雨と祈りの六月に


心がイカリを手放して

流れ出す六月


春の初めの新しい風

春の終わりの緑の行進

怒涛の春よ、さようなら


今日 立ち止まり

雨を聴く六月


ふと絶望に気づいても

死ぬことも

殺すことも

しないでほしい


いま

いまをやりすごせば

また少し息ができるから


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