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屈託なく笑う自分に、いろいろ考えさせられた今日のはなし。

LINEにて、妹から写真が送られてきた。

結婚式の準備で、実家のアルバムをひっぱりだしたらしい。

送られてきたのは、0歳の私の写真。

カメラの向こうに見えるのは、大好きなパパとママか、はたまた可愛いぬいぐるみか。

なにがそんなに嬉しいのかわからないが、そこには、なんの邪気もなく、この世の喜びを全力で表しているかのように笑う赤ちゃんがうつっている。

間違いなくわたし。

自分で言うのもなんだが、あまりにも素敵な笑顔だ。この写真を撮ってもらった写真館のパンフレットに採用されたことを、母が自慢気に教えてくれたことを思い出した。

写真の下に、妹からのメッセージ。

ねえさんは結婚式の写真に困らないね!

最近、笑えているだろうか。

なんだか、暗くなってしまうが。

この5連休、人生で1番長くひとりで過ごした。

ひとり暮らしのアパートで、家族にも友達にも会わずに本当にひとり。

つまらないだろうなとは、予想していたけれど、誰とも約束しなかった。

ひとりでいることに自分がどのくらい耐えられるか、実験的な気持ちもあった。

ひとりでいると、誰かといる時より、笑うことが極端に少ないことに改めて気づく。

誰かとふれあい、たくさん笑う。

今まで当たり前にできていたことが、なかなか難しくなってしまった世界に、やっぱりまだ慣れないし、できれば慣れたくもない。

今、心の底から思う。

あの写真のように、屈託なく全力で笑いたい。

そして、わかった。

やっぱり、私にとって、ひとりはからだに悪い。

『ひとりはからだに悪い』を解決する手段のひとつに結婚がある。

私には付き合って6年半になる彼がいる。

幼馴染でもあるからか、今の関係が心地よく未だ結婚には至っていない。

気づけば結婚ラッシュど真ん中。まわりからは、いろいろ言われる。

もともと結婚願望の薄い私は、結婚する理由をこの1年、探し続けていた。

理由なんてなくてもいいのかもしれないし、もう考えすぎて正直よくわからない。みんななんで結婚するのか。

でも今日、『ひとりはからだに悪いから』で、結婚してもいいんではないかと、能天気な脳みそで思った。

仕事のこと、親のこと、住むところ…

いろいろクリアしなきゃいけないハードルはあるけれど、少しずつ話していこうかな。これからのことについて。

きまぐれで、めんどくさがりで、臆病な私のことだから、明日にはどうでも良くなっているかもしれない。

それでも、今この瞬間、そういう気持ちになったんだということを、ここに残しておこうと思う。

春瀬 蒼






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