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-映画紹介-『ソウル・フラワー・トレイン』 -おっちゃん、うちが天王寺案内したるわ。

《乱れ撃ちシネnote vol.103》 

『ソウル・フラワー・トレイン』 西尾孔志監督 2013年公開 日本

鑑賞日 2023年5月17日 Amazon

【Introduction】

FacebookともだちのO.Tさんからリクエストのあった作品を観た。

23.05.17 ☆『お口の濃い人』 コーエンジ・ブラザース監督 2019年公開 日本
大阪のとあるバーで女子会で盛り上がっている2人。
店内にはクセの強そうな客ばかり。
狭い店内で繰り広げられる何組かの客たちの会話がカットバックされて物語はすすむ。

密室会話劇、グランドホテル形式の作品。

笑いや映像のセンスの波長が合わないので全然笑えず面白みが伝わらない。
イライラしながら観ていたけれど40分ほどで途中下車。
この作品のことをネットで調べてみるとけっこう評判が良い。

ということでO.Tさんおすすめの2本目。

23.05.17  ☆☆☆『ソウル・フラワー・トレイン』西尾孔志監督 2013年 日本 Amazon☆☆☆☆
大阪で一人住まいしている娘を心配してたずねた天本は道中出会った世話好きな女の子に「おっちゃん、うちが天王寺案内したるわ」と連れ回されることになり・・・。

【Story】
定年退職を迎えた天本(平田満)は、大阪の大学へ進学したきりなかなか帰省しない娘・ユキ(咲世子)の様子を見に、一人上阪する。
慣れない旅路の中、調子のいい矢島と知り合った天本は、彼から身の上話や大阪の怖い面を聞かされるうちに、すっかり動揺する。
そこへ、同じフェリーに乗っていた立花あかね(真凜)が、矢島から痴漢行為を受けたと騒ぎ立てる。
天本はこの事態にすっかり身を縮ませていたが、実は矢島が天本の財布を盗み、それをあかねが取り返してくれていたことを知る。
安堵する天本の様子を見て、あかねは大阪の案内役を買って出る。
思いがけず、娘と同じ年頃のあかねに連れまわされる天本。当初は戸惑っていたが、あかねとともに大阪の街を見聞するうちに、楽しく思えるようになってくる。
そんな中、天本は大阪で暮らす娘の知らなかった一面を目にすることになる……。
MOVIE WAKER PRESSより

【Trivia & Topics】
*ディープ大阪。
大阪に向かうフェリーの中で知り合った立花あかねに娘が住む大阪・天王寺を案内してもらい・通天閣からの見晴らしに驚き・昭和の香りがプンプンするレトロな遊技場のスマートボールで大当たりし・ジャンジャン横丁の二度漬け禁止の串かつの美味しさに驚く・主人公の天本と同じようにディープな大阪の雰囲気とそこに暮らす濃ゆい人々の人情を追体験できるロード・ムービー。

*女性が全員魅力的。
映画の冒頭から物語の成り行きはおおかた予測できたが次々登場する女性たちがみんな素敵なのに驚く。美人もいればそこそこの女性もいるけれどみ〜んな魅力的。こんな映画は珍しい。
出演者は平田満しか知らないけれど本広克行監督の『サマータイムマシーン・ブルース』の番台さん(楠見薫)が出ていたことを後から知った。

*原作。
ロビン西のマンガが原作です。

*受領歴。
・第9回おおさかシネマフェスティバル新人監督賞

・第9回おおさかシネマフェスティバル新人女優賞(咲世子)

【5 star rating】
☆☆☆

(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めします。
☆☆☆:楽しめました。
☆☆:楽しめません。
☆:途中下車しました。

【reputation】
Filmarks:☆☆☆★(3.7)

Amazon:☆☆☆☆

u-next :☆☆☆☆




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