マガジンのカバー画像

【小説】奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編

54
小説 奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編 をまとめました
運営しているクリエイター

#俊輔

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#36

8 内訌(2) 仲間たちとの意見交換や会議の後の片づけに報告文書の作成など、いろいろ雑用…

瑞野明青
2年前

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#38

8 内訌(4) 聞多は二人を送り出したものの、長崎に行った晋作と俊輔は思いもよらない提案…

瑞野明青
2年前
1

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#39

9 薩長盟約(1) 聞多が、桂さんが束ねてくれればなぁと言ったことが俊輔の頭の中に残っていた…

瑞野明青
2年前
2

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#40

9 薩長盟約(2) 下関の茶屋で、木戸、晋作、聞多、俊輔で宴席を持った。その光景は俊輔には懐…

瑞野明青
2年前
2

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#41

9 薩長盟約(3) 手始めに、三条実美の従士が下関に来ていたので、共に大宰府に向かいそこで薩…

瑞野明青
2年前
1

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#42

9 薩長盟約(4) 明朝、グラバーのもとに行く支度をしていると、薩摩藩士がやってきた。 「今…

瑞野明青
2年前
1

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#45

10 四境戦争(1) 公儀の使者は芸藩に来ていた。まずはと長州側の指導者の召喚を命じていた。木戸が京で薩摩から聞いてきた内容と、変わらないだろう。  長州としても、戦の準備の時間が欲しいので引き延ばしを図るべく、召喚に応じるふりをして、応じないということを繰り返していた。  緊張はいろいろなところに歪みを生む。そのような中で奇兵隊の一部が暴発したときは、抑え込むことに徹した。軍紀の引き締めと関係者の処分で乗り切った。  公儀は最終通告をしてくるというので、宍戸備後助と楫取