キャリア的視点210 -セカンドキャリア:新たな自分の発見-
毎日ブログ 210日目(2020/9/25)
セカンドキャリアとは
数日前の話ですが、「少年隊の内の二人がジャニーズ事務所を退所」と言うニュースが入ってきました。
またジャニーズ? とは思ったものの、ジャニー喜多川氏が亡くなられ、事務所の世代交代もあり、様々なきっかけを受けてこの様な決断をする人が多いのはうなづけます。
人生の決断は個々人が自分のキャリアを見据えて行うべきで、その良いきっかけになったのではないでしょうか?
少年隊、とは言ってもメンバー全員が私より年上の立派な中年です。例えルックスが若々しくてもぶっちゃけおじさんです。
すっかりセカンドキャリアを考えて、歩き出してもおかしくない年齢なのです。
現在の一般的な企業では定年が60歳からです。それから再雇用で働いても65歳。人生100年時代を考えると残り30年近くあります。これをセカンドキャリアと呼びます。
ただし一般的な企業で、定年まで働かれた場合の話です。別に定年まで待たずにセカンドキャリアを始めることもできます。起業もそうですし、先日記事にもした複業もそうです。女性は結婚・出産・育児などでセカンドキャリアを始める人も多いですね。
セカンドキャリアを考える
先も書いた様に、一般的にはセカンドキャリアは定年を迎えた後を指す場合が多いと思います。ここではその定年後の話を少ししておこうと思います。
みなさん、定年後のセカンドキャリアの準備はできていますか?
今の仕事をやり切るのに一生懸命で、準備を忘れてはいませんか?
私がいつも書いている様に、キャリアとは仕事の場面だけを指すものではありません。どちらかといえばキャリアとは「人生におけるさまざまな役割とその変遷」と言っても良いのではないでしょうか。
定年後もみなさんが「誰かの友人」であり、「誰かのご近所さん」であり、「誰かの夫(奥さん)」と言う、なんらかの役割があるのであれば、そこにキャリアは当たり前に存在しているのです。
準備ができていないのであれば、すぐに始めましょう。定年であるならば、それが何年後であっても、おおよその退職日はわかると思いますので、それがリミットのつもりで準備をしましょう。
4つある準備の内容は後述します。
また女性の場合の「結婚・出産・育児」もある程度先が見えた段階で少なからぬ準備型できる場合があります。
要はセカンドキャリアに入ると言う意識が持てるかどうかが、外的な一つの鍵となるのだと思います。
セカンドキャリアを創り出す
自らのセカンドキャリアを「探す・選ぶ・創る」意識を持っている方も少なくありません。私自身も現在セカンドキャリアを歩んでいますし、友人の多くも同様です。
親の会社を継ぐことだってセカンドキャリアになります。例えばそれまでは従業員として親の経営する会社に勤める。又は他社で修業をつむ。そしてある時期がきて「経営者」としてのキャリアを始めるのは紛れもないセカンドキャリアです。
前章の最後に書いた女性のセカンドキャリアも同様です。それまで企業で働いていたキャリアから、結婚という転機の中で新たに妻、出産を機に母親としての役割を持つのです。まさにセカンドキャリアです。
定年退職後は「言わずもがな」です。
セカンドキャリアを活きる為に必要なものは4つあります。
まず一つ目は自分が今、自分の意志でキャリアを歩んでいるという事を意識する事です。そしてそのキャリアをより良いものにする為に、どうしたら良いのか、何が必要なのか、これを意識する事です。
次はお金です。起業するならその資本ともなるべき貯蓄です。これがないとセカンドキャリアを自立することができませんですしね^^;
定年後、年金をもらうまでの期間を食べていけるだけのお金だって必要です。
更に3つ目、人脈も必要です。そのお金を有効に、無駄なく使うためには人脈に頼るのは基本です。でも何よりその存在が、皆さんの支えになってくれると思います。
最後に目標です。何をしたいのか、何を成し遂げたいのか。目標がなければ始まりません。「奥さんと一緒に楽しく暮らしたい」でも良いですし、「社会貢献をしたい」でも良いと思うのです。できるだけ具体的に描きましょう。
この4つをセカンドキャリアを活きる為に準備しておきたいですね^^
例えば起業であれ、複業であれ、もしその気があるのなら、実は早い方が良いと思います。何故早い方が良いかといえば、色々な意味で気力・体力があるから、です。仮に失敗してもやり直せるというメリットは実は想像以上に大きいからです。
若い内からセカンドキャリアを意識することで、その環境を作りやすくなり、自分で創出する際の手助けにもなってきますよ。
気を付けて欲しい事はセカンドキャリアだからと言ってそれまでと全く違う事をする必要もありません。それまで培ってきたことを活かして別の事をやるのでも問題ないのです。複業にも似ていますが業にまでしなくても構わないのです。
キャリアとは「人生におけるさまざまな役割とその変遷」を指すのですから、その人それぞれの様々な生き方に個人的成功を感じることができれば、それは立派なセカンドキャリアと言えるのです。
セカンドキャリアを活きる
冒頭の少年隊のお二人の場合、私が読んだ記事では「年内のジャニーズ事務所退所」とだけで、それ以降何をするという情報はありませんでした。そのまま別の事務所に移って芸能活動を続けるのであれば、これはセカンドキャリアとは言いにくいように思います。我々で言うところの転職的な感覚になってしまいます。転職はどちらかといえばキャリアアップで合ってセカンドキャリアとは言い切れないように思います。
もちろんそれが良いとか悪いとかの話でもありませんよね^^; 私達だって転職で人生が、良くも悪くも変わる事だってあります。
大切なのは常に自分のキャリアを意識して、自分にとって良い方向に向かう努力をする事です。いつだって主役は自分自身なのです。
セカンドキャリアを活きる為に必要なのは、人生を愉しむ事。そしてそれを意識してそうあろうとする事。
ひょっとしたら、セカンドキャリアの更に先にサードキャリアだってあるかも知れません。可能性は無限大ですからね^^;
何を以ってセカンドキャリアとするかは人それぞれの捉え方ひとつです。
例えば一般的に、定年退職後のまだ先長い時間をどう活きるか。今の内から考えておくと、いざその瞬間に自然に移行が出来るようになりますよ^^
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