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やわらかなもの 1才 No1

ジュウちゃん(仮名)と過ごす、やわらかな時間を綴った日記です。
ジュウちゃんは、今(2023年)はもう、だいぶ大きくなってしまったけれど…。

01
ジュウちゃん、初めての誕生日。1才。不思議な感じ。11ヶ月児だった昨日と、何も変わっていないし。でも、生まれた時の事を思うと、すごーい成長ぶり。
私はどうだろう・・・。体重は元にもどったけど、体型が変わってしまった。中身は?わからない…。でも、そう簡単には変わらないだろう(^^;)。
それにしても、一年前の今日は、痛くて辛くて嬉しい一日だったなあ。
ジュウちゃん、誕生日とは関係なく、背中に湿疹が出て3日目になるので、病院に連れて行った。 お風呂上がりなど、体温が上がると湿疹が浮き出る。背中だけ。診て頂いたら、「汗疹」だった。特に薬は処方されなかったので、薬局で「コラージュD」と言う入浴剤を買った。500mlで2890円。高い(-_-;) でも、新生児の時、汗疹や湿疹が出て、この入浴剤を使ったら、結構効果があったので、お誕生日だし、フンパツした。使ってみたけど、いい感じ(^_^) 
夕食の時に、小さくて丸いケーキを1つ買って、ローソクを一本立てて、お祝いした。
ジュウちゃん、食べるかな?こういう物、食べてもいいのかな?ちょっとだけあげて、残りは夫が食べた。それから、3人で生まれたばかりの時のビデオを見た。ジュウちゃんは、泣いている自分の姿を食い入るように見ていた。
誕生日だけど、特に盛大なお祝いもなく、一日が終わった。私にもっと余裕があったら、ケーキを作ったり、動物園に連れて行ったかもしれないけど、ダメだった。それでも、今日の日を無事に迎える事が出来て、心から嬉しく思う。

02
朝から大雨。家の中はジメジメしている。
午後になって雨があがったので、バギーでお散歩する。曇っているけど、雲の上から太陽がジリジリ照らしている様な暑さ。「ああ、夏ってコレより暑いんだったなあ」と、夏を思い出す。
今日、ジュウちゃんに肩の辺りを噛まれた。すごく痛かった。私が、ボーっと洗濯物をたたんでいる最中に、ダッコをせがまれたんだけど、ボーっとした世界から現実に戻れなくて、直ぐにダッコをしなかったので泣いて、それで「ああ、ごめんね」ってダッコしたら、噛んだ。コレって叱っていいのかなあ?叱るべきなのかなあ??私がちゃんと相手をしなかったから噛んだとしたら、叱るより先に、もっと集中して相手をするべきだよね。私、まだジュウちゃんを叱った事がない。もうそろそろ、躾として、叱る時は叱らないとダメなのかな。躾か…。躾て治るものならいいけど、性格っていうか、性質っていうのもあるだろうから、どう躾けていけばいいのか、これからその都度考えるんだろうなあ…。三つ子の魂百までっていうけど、持って生まれた性格っていうのもあるだろうし、自分にだって、どっちがどっちか区別がつかない性格ってあるよね。とりあえず、明日は、ちゃんと気合を入れて、相手をしよう。でもさ、子供とずーーーと一緒にいすぎて、一瞬、気持がどこか遠くへ行ってしまう時って、ない? 

先日、散歩の途中、草むらで小さく光るもの発見。「何だろう?」と思って近付いて見ると、虫だった。見た事ない虫。スケルトンで金粉が付いているみたいな虫。携帯で写真を撮って、図鑑で調べてみたけど解らなかった。HPで虫の事を詳しく紹介している方がいたので、質問してみたら、甲虫目ハムシ科の「ジンガサハムシ」との事。密かに「もしかしたら、新種の虫を発見してしまったのでは!」と、ドキドキしていたんだけど・・・。

03
近頃ジュウちゃんはブランコに揺られるのが楽しい様子。公園の近くに行くと、公園の方に体を向けて乗り出す。ど根性ガエルのピョン吉みたい。で、ブランコの方へと導かれる私。「ブランコ乗る?」と聞くと、手を上げるので、ダッコしてブランコに乗ると、満足気。揺らすと、ニコニコ笑う。時々、笑い声もでる。隣に、他の子供が乗ったりすると、体を乗り出して見ている。面白い奴だ。
帰る時が、ちょっと大変。ダッコだったらまだいいんだけど、バギーの時は、なかなか乗ってくれない。
昨日は、お友達親子と一緒に、おやつを持って、ちょっと離れた所にある小川へお散歩。一緒に行った子はジュウちゃんより6ヶ月年上の女の子。バギーから降ろすと、一人でテクテク歩く。幼児の6ヵ月違いって大きいなあと思った。

04
赤ちゃん専門店で、偶然友人に会った。彼女も赤ちゃんを連れていた。最後に彼女にあったのは、昨年の4月。私は妊娠中だった。その時彼女は「もしかしたら妊娠したかも」と、嬉しそうに言っていたので、無事に妊娠・出産された様で良かったと思う。
もしかしたら妊娠していなかったのかも…、妊娠しても無事に生まれたかどうか…等、いろいろ心配していた。彼女は、婦人科系の病気で通院していたので。
妊娠とか、出産とかって、当たり前でも簡単な事でもないと、体験してみて思った。いろんな偶然が、良い方に重なって、新しい命は誕生する。だから、命は、みんな大切。

05
今日も、午前中に公園へ行ってブランコに揺られる。週末の公園には、パパ&子供という組み合わせをよく目にする。お散歩中にも。近頃のパパさん達は、家事も育児も参加型が多いのかな。夫はそういう事、まだしていない。いつかするのだろうか…?

ジュウちゃん、Tちゃん(私の妹)に髪の毛を切ってもらう。サッパリと短めに。ハサミでチョキチョキ、ザクザク。髪型で人の印象ってすごく変わるんだね。今までは、おばさんぽかったけど、男の子っぽくなった。

06
暑い一日だった。午前中、2時間外遊びをした。ジュウちゃんも、公園にいた子供達も、暑さの中、元気いっぱい楽しそうに遊んでいた。先輩のママさん達は、まだまだ序の口という感じで、余裕がある。でも、私は、結構しんどかった。ジュウちゃんを抱っこしながらブランコに揺られ、クラクラしていた。妊娠する前は、仕事をしていたので、日中外にいる事はあまりなかった。休日でも、暑ければ、わざわざ外には出なかった。夏はこれから、まだまだ暑くなるのだ…。いろいろと大変な事は、子供を作る前から一応想定していたけど、こういう暑さの中、実際に遊んでみると、自分の体力が覚束ない事を自覚した。

「ジュウちゃんが噛む」という話の続き。
あれから、時々噛むけど、「歯が生えてくるので痒くて噛む」時と、「私の気を引く為に噛む」があるみたい。歯が痒い時の噛み方は、それ程痛くない。気を引く為の噛み方は痛い。それで、痛かった時は、瞬間「イタイ!!」と言ってしまうが、その後「ダメだよー、イタイイタイだよ」と優しく言う事にしてみた。そしたらここ数日は痛く噛まれない。そして、ジュウちゃんとの時間を丁寧に過ごすように心がけている。

07
今、PM10:30。さっきから、女の人がヒステリックに怒鳴っている声が聞こえている。近所のどこかの部屋から。「早く寝ろって言ってんだよ」「わかんねーのかよ」「いつになったら寝るんだよ」という言葉が、ずっと…。誰に対して言っているのかわからないけど、赤ちゃんや子供にだったら…と思うと怖い。反論する声も、泣き声も、仲裁する声も聞こえてこない。ぶたれていない様に…誰か止めに入って…と願う。
これって虐待?叩かなくても、言葉の暴力だってある。その女の人自身も、きっと誰かに何とかして欲しい、心の叫びなのかも知れない。
ジュウちゃんが新生児だった頃、まだ体内時計が定まっていない時期だから、昼夜かまわず泣いたり、グズッたりしていた。こっちも、産後の体調不良が続いていたし、育児と家事と睡眠不足で疲労困憊、疲れ果てていた。何で泣いているのか解らない。オムツでもないし、おっぱいでもなさそう…。そんな時、本当に孤独を感じた。一日24時間、ずっと、物言わぬ赤ん坊と一緒にいると、世の中からはじけだされた様な、2人っきりにされてしまったような、そんな孤独感を感じる事がよくあった。そういう時、もう一人の自分が、ジュウちゃんに何かしそうで怖かった。ちょっと気を許したら、自分の中の我慢している部分、弱っている部分が、過ちを起こしてしまうのではないか、と。出産してから、しばらくの間、ジュウちゃんをダッコしたままベランダに立つのが怖かったし、マンションの通路も、なるべく壁側を沿って歩いた。一瞬でも、狂って、ジュウちゃんをポーンと投げてしまうのでは…と思ったから。実際、ニュースで、そんな事件を報道していた。育児ノイローゼーで、ベランダから赤ちゃんを投げ捨ててしまったのだ。こういう事って紙一重、誰にでも起こり得る事だと思う。だから、悩んだり、シンドイと思った時は、誰かの助けを借りてみたり、話を聞いてもらったりして、自分の中のモヤモヤを吐き出して欲しい。手遅れにならないうちに、早めに。

08
てんとう虫がたくさんいる草原へ散歩しに行った。見つけたてんとう虫を、ジュウちゃんの服に付けてみた。ビビッて泣くかな?と思ったら、何のためらいもなく、指でつまんで口に運ぼうとした。まさかの反応だった。すぐに、やめさせたけど、あのまま食べていたらと思うと…。シャリシャリとした音を想像したら鳥肌がたった。「知らない」って恐ろしいなあ、と思った。

09
お昼ご飯の後、ジュウちゃんをおんぶして寝かし付ける。背中から、指をしゃぶっている音が聞こえなくなり、動きがなくなってきた。「そろそろ寝たかな?」と思い、鏡を見に行く。眠りに入ったばかりのジュウちゃんの顔が写る。「あともう少しかな?」という感じだったけど、今日は私も眠りたい。「このまま添い寝をすれば寝付くだろう」と思い、ジュウちゃんを布団の上に乗せた。そしたら、パチリと目を開けた。「しまった!! やっぱり早すぎたか…」でも、このまま背中をトントンすれば、また眠るかもと思ってトントンしてみたが、効果ナシ。それで、しばらく私、寝たふりをする。すると、ジュウちゃんは段々覚睡し、遊び始めた。私、寝たふりをしながら、ウトウトしてきた。時々起きて、ジュウちゃんを横に寝かせて、背中をトントンしたり、足をさすったりした。でも、ジュウちゃんは起き出して壁を叩いたり、カーテンをいじったりしながら、楽しそうに遊んでいる。そんな事が1時間続き、結局寝かし付けは失敗。あーあ、残念。

10
ジュウちゃんはまだ1人歩きをしない。これについては、まったく焦っていない。ジュウちゃんはジュウちゃんのペースで…と思っている。最近、少しつたい歩きをするようになったので、散歩の時、靴を履かせてみた。お下がりで頂いた物。頂いた時、「これを履いて地面に立つ日がくるんだよねえ」と、靴を見ながら半信半疑だったけど、ちゃんとその日は来るんだなあ。日陰をさがして、コンクリートの地面にジュウちゃんを立たせる。花壇のブロックに手をついて数歩歩いたが、靴が重いのか、その後は動かず仁王立ち。でも、手は花壇の草や土をいじっていて楽しそうにしている。せっかく靴を履いても、結局ハイハイで移動するので、今度「ひざあて」を買おうかな、と思った。裸足にして芝生の上に立たせようとしたら、怖いのか?嫌なのか?足を大地に置こうとしない。生まれてからずっとコンクリートの上で生活していた動物園の生き物が、ある日土の放飼場に開放されたのに、なかなか土の上を歩こうとしない、という様な話を思い出した。

11
ジュウちゃんを出産した病院で、お誕生日会を開いてくれた。
子供が10人集まった。顔見知りの人も、お久しぶりの人も、初めての人もいる。
ヨチヨチ歩きの子もいれば、ハイハイの子もいる。
さっそく、テーブルに並べられたお菓子やジュースに手をのばし、とても賑やか。
簡単な自己紹介をして、お誕生日の歌を歌って、ローソクの火を消して、ケーキを頂いた。手作りのとても美味しいケーキだった。
ケーキやお菓子を食べながら、座談会へ突入。皆、それぞれの悩みや、子供の話などをし合う。

ご飯どのくらい食べる?
食事の時、食べ物を投げ捨てるの。
もう、スプーンとかコップ、自分で持たせている?
牛乳飲ませてる?
ミルクはどのくらい飲んでる?
ひっつき虫で毎日大変。家事が出来ないよ~
よく寝る?家なんか昨晩7回も起きたんだよ~
などなど。

不思議なもので、皆同じような事で悩んでいるってわかると、それだけで安心する。
「夜、子供が眠って自分だけの時間が出来ると嬉しくてワクワクする」と言うと、「良かった~。私もそう思っていたけど、思ったらいけない事かなあ、とも思っていた」と言った人がいた。
こんな事を話していると、ママ達の年齢なんか関係なく、「同志」という感情が沸いてくる。不思議だ。
子供達は、それぞれオモチャで遊んでいた。ジュウちゃんは、同じ月齢の子供と遊ぶ機会が少ないので、どんなふうにお友達と遊ぶのか興味津々の私。1つのオモチャを、ジュウちゃんと他の子の2人で狙っていた。先に他の子が手を出そうとした。ジュウちゃんは、すぐにオモチャを自分の方に引き寄せた。他の子はその手の置き場に困っている。ジュウちゃん、奪ったオモチャで遊び始めた。そうか、晩熟だと思っていたけど、意外と積極的なんだ、「いばりんぼう」にならないといいんだけど…と思った。

大雨の中、ジュウちゃんをダッコして、傘をさして、バスに乗って行ったけど、「行って良かった」と思う誕生日会だった。

12
ジュウちゃんは、1才になる少し前くらいから、大人のマネをするようになってきた。今日、お風呂に入っていた時の事。私が、手を上げて腋の処理をジョリジョリしていたら、ジュウちゃんもマネしてニコニコしながら手を上げていた。子供は、何気なくやっている大人の行動を、ジーッと見ているんだなあ。

ダッコされるのが好きな乳幼児は多いと思う。ジュウちゃんもダッコが大好き。バギーに乗っていても、家の中にいてもダッコをせがまれる。「ダッコできる時期は限られているから、出来るだけ抱っこしてあげようじゃあないの」と大盤振る舞いの私だけど、やっぱり腰痛には悩まされるし、買い物も、家事もはかどらない。でも、子供は、いろんな物が見たいのだろう。料理している時も、洗濯している時も、ダッコされながらジーッと見ている。もしかしたら、生まれた時から、いろいろ見て観察しているのではないだろうか。大人達の事を。
いつか、いきなり、「お醤油の置き場はココでチュ」「お味噌は最後に入れなチャイ」「柔軟剤いれまチたか?」なんて言いそう・・・そんな日が、楽しみ。

13
6ヵ月健診の時、お医者さんに「目がちょっと気になりますね。斜視かも知れないので、1才になったら眼科に行ってください」と言われた。より目っぽいとは思っていたけど、「まあ、赤ん坊はこんなものなのかなあ」と思っていた。でも、言われてしまうと、何だか気になってしまう。それから数日後、たまたま自分が眼科に行く事になったので、ついでにジュウちゃんも見ていただこう、と思った。念のため電話して「6ヶ月児でも斜視の検査はできますか?」と聞いたら、「出来ます」と言われたので、軽い気持で病院に向かった。そしたら、担当の若い女医さんが、怖くて、ツンケンしていて、説明不足で、子供が嫌いなのかなあ…と思ってしまう様な人だった。他の患者さんに対する言い方を聞いていても、冷たい感じ。お年寄りにも、ちょっと可哀想だなあ、という対応をしていた。一番嫌だったのは、爪が長かった事。それで、「ああ、病院選び、失敗した」と思った。ジュウちゃんは、眼底検査の時、看護士さんにダッコされて、暗い別室に連れて行かれた。今までで一番というくらい大声で泣いていた。その泣き声を聞きながら、「ああ、思いつきで病院に行くのは良くないなあ。小児科の先生には1才になったらって言われたんだから、それまで待っていれば良かった…」と落ち込み、反省した。その時、「眼底に異常はないので、今度、生まれた時から今までのスナップ写真を何枚か持って来て下さい」と言われた。
それから半年。先日の「お誕生日会」で助産士さんにその話をしたら、「ああ、この子、生まれた時から目が寄っていたものねえ。急がなくてもいいから、もう一回写真を持って眼科に連れて行った方がいいよ」と言われた。病院まで紹介してくださったので、今日、そこに行ってきた。優しい女の先生。眼底検査で異常ナシと言われたのなら、今日は検査はしなくてもいいですね」と言って、あやしながらジュウちゃんの目を検眼して、持って行った写真を見ながら、「斜視ではないですよ」と言って下さった。「念の為、半年後にまた来てください」との事だった。また泣かせるような検査をするのかなあ…と思っていたので、すぐに終わって良かった。ジュウちゃんはちょっと泣いたけど、ケロちゃん指人形をもらって、すぐにニコニコになった。

14
夕べ、ピクルスを作った。今日、味見してみたらちょっと酸っぱく出来てしまった。ジュウちゃんが食べたそうにしていたので、口元に持って行ったらパクついた。でも、すぐに酸っぱそうな顔をして、出した。たぶん、「酸っぱい物」を初めて口にしたと思う。ホントに梅干を食べたみたいな顔。酸っぱい顔って人の真似をしてそういう顔になるのではなくて、生まれた時から組み込まれている反射なのかな。ホントに目が“く”の字になっていた。

15
先日、バッタがたくさんいる原っぱへ行った。一見、何もいそうにない様な静かな原っぱなんだけど、一歩足を踏み入れると、ピョンピョンピョンピョン、バッタが飛び出してくる。四方八方から、ピョンピョンピョンピョン。ジュウちゃんをダッコしたまま、バッタを追いかけ原っぱの中をズンズン歩いた。ジュウちゃんも、ピョンピョン飛び跳ねるバッタを目で追っていた。心配だったのは、蚊。帰る時に見てみたら、十数か所は刺されていた。虫除けシールや携帯用の虫除けを着けていたけど、ダメ!!やっぱり、前から効果を疑っていたけど「効き目ナシ!!」と確信した。それで、TVでキャンプの先生が「蚊やブヨにはハッカ水が効く」と言っていたので、今日、薬局で「はっか油」を買って来た。「はっか水」の作り方をネットで調べてみたら、いろいろあったので、それらを参考にしながら自分流で作ってみる事にした。ジュウちゃんが使うので、最初は薄めにして。さて、その効果は如何でしょう。明日の散歩が楽しみだ(^_^)

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「はっか水」を使って2日目。何だか良い感じです。この2日は蚊に刺されていないです(たぶん)。ジュウちゃんにも、私にも、シュッシュッ!シュッシュッ!と振りかけてます。はっかの香りが清涼感あって、気分的にも良いです。

洗濯物を取り込んでいる少しの間に、ジュウちゃんが、ペットボトルのキャップより一回り大き目のキャップを口に入れて出なくなって苦しんでいた。目には涙がたくさん溜まっていて、声はでなくて、口にはキャップがハマっていて、ヨダレがダラダラ流れていた。床に流れたヨダレの量を考えたら、とても長い間そうしていたと思う。気が付くのがもう少し遅かったら死んでいたかも…。
子供が手に持ったら危ないとわかっている物でも(もちろん刃物・毒物等は絶対ダメだけど)、欲しがってウルサイと「ちゃんと見ていれば、ちょっとくらい大丈夫かな?」と過信してしまう。それが、積もり積って、「まあ、ちょっとくらいなら…」と油断して、こんな事になってしまった。反省。まだまだ目を離したらダメなんだ。今、これを書いている間、ジュウちゃんは寝室で眠っている。時々、「メエ~」と羊のような鳴き声がするので、跳んで行って背中をトントンしたり、体をさすってあげる。そうすると安心してまた眠る。今日は、何度呼ばれても、「ああ、生きている証拠」と喜んで跳んで行く私です。

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近頃大変に思う事は「歯磨き」。なかなかさせてくれない。最初の1・2回は、ジュウちゃんも興味深々に寄ってきて、素直に磨かせてくれたけど、すぐに「逃げる+騒ぐ+泣く」になった。でも、しない訳にはいかないんだよね?それで、いろいろな方法を試している。ここ数日は、お風呂で磨いている。洗髪の時に、ダッコして仰向けにするので、その時に、ササッと磨く。気を紛らわす為に、ジュウちゃんには練習用歯ブラシを持たせている。でも、私、片手はダッコしているので、片手で磨く事になる。あまり、効果があるとは思えない。「しないよりはマシかな?」と思いつつ続けている。数日は何とかなったけど、だんだんジュウちゃんも「これはイヤな事だ」とわかってきたよう。今日は、入浴中ずーっと私を警戒している。そして、練習用歯ブラシを持って口に入れたりしていた。時々、「お母さん、ボク、自分で磨いてますから」と言いたげに私をジーと見る。私、「ジュウちゃん、えらいねえ~。でも、後でお母さんも磨くからね」と言ってみる。
今日もやっぱり泣いて、逃げようとして、まともに歯なんて磨けませんでした~。でも、こんなチビ助でも、何かを訴えようと、考えて工夫している事が、いじらしかった。

18
ジュウちゃんと一緒にスーパーで買い物をしていたら、店内にオニヤンマが迷い込んで来た。男の子が「トンボだ! オニヤンマだ!」と行って、追いかけていた。すごく大きくて立派なオニヤンマだった。
夕方、夫とジュウちゃんと私で、公園に行った。ブランコに乗ろうとしたら、先客のセミがいたので、隣のブランコに座った。セミはずっと、ジーッとしていた。

19
夕方、涼しくなった頃、バギーでお散歩。いつもの草原に行ったら、草が刈り取られていた。でも、また直ぐに伸びて、いつもの草原になるだろう。雑草の力はすごい。刈り取られた後に、カタツムリの殻がたくさん落ちていた。中身は何処へ行ったのだろう・・・

20
少し前から、支えなしで1人立っちが出来る様になったジュウちゃん。まだ覚束なくて、生まれたばかりの仔鹿の様に、プルプル震えながら、時には倒れたりシリモチをつきながら、頑張っている。顔は笑顔なので、楽しいのだろう。一日一回か二回くらいしかしないので、なかなかそのシーンが見れない夫だったけど、今朝、見る事が出来た。嬉しそうに見ていて「重量挙げをしている様だね」という感想を言っていた。言われてみれば、そんな風にも見える。生まれたばかりの仔鹿のイメージだったが…。

今日は、何度も立ったり座ったりしていたジュウちゃん。上手に立てた自分を拍手して褒めてみたり、体をひねって横を向いてみたり、数歩あるいてみたりと、ちょっとずつレベルアップしている。1人でトコトコ歩くのも遠い未来ではなさそう。まだまだダッコダッコのジュウちゃんなので、キンキンと痛い足腰をさすりながら「早く自分で歩いてくれないかな~」と思う時があるけれど、歩いたら歩いたで、少し淋しいかも…。
私は、一日中ジュウちゃんと一緒にいるので、初めて○○した瞬間を、夫より多く見る事が出来る。これは、同じ親として、随分「特」をさせてもらっているなあと思う。子供が生まれても、仕事や趣味に忙しく、家事にも育児にも期待はできない夫。そんな夫に、いろいろ不満もあるけれど、時には、少しくらいは、感謝もしています。

21
昨日見た広告に、前から欲しいと思っていた「電動アシストサイクル」が安くなっていたので、思い切って買う事にした。「安い」と言っても、我が家の家計では、ポンと簡単に買える金額ではない。で、ずっと「どうしようかなあ…」と思っていたんだけど、先日実家に帰省した時、ジュウちゃんを実家の自転車に乗せたみたら、嫌がらず、楽しそうに声を出して笑っていたので、かなり気持ちが「買う」方向に傾いた。それで、タイミングよく広告が入ってきたので、「今しかない!」と思って、バスに乗って買いに行った。
いろいろ説明を聞いて、色を決めて、サイクルチャイルドシートを選んで…ああ、疲れた。自転車防犯登録の手続きもした。しない訳にはいかないらしいので。これって何か変。有効期限10年なんだって。10年以上経ったら再登録しないとダメなんだって。もちろん手数料がかかる。前に乗っていた自転車を廃棄するから、その番号を引き続き使用できないのだろうか?この500円はどこでどんなふうに使われているのだろうか?それから、サイクルチャイルドシートって、前タイプでも後タイプでも適用年齢が「2才から」と記載されていた。2才未満は対象じゃないんだ~知らなかった。じゃあ、どうすればいいんだろう。やっぱ、これに乗せるしかないよね?それとも2才までおんぶして乗るの?それって、道路交通法に違反しない?近頃は、自転車も厳しく取り締まっていて、罰金もあるから、そういう事もちゃんと知っておかないといけないなあ、と思った。
さて、新しい自転車。乗って帰るには充電した方が良いとの事だったので、充電してもらいました。1時間半。乗った感想は「上り坂がラク。でも、原付程ではない。キツイ所はそれなりにキツイ。坂が多いこの街で、子供を乗せて走るには便利だ。買って失敗した~って事はないな。よし!元をとるまで乗ってやろう!!」

22
1才になる前から、大人のマネをして、バイバイとか、コンニチハとか、いわゆる「芸」という物をするようになってきた。 「ちょうだい」というポースはとても重宝している。欲しい物があると、自分の胸をポンポンとかるく叩く。初めは、両手を前に差し出し、手のひらを合わせるように教えていたんだけど、いつの間にか自分で考えて、こんなふうに催促するようになった。このポースのおかげで、意思表示がはっきりし、とても便利。欲しい物をしっかりと訴えてくるし、こちらにも解りやすい。 夜中に眠っている時も、時々している。ガーゼが手から離れた時や、水が飲みたい時等。夢の中でもしている様子。
最近は、危ない物や、触ってはいけない物を教える時、私が自分の手を胸の前で交差して「ダメ」って言っている。最初は意味が解らなかったようだけど、何回かやっているうちに、ダメというポーズを覚えた。でも「ダメポーズをした時は、触ったらいけない」と言う事は理解できない。 例えば、私がかけている眼鏡を触りたくて手を出すので「ダメポーズ」をしながら「ダメ」と言うと、真似してダメポーズをしてから、チョウダイをする。置いてある眼鏡を見ても、ダメポーズをしている。「眼鏡=ダメポーズ」になっている様だ。口に入れたらダメな物も、ダメポースで教えると、やっぱり真似をしてからチョウダイをしている。普段「ダメ」と言われている物を触ろうとしたり、口に入れようとして、私と目が合うと、先にダメポーズをされてしまう。ダメの意味が解るのは、まだまだ先だと思うけど、根気強く教えて行こうと思う。ジュウちゃんがやるダメポーズは、短い腕を顔の前でクロスするので、可愛くて「ダメ」と言いながらニコニコしてしまう私。昔「ひょうきん族」というTV番組に「ザンゲのコーナー」というのがあって、ザンゲの神様がこんなふうにダメポーズをしていたなあ。

23
以前、新聞屋さんから動物園の無料招待券をもらった。期限付だったので、今日行く事にした。夫とジュウちゃんと私の3人で。で、着いたら休園日だった・・・ガーーーン!! ちゃんと調べなかった私のミス。でも、夫が「せっかくだから、他の所に行こう!」と言ってくれたので、別の水族館へ向かった。
ジュウちゃんは2回目。前に来た時は生後4ヶ月だった。当たり前だけど、あの時よりは、魚を目でおっているし、ペンギンを怖がったり、いろいろ見て、感じていた。帰りには、砂浜に出て、足を濡らしてみた。ジュウちゃんは喜ぶかと思ったら、怖がっていた。お風呂とは違うものね・・・。
今日は、暑かったので、冷房の効いた水族館にして良かったかも知れない。海も見れたし。
夜になって、偶然新聞屋さんが集金に来たので、「先日頂いた招待券で動物園に行ったら、お休みだったの~残念だった」と言う話をしたら、「じゃあ、また持ってきますね」と、言ってくれた。言ってみるものですね。

24
入浴中、洗い場でウンチをしたジュウちゃん。
生後4ヶ月の頃から、便秘が続き、ほっとくと10日以上も便がでなかったりしたので、何度も小児科へ足を運んだ。離乳食が始まっても、なかなか治らず、指浣腸をして出す事も多かった(医師の指示で)。1才を過ぎた頃から、ようやくほぼ毎日でる様になったけど、初めの頃は、まるで分娩するみたいな騒ぎで出していた。
そんな事があったので、ジュウちゃんがウンチをしてくれるとホッとし、こちらも自分が出したみたいに気分がスッキリする。だから、お風呂場だろうが、お散歩中だろうが、どこでしても歓迎なんだけど、今回は本人がちょっとびっくりしたみたい。「ウンチ、出て良かったね」って言ったんだけど、かなりの間、泣いていた。自尊心が傷ついたのだろうか?

25
「小田和正さんと、みのもんたさんのライブ&トーク」というのに行った夢を見た。小田さんが一曲歌を歌って、みのさんとお喋りして、また歌う…というライブ。夢の中で「やっぱ小田さんの歌だけのライブの方がいいなあ…」と思う私。そしたらジュウちゃんの泣き声が聞こえて、目が覚めた。朝の7時30分だった。そんな夢を見たせいか、今日は小田さんの音楽をかけて過ごした。外は、しっとりとした雨。
夕方、ジュウちゃんをダッコしてお散歩。道端に「ふうせんかずら」が咲いていた。枯れたふうせんの中には、ハート模様の種。初めて見た時、誰かが書いたのかと思った。
来年の春、ジュウちゃんと一緒に、この種を植えてみよう。

26
井の頭公園へ行く。
近頃ジュウちゃんは、電車やバスにとても興味を示すようになった。妊娠中、病院で「たぶん男の子でしょう」と言われた時から、男の子の遊びってどんな物があるのだろう?何に興味を示すのかなあ?と、周りの小さな男の子に目が行くようになった。駅の近くに、電車が良く見える橋があって、大きい人から、小さい人まで、よく男の子(人)が立っている。「お腹の子もこんなふうになるのかしら…」と思っていたけど、何だかそんな感じがする。先日、自転車でジュウちゃんと一緒にその橋に行ってみた。電車が通る度に、指をさして「アッ! アッ!」と言ったり、バイバイしたりしていた。バスにも、見かける度に、体を乗り出して豪快に手を振っている。まるで、誰か知っている人でも乗っているかの様だ。
そんなジュウちゃんなので、電車の中では、ずっと起きていて、すれ違う電車を見ては、「アッ! アッ!」と言ったり、指をさして私に教えてくれたり、反応が面白くてアッと言う間に到着した感じがした。
井の頭公園の中の乗り物コーナーでも、新幹線の乗り物を指さして「アッ! アッ!」と言うので、「乗る?」と聞いたら、手を上げたので、乗せてみた。3歳未満は無料なのかと思ったら、1才未満までが無料で、大人も子供も一回100円だった。今まで、子供がいない生活だったので、こういう物とは縁遠かった私。「そうか、これからは段々こういう事でもお金を使うようになるんだなあ」と思った。ジュウちゃんは、笑いはしなかったけど、真剣な顔つきで、進行方向を指さしながら乗っていた。降りる時には泣いた。

27
ジュウちゃんは、1才を過ぎた頃から、体内時計が定まってきたようで、朝は7時前後に起きて、お昼寝は12時30分頃、夜は8時30分には、「寝るよー」と言って、寝室の電気を消してガーゼを持たせれば、15分くらいで眠るようになった。ああ、だいぶラクになったなあ…と思う。
それが、ここ10日くらい、夜なかなか眠ってくれない。いろいろ試してもダメで、結局「おんぶ」で寝かしつける。どうしたのだろう…。昼間の運動が足りないのかなあ?同じ月齢の子供がいる友人に話したら「家の子も歩ける様になる前、すごく甘えん坊になったよ。そろそろ歩きだす前兆なんじゃない?」と言っていた。
今夜も1時間近く「おんぶ」をしていた。手足がポカポカしていて、そうとう眠いはずなのに、なかなか眠らない。時々、「寝たかなあ…」と思って鏡を見に行くと、鏡越しに目が合って、ニタっと笑う。こちらも、笑顔を返して、また家の中をトボトボ歩き回る。時計を見ると、9時を回っている。仕事で例えたら、残業だなあ…。残業の報酬は、ずっしりとした幸せな(ジュウちゃんの)重みと、こちらも眠くなってしまう様なジュウちゃんの暖かな体温。

28
ジュウちゃんは、お散歩中、手を引くとだいぶ歩くようになった。自分で「タータ、タータ」と掛け声をかけながら(教えた訳ではなく、自分で言い始めた)。今日は、いつもの草道へお散歩。途中で花や草、ゴミや虫に目がいくのでなかなか前に進まない。このペースが、私には新鮮だ。タンポポの綿毛を飛ばしたり、ドングリを見つけて拾い集めたり。段々理想の散歩に近付いているので、嬉しい。
手を引いている時、しっかりと私の指を握っている。やわらかくて、小さくて、かわいい手。数年後には、手なんか繋いでくれなくなるだろうし、私の手よりも大きくてゴツイ手になってしまうのだろうな。

29
動物園へ行ってきた。
ジュウちゃんは、初めて見る生き物がたくさんいて、興味津々に見ていた。でも、一番気に入ったのは「電車」。動かない車両が一台置いてあって、男の子達の人気の的になっていた。

30
数日前から、ジュウちゃんが、急に、積極的に歩くようになった。家の中でも、外でも。「二足歩行」に切り替わったという感じ。最初はハイハイと二足歩行の割合が5:5くらいだったが、今日は2:8くらい。まだ、ヨタヨタ歩きなので本人も不安なのか、外だと私の指を握って歩いているが、家の中では1人で歩いている。何か家事をしていて、ふと振り返ると、ジュウちゃんがニコニコしながらこちらに向かって歩いてくる。私の目線はまだハイハイの時の目線なので、いつもの目の位置にジュウちゃんがいないとドキっとする。