見出し画像

失敗、挑戦、圧巻

2024年3月25日(月)の日記。

とんでもないミスをしてしまった。noteでよく話題にしているN塾とは別の職場。同じようなミスを何度もしているのに、具体的な対策をあまり打ってこなかったせいで、またミスをした……。言い訳のしようもなく、ただ謝るしかなかった。
「誰でも失敗はするものだから」という励ましの言葉は誰から誰に向けて言うかでその効用が変わってくる(当たり前。というかこの言葉に限らず、言葉とはそもそもそういうもの)。この場合、自分から自分に向けては言えるわけがなかった。それは開き直りを誘発し、再発防止につながらないからだ。もちろん、ミスの種類によってはむしろ開き直ってなにも変えなくてもよいという状況もありえるとは思う。それはもはや、その行為を「ミス」として定義しているルールそれ自体がおかしいということを意味するけれど、今回はそういうパターンではない。
反省。


そんなときでもゲームはできる。小さいころから気がつけばゲームをしていたような人間だからか、よほど抑うつ症状が強くでているときでなければもう何時間でもできますという状態だ(わたしの場合、これが読書だとこうはいかない。わたしが読書をするようになったのは高校生からで、それまでは国語の読解もできなかったし活字もほぼ読んでいなかった。そのせいか、読書を始めること自体に一定量のエネルギーが必要になる)。
ということで、『Fallout 3(フォールアウト3)』(2008)の続きを進めた。週末は三上真司さんの『Ghostwire: Tokyo』(2022)をしていたこともあり、操作方法を思い出すのに数十秒を要した。とはいえ、操作に慣れていたらこのゲームを快適にプレイできるのかというとそうではなく、射程とゲーム内時間とフィールド特性をときに無視しているのではないかと思いたくなるような敵からの攻撃に耐えて打ち勝つことは、ゲームが好きなのにそこまでうまくないわたしにとってはなかなかの難易度となる。
また、わたしがもっている『Fallout 3』はEpic Games Storeが以前に無料配布していたもので、そこには日本語のデータが含まれていない。英語を日常的に浴びたいのでゲームをするときはなるべく英語でするようにしているため、日本語が収録されていたとて英語で遊んでいた可能性もゼロではないけれど、本作の場合はゲーム内テキストにアイロニーが多分に含まれているため、自分がしっかり理解できる言語で遊んだほうがいい……。大人気作だから日本語化Modもあるのだろうけれど、「ひょっとしてわざと違う訳を入れてるんじゃないだろか……」と変な猜疑心にかられて導入していない。存在を調べてすらいない……。まあこの調子でひとまずがんばってみます。


夕飯のときには、ドラマ『Clarice(クラリス)』(2021)のシーズンファイナルを観た。映画『The Silence of the Lams(羊たちの沈黙)』(1991)『Hannibal(ハンニバル)』(2001)のあいだの出来事を描く本作は、ドラマの『Hannibal』(2013~2015)と同じくストーリーがおもしろい。『The Silence of the Lams』で描かれたバッファロー・ビルの事件から1年後、幼少期のトラウマを抱えているクラリスがあらたな連続殺人事件の捜査をしていく。映像に関してはドラマの『Hannibal』の美学の前ではどうしても太刀打ちできないけれど、プロットと映像速度は『Clarice』のほうが圧倒的によくできているとわたしは思う。ミステリ、サスペンスとしての作劇が格段によくできていることに加え、「人の心理と行動」で書いたように人種差別と性差別の問題をていねいに描いている。まだ観たことがない人はぜひ観てほしい。


ご支援いただけますと大変助かります。生活費ほか、わたしが生きていくうえで必要なものに使わせていただきます。