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フュージョン、ジャズ

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フュージョンを中心にモダンジャズ、ジャズファンク、フュージョンなどをまとめてあります。
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#スタッフ

もう一つのスタッフ Rainbow. crystal green (1976)

もう一つのスタッフ Rainbow. crystal green (1976)

タイトル見てハードロック紹介するなんて珍しいと思った人もいるかも知れませんが今回紹介するレインボーは同名のフュージョングループです。メンバーは以下にもあるようにスタッフのメンバーがほとんどですがセッションワークとして割り切ったのかキーボードがリチャードではないからなのかスタッフほどクセは無いしキーボードも地味ですがなぜかマイケルブレッカーが熱演しており実質マイケルブレッカーのアルバムと言っていいと

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Carla Blue - Dinner Music(1976)

Carla Blue - Dinner Music(1976)

長らくフリージャズをやっていたカーラブレイですが本作ではなぜかスタッフのメンバーを迎えています。なぜ対極とも言えそうなスタッフを迎えたのかは謎ですがミケールズでのジャムを見るか噂を聞いて一緒にやりたいと思ったんじゃないかと予想しています。スタッフを期待すると結構これじゃない感をくらう一枚で結構聞く時の気分でこれはこれでいいって時とホーンが暗くてあんまりだなって時に別れます。(書いている時はあんまの

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Salena Jones. My love(1981)

Salena Jones. My love(1981)

スタッフのアルバムは発掘音源や再結成も含めると9枚ですが10枚目と言ってもいいアルバムがこのサリナジョーンズのマイラブです。録音は1981年(つまりラストアルバムのリリース後)東京にあったビクターのスタジオでメンバーはクリスを除く5人とサリナの6人です。2ndっぽいサウンドでバラードナンバーが多いのが特徴です。

Everyday
リチャードとビルウィザーズの共作でリチャードのソロアルバムのストロ

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Stuff. Now! (2001)

Stuff. Now! (2001)

なんかロゴが違いますがスタッフ最後のアルバムです。メンバーはエリックとリチャードは亡くなっていますがIn spritとしてクレジットされていてリチャードはジェイムスアレンスミスがエリックはMick Gaffnenyが代役を務めています。その上ドラマー2人は不参加で代わりにヘッドハンターズにいたマイククラークが参加しています。さらに新メンバーとしてサックスのアレックスフォスターが加入しています。

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Stuff. Made in America(1994)

Stuff. Made in America(1994)

 1993年リチャードティーが49歳で亡くなります。その後追悼のためスタッフは再結成します。そしてリリースされたのがこのアルバムです。リチャードの代わりのキーボードはジェイムスアレンスミスが担当しています。このアルバムの特徴は12曲中7曲が過去の作品の再録それもリチャードのものが多いこと。これはリチャードの遺族に印税が入るようにというメンバーの心遣いのようです。約13年ぶりに集まったスタッフですが

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Stuff Live at New York (1980)

Stuff Live at New York (1980)

スタッフの最後のアルバムは本拠地のミケールズでのライブ盤でした。最後のアルバムにして初めての6人全員が揃ったライブは8曲(うち2曲はメドレーのためクレジットは7曲)のうち6曲は新曲という気合の入った内容です。

Sometimes bubba gets down
More stuffから。オリジナルよりもズッシリとしたグルーヴがかっこいいです。

You make it easy
エリックとコーネ

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Stuff. Live stuff(1978)

Stuff. Live stuff(1978)

1978年スタッフは二度目の来日をします(一度目は77年のチャリティーコンサートでCD化されています。)時は11月20日、場所は東京の郵便貯金ホール。(他の場所は調べた限りでは不明です)当時は日本限定のリリースだったようですが今では日本以外でも入手可能です。

Foots
スタッフらしいグルーヴは演奏の場がどこであれ変わりません。中盤のみんなが同時にソロを取るような構成が面白いです。

Junio

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Stuff. S,T (1976)

Stuff. S,T (1976)

モントルーでのライブが話題となったスタッフ(日本でもライブの様子が放送されたようです)はライブから約半年経ってようやくリリースしたのがこのアルバムです。ライブには参加しなかったクリスパーカーを含めた6人による力強く時に繊細な演奏が聴ける一枚です。一つ残念なのはジャケット。洗剤か宅配ピザのパッケージみたいでもっとアレンジしてもよかった気がします。

Foots
アーシーなミディアムナンバー。脈打つよ

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More stuff (1977)

More stuff (1977)

セカンドアルバムではプロデューサーがヴァンマッコイとスタッフに交代。1stよりもメロウなメロディを持つ曲が増えました。またリズミカルなナンバーもキャッチーな曲調になりました。さらに二曲でボーカルを一曲でゲストミュージシャンを起用しておりバラエティ豊かな聴きやすい一枚になりました。

This one’s for you
まろやかなメロディが心地よいミディアムナンバー。エフェクターをかけたオルガンが

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Stuff. Stuff It! (1979)

Stuff. Stuff It! (1979)

スタッフ3枚目のアルバムはプロデューサーにスティーブクロッパーを迎えました。これまでのインスト中心のメンバー6人によるズッシリとしたグルーヴを特徴とするサウンドからホーンやストリングス、ボーカルをふんだんに使ったディスコ受けしそうな軽いリズムの曲が増えました。(B面は比較的いつものスタッフらしい曲が多いです)

Mighty love
スピナーズのカバー。いままでのスタッフにはなかった軽やかなグル

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Cornell Dupree ,Teasin’ (1974)

Cornell Dupree ,Teasin’ (1974)

今日はスタッフのギタリストでセッションミュージシャンとしても活躍したコーネルデュプリーのアルバムを紹介します。スタッフとはまた違ったアーシーでファンキーだけど都会的な雰囲気もあるいいアルバムです。

メンバー
コーネルデュプリー:ギター、シタール
チャックレイニー:ベース、ホーンアレンジ
リチャードティー:キーボード、ホーンアレンジ
バーナードパーディ:ドラム
ラルフマクドナルド:パーカッション

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Stuff. Live at Montreux 1976

Stuff. Live at Montreux 1976

今日はスタッフ唯一の映像作品であるライブアットモントルーを紹介します。この時まだレコードをリリースしていなかったスタッフ。客席は盛り上がってはいるもののよそよそしさというかアウェイ感のようなものがあります。そんな中MCや派手なパフォーマンスはなしでほぼノンストップでグルーヴするスタッフは職人のような雰囲気があります。
当たり前ですが音を聴くだけよりも実際に演奏しているところを見ると発見があったりす

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