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2020年の自分を救済してきた|日記
2020年、長野県東御市、雷電くるみの里。
好きと好きじゃないのハザマの人っているじゃないですか。
豪雨で地元の橋は落ちて、川は氾濫して、大きめの災害になりました。
そんな出来事の後、みんなが浮かれてる時期になぜか落ちた橋を見に行ったんです。
「この日のこと忘れないでいようね」
そういった日のこと私はたぶん忘れないんだと思う。
その後に道の駅(雷電くるみの里)に行って、利用者ノートを書いて、「来年もまた会おうね」「来年も見にこようね」って約束したんです。
「私たち1年に1回しか会わないなんて織姫様と彦星様だね」って。
でもその約束が果たされることはありませんでした。
彼は結婚して子どもも生まれ、父になりました。
もう一生私たちの線が重なることはないんだなって思いました。
彼はこの日のことをドラマでいう「伏線」のようなものだと言いましたが、本当に本当にその通りで、その日が来ることはこの先もないのだと思います。
今回のgw、母と一緒にワイナリーに出かけた帰りにオラホビールに出かけようとしたらやってなかったんです。
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美味しいジェラート食べて、その帰りにふらっと寄ったのがその道の駅でした。
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懐かしすぎて悲しくなってきた。
まさかそのノートあるわけないなって寄ったらまだありました。母そっちのけでノートをめくりました。
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道の駅の人からの返信コメントも、果たされなかった約束もどっちも思い出として嬉しいけど悲しくて心が苦しい気持ちになった。筆舌に尽くし難いとはこのことなのか‥
私だけが進まない時計の中取り残されてるなって思って、これがクォーターライフクライシス真っ只中なんだなあと突きつけられた気がしました。
帰りにそこで萎れたちゅうりっぷの花束を見つけました。
なんだか自分みたいだなって。掬い上げて元気にしたくなって、「そうだわたし生け花習ってたんじゃん」と思って買って帰りました。
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ちゅうりっぷが元気になることはなかったし、一緒に入ってた花は散り散りになってしまいました。
それはそれで悲しみだったけどまぁ仕方がないのかなって。
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人生ってそんなもんだなーってなんだか諦めがついた気がした。
母は生け花の師範なんだけど「ふふ、あなたの作品は力強いわね」って笑ってた。
私は強く生きてくんだ
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