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ため息俳句 朝採り夏野菜

この時期は、朝採りを欠かすことはできない。
二日サボったら、キュウリなら確実に巨大化する。何だって、ほどほどがよいのである、
だが、食べるのにはそう問題はない、ただ調理するのにはちょっと扱いにくい、そういうことだ。
自家菜園で作った無農薬野菜を朝採りして食べる。棘の立った胡瓜、皮が厚くて齧りつきのごっついトマト、つやつやと発色のよい茄子、ぴかぴかピーマン・・・、そんなのを毎日飽きるほど食べられるのだと、・・・、事実なのだが、・・・ほくほく顔で自慢する気にはなれない。
実を言えば、野菜作りが特に好きなわけで無いからだ。それだけ。

ぼけ茄子は我でありけり茄子の花

昼餉には冷や汁食はむまず胡瓜

夏野菜日々品を変へお裾分け

世話女房なれど好まぬ胡瓜もみ

トマト食ふ半分青きを好むなり

朝採りややがてたちまち炎天下