度が過ぎれば毒

暑さからついついアイスコーヒーを飲んでしまう毎日
安いコーヒーメーカーからボトルに移してしごとへ
ホットのときは立ち上る香りにテンション上げて仕事してたがアイスコーヒーになると香りがない代わりに
冷えた飲み物が暑い体を休ませる

休憩になったら
おばちゃんが湯呑み茶碗に入れたコーヒーが余ったからとくれる
いつもは上役向けだが最近は忙しいらしい
さあ遠慮せず飲んでと
少し汗のかいた安いアイスコーヒーを流し込む
〇〇さんも来ないからもういっぱい飲んでいきな
いくら喉が乾いていてもなかなかハイペース
圧に押されて二杯目を開ける
大学生が新歓でレモンサワー?そんなのジュースじゃん
日本酒日本酒と対して味もわかんないくせに飲ませるがごとく

ごちそうさまでした
目の前にはなぜかまだ一杯のコーヒーが
これも飲んで
とキラキラさせた目をこちらに向けてくる
まるで子犬を拾った子供が親に懇願するかのように

これが休日のカフェ愛する人と談笑しながらとか本を読みながらならば喜んでおかわりするだろう

しかしここは会社、そして10分やすみ
カフェイン中毒に怯えながら
ちゃぽちゃぽのお腹にコーヒーを流す
これはある種の拷問だ
飲めないブラックを無理して飲んだ小さい頃を思い出す






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