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測るって面白い

今日は土曜日。

設計の仕事もカレーの仕事もお休みで家族でゆっくり過ごす予定でした。

昼前にカレーの売れ行きが良くて在庫が追いつかないと連絡が入り急遽カレー作りをすることになりました。

連絡が入った時は息子たちと湖畔でサッカーをしながら主人の仕事が終わるのを待っていたところ。

予定としてはカレー工房のある鳥取市青谷と同じ地域のスパイス食堂「杜屋」さんで昼ごはんを食べに行く予定になっていたので方向として都合は悪くないんですが、仕事が入ったことに少しテンションが下がる。

でもカレーが売れるはありがたく嬉しいことです。

仕事の前の腹ごしらえでスパイス食堂「杜屋」さんへ

身体に優しいカレーは薬膳料理みたいです

お座敷でランチをしてから家族みんなでカレー工房へ向かいました。

旦那と息子2人はお昼寝したり電車を見に行ったりしている中、せっせともう一人のスタッフとカレー作りに励みます。

作り終わった頃には我が家の男3人はまったり状態になっていたので20分ほど測量に時間をくれとお願いして工房の測量をしました。

※母屋を含め今後改修予定なので少しずつ1人測量を始めています。

現在の工房は10年前に増築をしたばかりなので母屋の中では築浅です。
今後の展望を考えると手狭になる為、工房は広げる方向で考えています。
あとは材料をストックする倉庫や収納スペースも増やしたいし現在工房に納まりきらない母屋のキッチンに置いている冷凍庫2つも工房内に設置したい。

とりあえず測ってみました。

いつも1人で実測する前には部屋全体を見渡して大体こんな形状になっていて戸がここ、窓はここでこんな物が置いてるという簡単なスケッチ平面図を描きます。

そこに測りながら細々したものを付け加えたり寸法を入れていきます。

あとでCADで起こすから自分が分かれば良いので適当です。

長方形で描き始めた工房内スケッチ

ですが適当にして自分が分かれば良いにしても驚いたことがありました。

私はこの工房を長方形だと思いこの形状で描いていました。

それが測ってみると正方形でした・・・

どちらの辺も2800でなんなら天井高さもほぼ2800で正四角形の空間なんです。どう見ても長方形にしか見えないので、
測り間違いだと思い3度測りましたが間違いなく正方形でした。

へ~そうなんだ。くらいの話に思うかもしれませんが
10年間ここを長方形だと思い込んでいた私からすると
びっくり話なんです。
主人も「嘘だ。長方形しか見えない」と言うくらい。

決まった方向に長い設備類を配置していて出入口もその設備の長手方向
に向かってあるからということもあり錯覚していたんです。

空間の見え方って物の配置でこんなにも認識が変わるんだと思いました。
色や素材で空間の捉え方は変わるから面白いですよ。と、これまで仕事の中でお客様に幾度となくこの類の話はしてきたわりに改めて実感しました。

殺風景な工房でもこのような目の錯覚が起きるんですから
内装を楽しめるような空間ならどれだけの錯覚や変化を楽しむことが出来るのでしょうか。設計の仕事って楽しいですね。

測ってみて気づいた面白い出来事でした。

日常の中で普段使用している場所や物ほど実測をすると
小さな驚きが隠れているのかもしれません。




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