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スタッフとは

スタッフはニューヨークを拠点に活動していたスタジオミュージシャンのエリックゲイル、コーネルデュプリー(g)、ゴードンエドワーズ(b)、リチャードティー(key)、スティーブガッド、クリスパーカー(ds)の6人組のフュージョングループです。結成は1960年台で当時はエンサイクロペディアオブソウルを名乗りメンバーも流動的でしたが(この頃はヴァンマッコイやビリーコブハムもいたらしいです)ニューヨークのクラブ「ミケールズ」でライブを行い人気バンドとなります。その後70年代にメンバーが固定化し改名。1976年ロックシンガーのジョーコッカーのアルバム「スティングレイ」の録音中に本格的な活動を決意したようです。その年にはモントルージャズフェスティバルに出演しファーストアルバムをリリース。その後4枚のアルバムをリリースするもソロ活動やセッションで多忙となったため1980年頃に空中分解してしまいます。(後にほぼ同じメンバーのガッドギャングや93年と2001年に再結成あり)
 彼らの特徴は力強いグルーヴだと思います。ジャズやラテンの要素もあるエリックの力強いピッキングとコーネルのブルージーなギター、どっしりとグルーヴするゴードンのベース、ゴスペル色の強いリチャードのキーボード(透明感のあるエレピが特に好きです)、リズムキープしつつも力強く手数の多いクリスとスティーブのドラムが一体となって迫ってくる演奏は他のミュージシャンにはない個性を感じます

ディスコグラフィー

スタッフ

スタッフ!!
ファーストアルバムであり代表作

モアスタッフ
プロデューサーにヴァンマッコイを迎えたセカンド。個人的には1番好きです。

スタッフイット
プロデューサーはスティーブクロッパーに交代。ボーカルやホーンを使ったポップな一枚。

ライブスタッフ
日本は東京の東京郵便貯金ホールでのライブ。クリスは不参加です。

インニューヨーク
ラストアルバムにして唯一6人で演奏しているライブ盤です。場所はスタッフ発祥の地クラブミケールズです

メイドインアメリカ
93年にリチャードティーへの追悼としてリリースされた一枚。キーボードはジェイムスアレンスミスです

ナウ!
ドラムはマイククラークに交代しギターでMick Gaffney、サックスでアレックスフォスターが参加。

ライブアットモントルー
2007年リリースの76年のライブ盤。スタッフ唯一の映像作品です。

ローリングココナツレビュージャパンコンサート1977
東京の晴海で行われたチャリティーコンサートでのライブ盤。スティーブとエリックが不参加です。

ガッドギャング

87年にスティーブガッドが結成したバンド。メンバーはスティーブ、コーネル、リチャードにロニーキューバ(sax)とエディゴメス(b)の5人です。

ザガッドギャング
スタッフとはまた違ったグルーヴ感いっぱいの一枚

ヒア&ナウ
名曲カバー集!

ライブアットザボトムライン
88年のライブ。(リリースは94年)

ライブアットピットイン
新宿でのライブDVD。レアっぽいです。

ソロ、参加作

ソロと参加作は膨大なのでメンバーが4人以上参加、またはスタッフ色の強い物で僕が盤を持っている物に限定して紹介します。(順次追加します。)

グラントグリーン:ファイナルカムダウン
ブルーノート初のサントラ盤。ゴードン、コーネル、リチャードの3人が参加。

コーネルデュプリー:ティージン
スタッフよりシンプルかつアーシーなサウンドが聴きたいならこっちがおすすめ

レインボー:クリスタル
スタッフ結成直前のソウルフルなフュージョン

ジョーコッカー:スティングレイ
結成のきっかけとなった一枚!

ヴァンマッコイ:ディスコベイビー
スタッフのプロデューサー、アレンジャーも務めたヴァンマッコイのディスコアルバム。

サリナジョーンズ:マイラブ
81年に日本で録音された一枚。またもやクリスは不参加

リチャードティー:ストローキン
エリック、スティーブ参加。スタッフにも通じる美しいメロディいっぱいの一枚です。