子どもがいても、夢は持てますか?

息子たちを産んでから、心のどこかで諦めていたことがある。

自分のお店を持つことが夢だった。

何の店かは決めていなかった。
ただ、暖かい気持ちになれる空間。
生きていく中で感じたストレスを
そこに来ると浄化できるような空間。
前にも書いたが、私の夢は誰かにとっての
サードプレイスを作ることなのだ。




友人が営む店に行った。
息子と同い年の子どもを持つ友人。
ここでは、Kと呼ぶことにする。

Kは子どもを産んでから、この街にきた。
もともと夫の実家で営んでいた商店を改装し
新しくお店を開いた。

子ども向け商品が並び、Kの好きなことや、ハンドメイド作家のワークショップなんかもやっている。
小さいながらも、暖かく『アットホーム』という言葉が似合うお店だ。

Kは、もともとは都会でキャリアを積んできたとだけあって仕事ができる(ように見える)。
人付き合いも上手い。喋りも上手い。

私はKのことは良き友人だと思っているし応援している。
でも、正直言うと少し嫉妬している。

同い年の子どもを持ちながら、私が叶えたかった夢であるお店を持って。

『儲からなくても、稼げなくてもその日暮らせる分だけ売り上げればいい』

という精神で、ちゃんと子育てもしながら、家族の時間も持ちながら、そこで働いている。

見た目もきれいで、華やかなKは

私には無いものを全て持っているように見えるからである。



こんな風に、誰かに嫉妬してしまう自分がすごく嫌いだ。
人は人、自分は自分でいいじゃん。と言い聞かせる。

子どもと暮らせることも、当たり前じゃなく、誰かが手に入れたい暮らしなのだという事もわかってる。

でも、やっぱり今の暮らしではどこか満足できない自分がいる。こんな事いったら贅沢なのかも知れないけれどね。

子どもを育てながら、自分の夢を追いたいと思うのは高望みだろうか。
そんな事はないはず。今の時代、仕事と家庭を両立させて成功している人だって沢山いる。


まだ子どもが小さいから…と周りには言われるけど、自分の人生の残り時間は少しずつ減っているのだ。やりたい事は、やりたい時にやらないと出来なくなるかも知れない。


とはいえ、具体的なビジョンが無いのが問題。

先日読んだ松浦弥太郎さんの著書
『仕事のためのセンス入門』


この中でも述べられているが、
目標を立てる際には、

『最終的に、どんな人になりたいか』

が重要であるようだ。

なるほど、どんな事をしたいか、の先にある、どんな人になるか。

自分が本当に大切にしたい事や人を挙げ、
それを守れるように目標と仕事のやり方を逆算して計画を立てる。

このやり方をすれば、自分の一番大切なものを見失わずにできそうだ。


この著書は、ビジネスマン向けなのか、仕事の事に感して(個人的には)厳しい事を言っているなと、ぐさぐさ心に刺さることも多く
自分がどれだけ甘い人間なのかも思い知らされた。



友人Kも、きっと大変な努力をした上に、今があるのだろう。今度詳しく聞いてみようと思う。嫉妬している場合じゃない。
そんなすごい人と巡り会えた事が運命的だし、チャンスでもあるのだ。

本当に大切なものを見失わないように、
しっかり目標を立てよう。
まだまだ、人生は続くから。
自分をあきらめないで生きよう。

そんな事を考えている。


おしまい。
読んでいただきありがとうございました☺︎

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