東洋医学的な美の知見と診断
○東洋医学的な美容
・美しさとは
視覚的な顔の美しさと、ゆっくり安定した穏やかさや動作からの心地良い精神的な要因を含んだ美しさがある。(競技等で重要)
肝→身体技法・手指が柔らかくしなやか
心→顔の色艶・精神的な安定
脾→皮下浮腫・肌の弛み・水太り改善
肺→乾燥改善・しっとりとした素肌に
腎→疲労性の下腿浮腫改善
・にきび(熱)
①過労→腎虚からの肝陽上こう
②ストレス→肝気鬱結からの肝火上炎
③暴飲暴食→胃の湿熱で鼻前額にきび
・しみやそばかす(熱・お血・代謝障害)
①過労→腎虚→肝腎陰虚→陰虚内熱
②ストレス→肝気鬱結からのお血
③疲労・寒冷→腎陽虚→色素代謝障害
・小じわ(巡る力の低下)
①肉体・呼吸器疲労→肺の宣発減退(栄養)
②ストレス→肝のそ泄減退からの緩み
・乾燥肌(全熱・肺)
①内熱→五臓全て、肺心は実証系
②疲労・肺系病証→宣発減退
・肌のたるみ(水液の代謝障害)
①飲食不摂生→運化減退→皮下湿濁
②疲労→腎陽虚→皮下水液代謝障害
・顔面蒼白(気血循環障害)
①脾胃の運化低下→気血両虚
②腎陽虚→気血の循環障害
・顔のくすみ(夏茶・冬灰/栄養・お血)
①肝腎陰虚→陰虚内熱と栄養障害
②慢性疾患・外傷→気滞お血→お血
・アトピー(内熱の上昇)
①過労→腎陰虚→陰虚内熱
②ストレス→肝気鬱結→上炎(内熱の上逆)
③暴飲暴食→胃の湿熱→内熱の蓄積
◎肺の宣発作用・腎陽の気化作用(基礎代謝)を補い皮膚にダメージを与える内熱の除去を目的にアンチエイジングを行うと、肌の老化予防のみならず、より一層の美への追求を期待することができる。
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