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-映画紹介-「ブリジャートン家」シーズン2 全8話 親愛なる読者のみなさまお久しゅう、筆者は皆様の皆様のために牙を研いでおりました!

《乱れ撃ちシネnote vol.159》

「ブリジャートン家」シーズン2 全8話 Netflixオリジナルシリーズ ジョンダ・ライムズ監督 2022年アメリカ

鑑賞日:2023年11月28日 Netflix

【Introduction】
1813年のロンドンの社交界の結婚狂想曲を各話の制作費に7億円以上かけたNetflixオリジナルシリーズ「ブリジャートン家」は有料会員の40%に相当する8200万世帯が全話を視聴し76カ国におけるNetflix視聴率トップ10でナンバー1を獲得したことはシリーズ1の紹介で書きました。

多くの紳士淑女が毎朝待ち焦がれている社交界最新のゴシップやスキャンダルの内幕が皮肉まじりに暴かれている「社交界新聞」の謎の発行者兼ライターが思わぬ人物だったことが判明したところでシーズン1は幕を閉じた。

社交界の人々とともに視聴者の我々も謎の辛口コラムニスト、レディ・ホイッスルダウンはいったい誰なんだろうという興味とともに懸命にホイッスルダウン探しに奔走するブリジャートン家の次女エロイーズに引きつられてロンドンの街を飛び回ったもんです。

我々視聴者には謎のコラムニスト、レディ・ホイッスルダウンが意外な人物だということが明かされましが登場人物たちにはまだ謎のままです。
懸命にホイッスルダウン探しに明け暮れているエロイーズを応援したくなるのが人情というもの。
ところが、姉のダフネが幸せな結婚をして家を去った後、
今年は次女のエロイーズが社交界デビューすることになりました。

しいたげられている女性の地位を向上させなくてはいけない、
と、進歩的な考え方にかぶれているエロイーズは目一杯おしゃれをして殿方の目を引き付けてあわよくば結婚に引きずり込もうという多くの女性たちとは全く波長が合わず結婚にも興味がない。

彼女の唯一の親友で舞踏会では自分の容姿に引け目を感じていつも壁の花としてひっそり咲いているペネロペしか話し相手はいないのです。

さて、シーズン2。

【物語の概要】

家族全員が心配してドアの前で見守る中、

部屋から出てくるエロイーズを待っています。

美しいドレスに身を包んだ、いや、強引に包まされたエロイーズがのっしのっしと大股で歩きながら現れて「誰も何もいわないで」「早く済ませましょう」と嫌々舞踏会デビューするシーンから始まります。

エロイーズが渋々社交界デビューを飾った頃、
ブリジャートン家の長男アンソニーもようやく結婚する気になったらしい。
花嫁探しに時間を費やしたくないのでシャーロット王妃が選んだダイヤモンドにでもしようかと考えていた。
そんなとき原色のドレスが似合う鼻っ柱の強いケイトと出会う。
ケイトは妹の結婚相手を探すためにムンバイからロンドンへやってきたところだ。

祖父母は娘が子(ケイト)連れのインド人と結婚したことを未だに不服に思っていた。孫のエドウィーナがイングランド人貴族と結婚すれば莫大な遺産を譲ると言っている。
ケイトは母の実子じゃないから、財産を相続する権利がない。
母のためということを大義名分にしてケイトは妹エドウィーナの夫探しに協力する。

いつもケイトに守られていた箱入り娘のエドウィーナがなんと今季のダイアに選ばれて彼女の家柄や財産を目当てに男たちが次々と訪問してくるようになった。

ダイアなら誰でもいいアンソニーはエドウィーナに熱烈にラブコールを送る。一方ケイトは妹に本当に好きな男性と恋愛結婚して欲しいのでアンソニーを遠ざける。
アンソニーとケイトはエドウィーナをめぐって言い争いが始まる。

10年前のある日、ブリジャートン子爵が蜂に刺されてアナフィラキシーショックで死んだ。子爵となった当時19歳の息子アンソニーは突然の父親の死にショック受ける。
母が父の死で心を壊すのを目の当たりにしたアンソニーは本気の恋をしないとその時に決めた。だから、女遊びはしても恋愛はしないし結婚相手など誰でもいいのだ。

ケイトとアンソニーは顔を合わせるたびに牽制しあう日が続く。
しかしある時一瞬で2人の距離が縮まる。
妹の結婚相手ということで話が進んでいるアンソニーに強く惹かれていくケイト。

という定番のラブ・ロマンスが続くなかでエロイーズの謎のコラムニスト探しも核心に近づきます。

【Trivia & Topics】
*ぶっちぎりの視聴者数。
Netflixは2022年3月25日に配信を開始した「ブリジャートン家」シーズン2が、配信開始から28日間で視聴時間が6億2711万時間、英語で作られているNetflixドラマの中で最高記録を達成したことを発表した。2位に陥落したのは同ドラマのシーズン1(6億2549万時間)。

ぶっちぎりのこのシリーズのシーズン3は2024年に配信開始が予定されており4の製作も決定している。原作は8冊あるのでストーリーまだまだ本シリーズは続きそうな気配だ。
今のところ日本ではそれほど話題にされていないが思いっきり楽しめる作品です。

*シャーロット王妃
物語の中心人物のシャーロット王妃。
初登場のシーンから何で黒人が英国王妃なの?と驚いた。
シャーロットは実在の人物だ。
ソフィア・シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツはイギリス国王ジョージ3世の王妃。
メクレンブルク=シュトレーリッツ公国(ドイツ北部にあった公国)の公女17歳のソフィア・シャーロットは生まれてから一度も英国を訪れたこともなく夫となる人物に会ったこともなくロンドン宮殿に連れて来られた。

シャーロットは無名で政治的なつながりも目的もない存在なので国王との結婚後も英国の利益が優先されることを望んでいたジョージ3世の政治顧問たちにとって好都合だった。
2人は会ったこともなかったが1761年に使者が代理で結婚を申し込み、シャーロットは受け入れた。
彼女が英国に到着してわずか6時間後に結婚式が執り行われた。
英語を話せず結婚式の当日まで夫に会ったこともなかったシャーロットはかくてグレートブリテンおよびアイルランド王国の王妃となった。

ジョージ3世は献身的な夫で良き父親だったがシャーロットにとって、宮廷生活は苦難の連続だった。英国貴族のしきたりを巡って義母と衝突することと14人もの跡継ぎを生むことで疲れ果ててしまった。
結婚の翌年になるとジョージ3世はシャーロットにバッキンガム公が所有する広大な邸宅を買い与えた。
後のバッキンガム宮殿だ。
バッキンガムハウスは「王妃の家」と呼ばれ、そこで本を読んだり、裁縫したり、大好きなチェンバロを弾いて家庭生活を送った。
シャーロットはドイツ出身だがポルトガル王家のアフリカ系の先祖がいたという説がある。
それを拡大解釈したのが「ブリジャートン家」のシャーロット王妃の姿だ。

【5 star rating】
☆☆☆☆

(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めです。
☆☆☆:楽しめます。
☆☆:駄目でした。
☆:途中下車しました。

【reputation】
Filmarks:☆☆☆☆(3.9)

Netflix:🔘



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