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【小説】奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編

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小説 奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編 をまとめました
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#聞多

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#35

8 内訌(1) ことの始まりは、家老の新任だった。保守的な岩国の藩主吉川経幹が一門出身の家老…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#36

8 内訌(2) 仲間たちとの意見交換や会議の後の片づけに報告文書の作成など、いろいろ雑用…

瑞野明青
2年前

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#38

8 内訌(4) 聞多は二人を送り出したものの、長崎に行った晋作と俊輔は思いもよらない提案…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#39

9 薩長盟約(1) 聞多が、桂さんが束ねてくれればなぁと言ったことが俊輔の頭の中に残っていた…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#40

9 薩長盟約(2) 下関の茶屋で、木戸、晋作、聞多、俊輔で宴席を持った。その光景は俊輔には懐…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#41

9 薩長盟約(3) 手始めに、三条実美の従士が下関に来ていたので、共に大宰府に向かいそこで薩…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#42

9 薩長盟約(4) 明朝、グラバーのもとに行く支度をしていると、薩摩藩士がやってきた。 「今日はよろしく頼みます」  俊輔がまず挨拶をした。続けて聞多が昨日の回答として言った。 「昨日、薩摩の本国にご招待いただいた件ですが、私が参ることといたしました。こちらの伊藤は続けて銃器の購入をいたします」  手伝いの者はにっこり笑って言った。 「それは、良かった。井上さ、よろしく頼みます。ご家老のご帰国はあすです。ご同道いただくことになりますのでな」 「はい」  答える聞多の声は心なし

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#43

9 薩長盟約(5) 山口の政庁に向かい山田や広沢と会った聞多は、基本方針を確認していた。なる…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#45

10 四境戦争(1) 公儀の使者は芸藩に来ていた。まずはと長州側の指導者の召喚を命じていた。…

瑞野明青
2年前
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