漫画家になって尚、多くの事に興味を持って関わるってパワーありすぎです^^;

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漫画家になろうと志して一生懸命に勉強して描いて、雑誌出版社の新人賞に応募する。下積み時代には連載中の作家さんの元でアシスタントとして作画現場を学びながら自身のデビューを目指す。
ストーリーを考え、ネームを描き、下書きをして、ペン入れをして。背景やトーンなどはアシスタントさんに任せるとしても、1日何時間、週に何日描けば良いのでしょうか?

これはもう「漫画を描く」という行為そのものを好きじゃないと続けられない職業なんだと思います。

全ての道はローマに通ず、ではなく漫画に通じるんでしょうね。あらゆる経験がいずれ自分の漫画にフィードバックされていくのだと思います。自分の全てを漫画に捧げる、とまで言うと大げさなんでしょうか?

たかが漫画、されど漫画

自分が「これ」と心に決めた道を貫くことは非常に険しい道です。
例えば漫画家を志してデビューするまでに、多くの若者が道を諦めます。デビューしてからもそれは続きます。
俳優の道と変わることがありません。表現をするということすら同じです。

そしてそんな夢を勝ち得た一部の人が掲げている「自分の目的・目標」とは何なのでしょうか? 夢を勝ち得るためにはどんな目標が必要なのでしょうか?

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いまや多くのエンターテインメントの原作として注目を浴びる漫画。
世界に認められる日本の漫画。
全ての漫画を読破するにはもう時間的に限界を超えています。
だからこそ「自分の好きな作品を読んでいたい」とも思います。

読む人にワクワクドキドキを感じられる、そんな作品を描き続ける事のできる漫画家という職業。本当に素晴らしいと思います。私も50歳になった今も漫画を読むことが好きでたまらないんです。

本当にいつもありがとうございます^^


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