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23/9/12  メンタル・ダウン

ここのところ、病院通いに忙しい。関節リウマチは30歳からの持病で、今も2ヶ月に1度通院している。高血圧はここで血圧日記をつけていたが、絶賛服薬中。ここに最近、心療内科が加わった。子どもたちに「最近、忘れっぽくない?おかしいよ」と言われたことがきっかけで、よくよく振り返ると、初夏のあたりから、この前まで出来ていたことができなくなっていたし、何をやるにも集中力が続かないし、常にだるいし、わけもなく悲しくなったりしていた。自覚はあったが、年齢や更年期だろうと流していた。

村井理子さんの「更年期障害だと思ってたら重病だった話」という本を思い出した。

村井さんの場合、心臓だったのだが、私はメンタルだろうと。娘が一昨年秋にうつ病になり、その手の病気の初期症状にはいささか詳しい自信があった。娘はこじらせてしまって1年間大学を休んだが、私はまさか仕事を1年休むわけにはいかない。

ただ、決めつけも良くないと思うので、次回の循環器内科の診察時に心臓が原因の可能性があるか、聞こうと思う。私は関節リウマチでなかなかハードな服薬も経験しているので、体が丈夫ではない。父も慢性心不全で入院したし、弟も心筋梗塞を起こして、生死の境を彷徨っている。私も心臓が強いはずないと自覚すべきだろう。

心療内科では予想通り「仕事は、休めるなら3ヶ月休んだほうがいい」と言われたが、そんなことができすはずもなく、そして医師もそれを理解して、「休めないなら、せめて無理にでも休みを確保してください」と言われた。他にも「新しいことは始めないこと。環境を変えないこと。」と、これに関しては、かなり強めに言われた。しばらくは抜け殻のように暮らそうと思う。

今日は関節リウマチの定期通院日で、日本橋へ行った。最近、家と職場の往復で精一杯で、日本橋が新鮮だった。帰りに丸善に寄って本を数冊購入し、一番上の階にあるカフェで一休みした。カフェでゆったりしたのはいつ以来だろう。ゆっくりコーヒーを飲む時間すらなかった自分に、反省。自分を粗末に扱いすぎた。

ここ最近、自信をなくすことが続いていて、私は自分で思うより、ダメな人間なのかもしれないとよぎることが増えていた。出来てないことがたくさんあって、誰からも信頼されなくなるのではという恐怖感や、実はだらしない恥ずべき存在なのかもとも思うようになっていた。それなのに、落語会の運営のNPO法人を立ち上げて、出来もしないことをやっているのではないか、私がやるべきことではなかったのかもしれないとも思うようになっていた。確かにそうかもしれないけど、自分だけは自分を大目に見るようにしようと思う。

こういうことを考えることができて、ここで気持ちの整理ができる程度の文章は書けているのだから、深刻なまでに病んでいるわけじゃないことはわかっている。医師も「今ならまだ引き返せます」と言ってくれた。ここで踏みとどまって、ちゃんと私を取り戻そうと思う。


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