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テレワークの可能性 -求められる人財像-

毎日ブログ 152日目(2020/7/29)

昨日の記事で「距離の壁崩壊」とそれに関わるキャリアの話をしてきました。
今日も関連してテレワークと働き方改革に関して考えていこうと思います。

テレワークとは

まず改めて「テレワーク」って何だろう? というところから押さえていきましょう(^^)

まず言葉自体は「tele」+「work」とに分解されます。【tele=離れた場所】、つまり就業先の組織とは離れた別の場所で仕事をする事を言うんですね。

余談ですが、この意味からすると【telephone】という単語を分解すると意味的には「離れた場所と電話する」になりますが、単語自体は「電話(名詞)」という名詞です。
※「phone」だけでも「電話(名詞)」です。「telework」が名詞なのと同じことですね^^

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閑話休題でした^^;

テレワーク。離れた場所で働く。
本来、働くべき場所としてのオフィスと離れた場所。自宅で働く事もテレワークですし、喫茶店などでパソコンを広げて仕事をするのもテレワークです。

元々は2020年の東京オリンピックで、観光客が増えた中での渋滞緩和などを目的に、大企業を中心に進められていたと聞きます。
皮肉な話ですが、新型コロナ感染拡大防止による緊急事態宣言下、自粛期間において、有効に働いたのは助かりましたね^^;

まして国境まで超えての新しい出会いがあり得るのですから、効果は絶大です(^^)

テレワークの弱点

テレワークにもデメリット・弱点はあります。

多くの専門家の方々が言っている通りなのですが、業務におけるマネジメント、人事評価が困難になる、これが一番気になる点です。

正直言ってセキュリティ面は何とかなると思っています。専門家ではないので詳しい事は全く分かりませんが、「物」に関する話では、【原因】を特定して【改善】するという作業の繰り返しで何とかなる様な気がしています。

ですが、人の心はそうも行きません。それまで「◯」だった物が、気分一つで一瞬の内に「×」になることすらあるのです。

これまでは同じ【職場】の中で、管理職は部下の「仕事している様子」を見ているだけでもある程度の評価もできていました。そこに会話を行う事でチームとしてもまとまりも作りやすかったのです。

テレワークではその点がまだ整備できていません。なぜなら…展開が急過ぎたのです。コロナの影響でその必要性が急加速してしまった為、大企業は東京オリンピックに向けて用意していたのかも知れませんが、中小企業は間に合っていなかったのです。

真の働き方改革の一例

この数年、政府主導で働き方改革が謳われています。
近年の副業解禁もその一例なのですが、なかなか変化には乏しい印象です。

新型コロナの影響を受けて、完全テレワーク化に踏み出した企業があるそうです。
さすがにオフィスにはテレワークで働く従業員をサポートする方はいるのでしょうが、多くの従業員は毎日テレワークで仕事をすると言います。

完全テレワーク化ができた企業の一部の社員の方は、都市部を離れ自然環境豊かな地域に転居する方もいると聞きます。それぞれの損得・価値観に照らし合わせた時に、そちらの方が有益だったのならそれも正解です。

通勤の時間も無くなったことで朝のんびりと時間を過ごし、読みたかった本を読む。
昼は仕事の都合でその日ごとに好きな時間を設定し、食事の後は川沿いを散歩。
時間外勤務は自分の、チームの仕事の流れを判断して、自分で決める。
夕方は電車に揺られることもなく、その時間にちょっと凝った料理を作る。

収入は変わらず、都市部と同じ家賃で倍の広さの部屋を借りる。又は差額で車を購入し、休日はドライブに出かける。

これこそがまさに「働き方改革」ではないでしょうか。
ストレスから解放された働き方の1例でしょう。

企業のメリットもあります。
1. 社員が通勤しない分「交通費」が掛からない。
2. 社員が常駐しないから、狭い部屋で十分。テナント代の削減になる。

セキュリティー・機密情報保持などの点をクリアできれば、もっと完全テレワーク化は進むでしょう。
もっとも、人事労務管理のメンタル的な面をどのようにするか、が課題です。それこそ我々キャリアコンサルタントの出番だとも思います。

求められる人材像

ただし、個人にも求められる事も多くあります。
何より仕事の場だけではありませんが、自己の目的・キャリアに対する【自律心】【自制心】などが必須になってきます。
その様な【人財】である事が求められてきます。

何といってもまだ、仕事の成果でしか評価を計れないのですから。

人財←人材←人在

テレワーク時代に必要な能力と、新しい時代のキャリアに必要な能力は同じ物です。これまでに必要だった能力も実は同じです。

これからは自分のキャリアは自分で開発し管理する時代です。組織という土壌の上に自分という樹を育てる時代です。
まず自分自身が幹となる太い芯を育てましょう。


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