軽やかに動くJIDAIメソッドまとめ

○張力編

1.クラゲ立ち注意点→頸を伸ばそうとして肩に力入らぬように、頭は上がり足は地に沈む


2.腕立て伏せ→手は軽く内に回し土踏まず作り、膝を抜いて肘からの力で脇とお腹に力入る


3.四股立ち→股関節の上に重さを乗せず、八の字イメージして広げる、足裏体重均等に


4.スクワット→膝から足首方向に力を入れると楽、立ち上がりは脛骨ライン、逆側親指を


5.東洋と西洋の身体の違い

a.西洋→脛骨前内面&人差し指〜胸鎖骨ライン

・足のエネルギー→椅子に安定して座れる(骨盤前傾)・しゃがみ辛い・踏むと中丹田に入る

・手のエネルギー→キレが良く軽くのびやか・ナイフやフォーク等の押して使う動き

b.東洋→脛骨後外側&小指〜肩甲骨下角ライン

・足のエネルギー→正座しやすい(骨盤後傾)・しゃがみ易い・踏むと膝が曲がり下丹田に入る

・手のエネルギー→重く力が伝え易い・茶碗や箸などかかえる引く系統の動き


6.横隔膜下げっぱなし呼吸→お腹膨らませっぱなし呼吸と言うこと、臍の下を指で押して確認、その際腰が反らないように仙骨後方へ→お腹を凹ませない方が強い力を発揮出来る(吐いても膨らむ)


7.身体の使い方ワーク→腕立て伏せ・四股・お辞儀の頭回し・背骨波打たせ歩き・足首&肩甲骨


○動きの天才編

1.手の緩め方→手を組んでツボに親指押しあて、肘軽く伸ばして2-5指の梃子使いグッパ


2.スヌーピーの手→1&5指の爪先を押し当てて握り2-3指は自然にし手首は背屈

a.後ろ肩回し・すくう・走るワーク→特に走るはお腹の凹む筋力か膨らむ張力かの変化が顕著

b.腕ぶるん体操の前上下横・片手・スヌーピー版

・前方向は肩甲骨からの鞭の引き戻しのように上手く肩甲骨が前後に動けば背骨がしなる(パンチ)

・上方向は片手ぶるんからのスマッシュへ移行、打点&リリースからの加速感を味わうのが重要


3.皮膚感覚を開く

a.バター溶かし→まずは胸に手を当てて、手と全身をバターのように溶かす、舌はふやかし全身何処でも出来るようになったら維持して目を開く

b.空気に溶ける→手ではなく空気と身体の境を溶かして、目に映るものは認識するが意識しない

c.スヌーピーと混ぜる→前動作を溶かしながら行い感覚を開く、空間を動かす感覚があればgood


4.足を軽くする

a.腰回し歩き→足裏を一度に上げ下げするペタペタした歩き方で腰を前後左右に回す、注意点としては一線の上を歩くようにし交差やバックは無し、普通の歩き方に戻すと軽くなる

b.膝蓋骨リリース→立っている時でも膝蓋骨が上下左右動くように、特に上が大事

c.歩く時にUFOのように膝蓋骨が浮いているように、自然と力が下腹に入っている←下腹に力を入れようとすると力んでしまいダメになる


○脳の書き換え体操編

1.身体の協調性を上げる、柔らかく動く

a.関節を増やす→骨の中間点を支点とし動く

肘と手首の間に支点を作り、前後・左右・同時・回転・時間差で動かす、手首と肘の動く幅が同じになるよう意識して行う

☆変化を漠然と感じるのではなく言葉にする、違いに対して意識的になると学習は早まる

☆意識と無意識の間が上手く協調しているかが大事、動きの固い人は頭が固く無意識の動きが苦手


2.エネルギーを通す(隙間を作る)

全身の隙間を潰すと辛く広げると楽になる

a.胸鎖関節隙間広げ→鎖骨の出っ張りを外に押し出し肘を遠くに伸ばし運動(外・前・上)、胸骨は下に下げ頸は上に伸ばし更に広げ口はふやかし

胸鎖関節(肩幅)を広げる意識を持つと自然と肩が落ち、力みが取れる分伝わるパワーも上がる

☆力感は自分に力が帰って来ているだけである

☆慣れているエクササイズでも毎回必ず変化を感じ取り、身体と脳に認識させる

b.背骨ウェーブ→尾骨の前後の動きを強く出す、その際頭は足の真上で動かさず胸が張り出して来るように、尾骨で地面を掘る感じで行い下がる時はお腹が伸ばされる、慣れたら後ろに振り向きながら左右出来るようにして行く

c.abを同時に行う→上手く出来ると下から上がる時にうにょっとなり戻る時にベロンとなる、慣れたら手を下から上に上げながら行う、上がると手か尾骨のどちらの動きで背骨が動いているのか分からない感じになって来る


3.脚を脱力する

膝下回し運動→片脚立ちの足首軽度背屈位

前:身体を揺らすとお尻から勝手に揺れる感じ

横:お尻では無く大腿骨を軸に動く感じ

円:膝を中心に腰うねらさず外回し•内回し


4.重力の活用

浅く座位で座り通常の立ち方と感覚を比べる

a.重い荷物を落とし転がしながら立つ(重力)

b.重い荷物を上に放り上げながら立つ(反力)

c.abの動きを手を使わず感覚で行えるように、また色んな動きにもこの感覚を使えるようにする

☆どれだけ身体が楽な動きを覚えても、脳は慣れた(脳が楽な)動きを選択してしまう

☆動作に対して1つの感じ方ではなく、肉体的•内面的なものを含めいくつも感じ取る


5.張力と脱力の融合

四足スキップ→対角線上に手足上げ下げ

跳ねるのでは無く落下の感じで行う、張力を使いなるべく手足に体重乗らずお腹に力入り胸鎖関節は開く、手は肘から先のみ動かし脱力掌屈、足は股関節から膝がぶら下がっており持ち上げない


6.重力と浮力の融合

水上スキー歩行→動作中爪先は地面に付かず踵は地面に付けたままの前方移動

股関節から下は重力で落ちていて、そこから上は浮力で浮いている感じで行い、移動の際にドンと足音鳴らないようにするのが要


7.バランスと股関節の活性化

腕絡ませ四股歩き→四股より腕を回内して内側から差し込み小指背面で外果付近に触れた姿勢

肩を押し出して行き逆側の股関節に体重がかかると自然と足が浮くので、踵から無音で着地、頚は下を向いたままゆったりとした動きで行う

○再創造する天性の動き

★思い通りでは、出来る範囲の言葉しか思い浮かばずに実は縛られている、人は何かを考える時にそもそも出来る事を思いつき、しかもそこに自分の優位性を感じるものを思いつきやすい


☆身体の構造を優先させた動きは身体の自由度を高め、それが心の自由度も高める


頭の中の渦巻く言葉を外し身体への意識も外す

→歩きなら重さ(エネルギー)を移動させるだけ

★学びつつそこからの解放がゴール


筋力=縮める(隙間↓) 張力=膨らむ(隙間↑)

張力が働いているかで動く際の労力に変化


子供の時の色んな動作が、身体を動かす際の神経の適切化能力を育む→様々な状況下でその場の対応によってくぐり抜けていく経験が重要


★エネルギー量を濃淡で捉える

お腹を色濃くした状態で喉周りや頭の色を薄くして、そこから空気が四方八方へ柔らかく広がって行くようにすると落ち着く(冷静・瞑想)

→トレーニングの時等にもおすすめ


思考では無く脳の受信力をフル活用して、濃淡や身体が一つのまとまりとして動く


ムーブメントが起こる前の身体の中での見えない動きで動作の良し悪しは決まっている


★★身体をまとめて相手の身体(濃淡)を自分の身体の一部とする→その濃淡を移動させるように力を重さとして移動させ伝える→身体が纏まると立体的な質量を伴った空間移動と扱える

相手と自分の質量を移動させれる


★全力は全身を濃くすることではなく、全身と全意識を使った繊細なコントロールをすること→全身の纏まりが必要でエネルギーを扱う


★脱力=骨の微動=隙間がある=エネルギー通る

静止→エネルギーは動いているアイドリング


常に背骨をより縦長&横長になるように

肩の力を抜いて下げる=肩幅を広くする


★★結果(見た目)を再現しようとするのではなく、結果が起きるような事をする必要がある


★★共有出来るイメージは再現性が高そう?

→まずは身体を先行させて、その身体感覚から湧き上がるイメージで再現させる

→正しいイメージとは「身体感覚を伴う」ものでそうでないものは身体を固める思考である


★感情のコントロールとは許容が前提→許容した上で表に出る言動をどうするか

感情自体の否定は自分自信・命の否定となる

→エモーショナルボディーワークが鍵、身体(変化)から感情を生むので俯瞰出来る

→感情と結び付いた身体感覚が繊細かつ容量が大きくなることで、感受性が豊かになり同時に振り回されなくもなる


★感情を生み出している自分を「身体の自分」、感情を外から見ているもう一人の自分を「脳の自分」(エゴ)とも表現出来る

→身体の感情に脳の正当(恒常)化から思考エネルギーを注ぎ続けて離れなくなってしまう


★自分の(頭で考えている)感情を出そうとするから恥ずかしさや抵抗を感じる→日常の自分が色濃く残った感情を見られてしまうから


私達の個性とは自分に対して許している感情と許していない感情がある事に起因している


今ここにいる(=生きている事)の自覚体験は楽しさを感じる(=感情は生きる燃料となる)


★指導者は側はいかに身体が働いてくれるように仕向けるかのアイデアやをどれだけ出し続けれるかが重要→正しいことややるべきを指導してもセンスの良い人間にしか出来ない


★様々な感情を自分の中に見つけ楽しめると、精神的ストレスの少ない状態で居られるようになり、感情のコントロールもし易くなる


★表情筋と内臓と心の関連は深い

→顔や内臓が硬いと感情偏りも強くなる


★頭の中で理想は作れるが最適は作れない


★見るは他人事でなるは自分事、思考的イメージと身体的イメージの違いとも言える


★嫌な事をする時は、身体感覚に注意を向ける事で嫌さに囚われないでいられる→嫌なままでも行動はそれに支配されない選択が出来る


★自分の空間を伸ばして相手を包む(可憐から)

空間に色を付けたり音を響かせて効果を上げる


★擬音語動作を扱えない人は身体に響く音を出せなくなっている(当然発音も出来ない)?


★動きを見せない→全身でその動作に参加し違和感を作らない=走る等の目的を達せする為の高い全身協調の状態=エネルギー純度が高い


★★動くとはバランスを上手に崩すと言う事、崩しつつ保つ→動作が始まる直前にバランスの崩れに対する予備動作から始まる


★走るならここにいる自分を前方に運ぶ事ではなく、エネルギーで言うと少し先に行ってしまっている未来の自分に追いつこうとし続ける

→身体感覚に落とし込む一例として、声を出したその先に追い付くように走る等

→受動的に向こうから引っ張られるような感覚があると尚良し(空間・重さの変化に乗る)


小さな子供はエネルギーに乗って動いている→(心を惹かれて)エネルギーを持っていかれているのでその流れに乗れている


子供のようになれば良い→エネルギーを(今の)自分に残さないと言う事


★自分を騙す(=遊び心を持つ)→フェイント、気を悟らせない、表現では特に重要となる

→自分の呼吸に騙しを入れ、エネルギーのありかを瞬時に入れ替える


★見る時に100%能動的な行為にせずに受動的に「見えている」状態とするのが重要

→受信あっての発信と言う事に目を向ける


真面目とは自分から離れられない(エゴが強い)と言う事でもあり、ストレスの高い状態


音楽がリズム重視→騙しを入れやすい

音楽がメロディー重視→待って発揮が得意


武術の達人は呼吸に騙しを入れる事に長けているし、空間や重さの変化で相手の気を誘導することにも長けている


目線の先に重心が、重心の先に意識がのる

→重心移動に受動性を持たせスムーズな動き

→目線と関係無く空間・重さを変化させ、そこに身体を預けて行けばフェイントになる


★トレーニングもいかに筋肉に楽をさせるかと言う視点で行えば動き方の訓練となる、トレーニングはその中に快適さを生み出すように行う


正しい動きをトレーニングする意識ではなく、エネルギーを通せるように意識を向ければ、結果的に正しい動きとなる


ただ快適なように動く→全身が目的に適うよう協調性高く動く→動く事を目的とせずエネルギーを流すだけとなる


★自分自身の感覚と相手の感覚とをすり合わせで行く事が伝えると言う事

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