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通院途中での出会い記録 ⑬

昨日の銀蝿との出会いあたりから なんかまた不思議な感覚に包まれています。なんだろう。
 今朝は駅へ向かう途中、道端で同じ場所を飛んでは地面に落ちて ひっくり返って また高く飛んでの繰り返しをしているクマゼミを見つけました。
弱っているのだろうけど 車に轢かれるのは可哀想だ、と思い追いかけてたのだけど なかなか捕まえられませんでした。
そのうち時間がなくなってきたので 夜勤から もうすぐ帰るであろう息子に 
 「帰りに道端で倒れてるクマゼミがいたら どこか轢かれない場所に移動させてあげて欲しい」と連絡して 病院へ向かいました。

そして、今日 出会ったのは

ランタナです。(写りが悪かったです)
ピンク一色のランタナの花は
あまり見てなかったので 思わずパシャ。

うまく乗れなかったバスにも 同じ時刻なら もうばっちり乗れるようになり、今朝もバスに乗り込みます。
そして、次の停留所から乗車した高齢の女性がいました。その時点で バスの中から見えてたのですが 停留所より道路側に 出て バスを待っていたのが 危ないな、と思って 気になったのでした。
「〇〇病院いく?」と運転手さんに聞いていました。運転手さんは 「はい、行きます」と答えてたのですが 聞こえていなかったのか 信号待ちの際に 女性は立ち、運転手さんに「〇〇病院いく?」と 再び尋ねていました。
運転手さんは「危ないから座って!」と 少々きつめの口調で注意。
 
 数分後 バスは病院前に到着しました。
その女性のあとから わたしも降りて 入り口に向かう間 女性を追い越す感じで 先に歩いていたのですが…

「玄関どこ?」と尋ねているあの女性の声が後ろから聞こえてきました。
教えてもらって その女性は歩き始めていましたが 心配になったので 声をかけました。
「入り口わかりますか?」

すると、「わからん。私 目が弱視で障害者なんや」と言いました。
すべてのことが納得できました。
 「いっしょに入り口まで歩きましょ」
と言うと
「ありがとう」と言ってくれて 不安だった話を少し聞きました。

そして、入り口に着き「お先どうぞ」とお見送りしようとしたら 警備員さんが
「マスクしてよ」と。
気がついてなかったのですが その女性、マスクしてなかったのです。
「あ。マスクしてくださいって。マスクお持ちですか?」と聞くと「持っていない」との事。

それがなんと。いつも忘れるくせに 今朝は 何故かマスクの替えをカバンに入れてたの思い出しました。
「あ!わたし持ってます!よかったら使ってください」とマスクを渡しました。
「まあ。本当にいろいろありがとう」と そこで別れたのですが。

この出来事でいろんなこと思いました。
目が弱視ということは聞かないとわからない。
また、なのにひとりで?と思うけど それは 他人にはわからないそれぞれの環境があるんだと思います。
きっと バスに乗るところから ずっと不安だっただろう、と考えると いろいろ思います。
 一歩踏み入るようなことをするかもしれないけど 気にかかったことで 手を貸せることはできる限りしよう、と 今日のことで思いました。自分の勘で、だけど。
考えることは この出来事で いくつかあったけど そこで自分がどう動けるか、いろんなこと思いました。

そして、帰り道。いつもの公園でひと休み。

いつもの鳩たち。
この鳩、もしかして 前にも一羽だけ
真横から じっと見ていた同じ鳩かも(笑)
一羽一羽 性格があります。
昨日 そう言えば
高齢の男性が食パンあげてたので
やはりいつももらってるから
期待満々で集まってくるんですね。
脚を傷めてる鳩も元気いっぱいでした。
先天的なものなのかもしれないです。
片脚が少し変形してます。
 愛しいいのち。がんばれ。

少し休んで あの気に入ってる細道を歩きます。なんとなくヘッダー画像にしたその細道の上を見ていたら…

ぎゃあ!かわいい!
覗いて見てる(笑)
キジトラ猫。
初めまして。
邪魔すると申し訳ないので
逃げる前にこちらから去ります。
わたしなりの猫への礼儀。
綺麗な空。
ペンキ塗りたてを踏んで歩いた感じがするので
想像するとたのしい。

そして。わたしが勝手に繋げるだけなのですが、何気にベランダに出たのです。本当に何気になんの用事もなく。 

すると、

 クマゼミが。
近づいて 至近距離でも全く動かない。
優しそうな顔に見えます。
羽根の美しいこと。


今朝 息子にたすけてほしいと頼んだのもクマゼミ。さすがに同じ蝉ではないと思うのですが やはり何か話しかけてる気がしてならないです。
虫はときどき わたしに 何かを知らせに来ます。

不思議な感覚の中にいる昨日と今日です。
友達から嬉しい連絡も届いたし。
疲れていたから 癒しに来てくれたのかもしれないです。

自然たちと触れ合うアンテナを大切にしています。繋がるものは繋げて 自分にとっての必要なアイテムを手に入れていくのです。形にはなくても 心の中で 豊かになります。これは自信もって言えます。


つづく。



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