見出し画像

みんなのMBTIタイプから考察してみた

神よ、願わくばわたしに
変えることのできない物事を
受け入れる落ち着きと

変えることのできる物事を
変える勇気と

その違いを常に見分ける
知恵をさずけたまえ

God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

https://www.seig.ac.jp/edu/inori.htm

この言葉は、アメリカの神学者で倫理学者でもあるラインホールド・ニーバー(1892-1971)が教会で説教したときの祈りです。最近では変えられるもの「変数」として、変えられないもの「定数」として形を変えて表現することで自己啓発の文脈でも語られることの多いこの一節、僕が大好きな言葉の一つです。

僕たちには「変えられない自分」がいる。

一見、「変えることのできないもの」と聞くと、自分のどうしようもできないネガティブなことと考えがちですが、実際には「変えることのできないもの」はコインの表裏のように自分の扱い方によって表情が180度変わると思います。
例えば、ある人はルールからはみ出したものには容赦がなく曲がったことがどうしても許せない人がいたとして、その不器用さに悩んでいるとします。ですがその人も、裏を返せば決断に対する責任を真正面から考え、誰よりもテキパキと成果を出す人物なのかもしれません。また、ある人は献身的で相手のために何でも尽くす誠実な人は、裏を返せば尽くすあまり相手からの見返りを無意識に求めてしまい、依存気質が強い自分に悩んでいるかもしれません
こう考えてみると、人の「変えられないもの」というのはただひたすらネガティブな特徴としてのみ、その人を形成するのではなく「ただそこにある」だけなのかもしれないのです。風土というか土地柄、文化と同じで、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。
不思議なことに、寒い国と暑い国のように土地に応じて文化が違うというのが当然だと理解はできていても、より近い人間関係の微妙なニュアンスや価値観、性格の違いは近すぎて区別がつけづらいことのほうが多いと思います。「信じていたのに」とか「なんでわかってくれないんだ」といった言葉は、そのどれもが自分と相手の座標の違いを見失った先に出てきた言葉のように僕は感じます。

さて、これから始まる物語はそんなコインの表と裏以上にいろんな表情を見せてきた僕たちの物語です。平たく言えば、「変わらないあなたらしさ」についてです。
僕は大学生の間、いろんな人と関わりつながる機会に恵まれていました。本当にこれは感謝しかありません。軋轢もあったり失敗も何度も重ねましたが、その分得たものも大きい。どちらかというと、大学生活は映像のスキルよりも人のことについて考え、理解し、成長した機会のほうが多いと思います。これが良いのか悪いのかわからないですが今では映像よりも人のことや自分のことをばかり考えるようにもなっています。
これを読んでいるあなたがどんな物語だったか、人の価値観や性格について考えすぎるほどに考えている僕が、僕自身から見た景色の範囲で、見て、聞いて、話してきたことを綴ろうと思います。
だいぶ長い記事になるので、目次から興味のあるところに飛ばし飛ばしで読んでもらっても構いません。


そもそもこの記事ってなんなの?

本編に入る前に、人の価値観や性格をかなり身勝手な形で僕なりにまとめた記事になるので、前提はしっかり説明しておく必要があります。
この記事は、2020年に投稿した『「周囲の人間の平均=自分」は本当なのか』の続編です。

当時いろんな方から反響を頂き、実際に「面白かった!」とコメントをいただけたり想定以上に多くの人に楽しんでいただけました。読んで頂き本当にありがとうございました。
ありがたいことに、続編の要望もあり、今回実現に至りました。

過去作は、おふざけ半分。粗も目立った。

当時の自分は心理学について勉強不足だったり、自分自身がどんな価値観があるのか、指標軸の設計の問題などはっきり言って無理がある部分がありました。例えば、「ポジティブ」「ネガティブ」なんて軸を設定してましたけど、一個人がずっとネガティブでもポジティブなわけがなく…といったおかしい部分も多々ありました。
今作は、実際に自分の興味で調べた心理学や哲学、そしてMBTIの視点も入れて本格的にその人の人柄について探っていこうと思います。そのうえでいくつか注意点があります。

記事を楽しんでもらうための前提

  • この分析はその人の全てではない。
    当然ですが、結局のところ「僕からはこう見えてるよ」に過ぎません。(個人目線なのでバイアスがある前提で読んでください)

  • 分析は評価じゃない。
    何か誰かと優劣を決め比較するのではなく、特徴を明らかにすることに焦点があります。「人はなにかを得ている分(注目点)、何かを失っている(盲点)」その想定で分析をします。

  • 「価値観の位置関係」を把握することが目的です。
    地図で色んな地域を眺めるように、どこにどんな人がいて…といった具合に「座標」とか「ポジショニングマップ」を見る形に近いです。

以上を踏まえた上で、この記事を読んでいただけると幸いです。

MBTIって?

16種類に類型するMBTI(マイヤーズ-ブリッグス指標)

最近流行りのMBTI。日プ(PRODUCE 101 JAPAN)やK-POPの国内流行をきっかけに、韓国の流行がそのまま日本に流れてきているように感じます。今や、血液型と同じ扱いで、自己紹介にタイプを説明したり、プロフィール欄に自分のタイプを書いたりする人も少なくありません。
改めてMBTIとは、4つの指標をもとにその人の人柄を16種類に分類するものです。生真面目に話すと、基礎心理学のパーソナリティ心理学に分類された類型論の1つとして知られています。元々は、アメリカなどの欧米圏を中心に、大学の授業でキャリアプランを設計する目的で使われていて、実はリクルートはその仕組みを日本に輸入して就活のSPIの性格検査に導入していたりする背景があったりします。
このMBTIでは、「人間が考え、行動する時は常に二律背反の中にある」という前提の元設計されています。二律背反というのは、「前の反対は後ろ」「天国の反対は地獄」といった具合に一方がなければもう一方が成立しないことを言います。前を説明するには後ろが必要ですし、天国60%地獄40%のものという表現もしません。僕たちはこのような言葉や抽象的な表現で極端な2つの要素を作り世界を2つに区切って解釈しています。MBTIは相反する2つの要素を天秤の上に乗せて解釈し選択しているという前提で設計されています。この考えのもと人の「性格」に焦点を向けた場合、「意思決定の時に生まれた矛盾や葛藤の後の選択」「どちらを選ぶ方が心地よいと感じるか」「気がついたら自然と選んでいるのはどちらか」といった具合に指標を決定していきます。このような自然と選びがちな選択を「心の利き手」と表現します。
例えば、「今、目の前にメモ帳を用意して名前を書いてみてください」と言われたとします。実際に今ここでメモ帳を用意して書いてもらっても構いません。
すると、あなたはどちらの手で書いたでしょうか?自然と慣れている方の利き手で書き、わざわざ利き手じゃない方の手で書く人はそうそう居なかったのではないでしょうか?このように意識せずとも、人は自然と一方を選んでいるのです。
そんな具合に、MBTIでは「両方一応考えては居るんだけど、自然と傾いた考え方、自然と好んで選んでいるスタイルはどちらか」を明らかにすることが目的であり、「一方の肯定がもう一方の否定になる」とは限りません、論理的な人が感情を考えることはできないというわけではないです。一般的には、利き手じゃない方で文字を書こうとするとどこか子供っぽくぎこちない文字になるように、各指標の両方を考えること自体はできるのですが、一方の指標を選ぶことに心地よさや自然だと感じている人はもう一方について意識を向けることはストレスだったりそれなりの苦労が伴うことが多いと言われています。
「利き手」なだけですから、時と場合によって、利き手でうまく行かなくなったり利き手にばかり意識を向けて疲れたときは、利き手じゃない方を使ったりもしますしね。
この利き手を知っていると、その人の性格を言語化する手がかりになります。
そんな「心の利き手」を明らかにする4つの指標を簡単に説明しますね。

外向(Extravert) or 内向(Introvert)

いわゆる、意識が世界に向いているのか、自分自身に向いているのかの指標です。
良く勘違いされちゃうんですが「陰キャ or 陽キャ」「コミュ障 or コミュ強」ではありません。
例えば、とても綺麗な景色を見た時、「うわぁすげぇキレイ」と独り言を言いながら割りと短時間でどっかに行って他の友だちや家族に共有したがるのが外向型です。SNSですぐ文字で投稿しちゃうのも外向的と言えます。独り言も含め反応が外にでちゃうんですね。一方、ふと無言になって(うわぁ…すごい…、あの紅葉、すごく赤が鮮やかでキレイだなぁ、この人生において、このような景色を見れたことは何か意味があるのかもしれない)と景色を見ながら自分の感じ取ったことや思いを自分の中に留めて集中したり内省するのが内向型です。
要するに、

外向(E):「自分と世界が繋がっている」→「周囲」「環境」に左右されやすい
内向(I):「自分と世界は切り離されている」→「内省」「集中」しやすい

なので、話のうまい内向型も居ますし、口下手な外向型も全然いるので、
「私そんなに社交的じゃないのに…外向型なのおかしくない?」みたいに悩む必要はないです。MBTIでは社交性と意識の向く方向は直接的には一致してないんですね。

感覚(Sensing) or 直感(iNtuitive)

次に、情報の受け取り方です。人は、あらゆる情報を受け取るわけですが、ここでは大きく分けて二種類あります。とにかく実際に起きたこと、自分の五感で感じ取った事実を確認し、確実な情報を重視するのが感覚型です。故に、感覚型は観察眼に優れ、現実的かつ具体的に物事を捉え、地に足の付いた印象を持つ人が多いです。一方、アイデアや解釈、概念や抽象的な情報を重視するのが直感型です。直感型は、1つのテーマに対して発想や思考を膨らませたり、一見関係のないような物事を関連付けてパターンを見つけたりすることが多いです。
まとめると、

感覚(S):現実的で地に足の付いた情報を大事にする。具体的で実際的な考え方を評価する。よくも悪くも飛躍がない。
直感(N):想像的で比喩を好む。一つ一つの事実よりも抽象度の高い全体像を捉えようとする。よくも悪くも考えるスケールが大きい。

これは結構コミュニケーションをする時にすぐにわかるので、一番話し方に出やすい特徴かもしれません。「例えば」の後に続く言葉が具体例を好んで使う場合は感覚型、比喩表現を好んで使う場合は直感型。といった具合に、会話の抽象度と具体性でも反応が大きく違います。
余談ですが、日本人の多数派は感覚型なのに、おもしろいことに映像学部では直感型が多数派です。その学部柄アイデアや抽象的な情報をより重視する傾向があり実際いくつもの作品が生まれています。一方で、その作品の実現の背後にある地に足の付いた実現可能性や詳細な管理についての意識は少し疎かだと指摘される話は少なくありません。ある意味、この現実的な思考ができる人は映像学部では貴重と言えます。直感的な視点と感覚的な視点、お互いの視点が補い合って成立しているということも非常に興味深いですよね。

感情(Feeling) or 思考(Thinking)

山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。
情に棹(さお)させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。

草枕 - 夏目漱石

感情か思考かの指標の違いは、この草枕の一節が見事に説明しています。理性や知恵だけで割り切って振る舞っていると、他人と摩擦を起こすし、他人の感情を気遣ってばかりいると、流されて自分の意志を失ってしまう。どんな人だって一度は直面する悩みでしょう。この指標は、一般的に言われる言葉では「ロジック肌 or エモーション肌」に近いかもしれません。ただ、「思考型=頭がいい」わけでも、「感情型=優しい」わけでもありません。その人が意思決定するときにしがちな判断の基準というだけです。
何か課題や問題のある時、両者は判断の仕方が大きく違います。
感情型は、物事の進行に人々の気持ちが揃っているかどうかを気にします。自分や周囲の感情の動きを重視して判断し、「好きか嫌いか」で判断することも少なくありません。つまり、主観的に物事を判断しています。自分の価値観を重視するため客観性よりも気持ちを優先する場合があります。状況や事実にに対して、周囲や自分自身が感じた感情を重視したうえで行動するので場合によっては柔和な雰囲気を維持することはできたものの本質的な課題が解決されないまま保留する事もあるでしょう。
一方、思考型は真実や事実を大事にします。同調圧力のように一度自分で考える前に感情に流されてしまう結果を好みません。意志が強く慎重な立ち回りをする人が多く、客観的に物事を見ようとすることを優先します。自分の気持ち、他者の気持ちは一旦脇に置いて、解決に向かうにはどうしたらいいか気持ちと事実を切り離します。しかし、その解決の仕方は必ずしも全員が納得するとは限りません。人によっては解決以外の感情をノイズと捉えた決断に対して周囲はドライや冷たい印象を与えるかもしれません。
まとめると、

感情(F):事実を取り巻く人間の反応や人間関係の影響を重視。自分の気持ち、相手の気持ちを重視し、自分の感性から主観的に判断する。
思考(T):事実や真実に焦点を当て問題の解決を重視。客観的な視点から何らかの基準を設定して判断する。

今時の表現には合わないですが、一般的に「女っぽい」「男っぽい」という表現と感情型と思考型のスタイルはほぼ一致しています。想像の通り、女性の感情型が多く男性の思考型が多いです。より性差を重視する社会になればなるほど、感情型の男性や思考型の女性は理解されないことが多くなります。よく聞く例では、純粋に疑問に思ったことを投げかけると同調圧力に近い形でハブかれてしまう思考型の女性や、温和な特徴が弱々しい印象になり見下されてしまう感情型の男性等様々です。

規範(Judgement) or 柔軟(Perception)

社会や日常生活、現実世界あらゆる場面でどのように態度として出るかの指標です。端的に言うならば「物事の取り組み方」といっても良いかもしれません。
規範型はその名の通りなにかをきっちりかっちりやりたい人が多いです。傍から見ると取り組み方が硬い印象があるかもしれません。事前準備や設計にこだわり、公的なルールか自分自身で決めたルールに基づいて行動することが多いです。決めたらやり通すという意味では一見しっかり者の印象がありますが、裏を返せば、一つ一つの行動を硬く進めようとするので新しいことを始める前の腰が重くなったり途中での変更を嫌い頑固になるケースも少なくありません。また、アドリブに弱くなんの準備もしていない状態ではお手上げです。もしくは、事前に決めていた設計やプランに状況を引き戻そうとするかもしれません。
柔軟型は臨機応変でぱっと見自由人のような人が多いです。傍から見るとカジュアルな印象が強いかもしれません。基準やルールがあると息苦しく感じ、その時やその場に応じて柔軟に対応することを好みます。その柔軟さから、突拍子のないアイデアや行動を提案されてもノリが良く、物事を始めるハードルが低いです。裏を返せば、準備不足や計画の頻繁な変更で最初の状態から形を留めていないということも少なくありません。
まとめると、

規範(J):設計と準備、事前に決めてそれを実行することを好む。準備と設計の重さを意識しているがゆえに腰が重い。
柔軟(P):思考や行動の初速が速い。アドリブが得意で状況把握がうまい。ルールや規範を重視しないので奔放な一面も。

柔軟型からしたら、規範型の姿勢は「どうした?肩の力抜けよ」と思うでしょうし、規範型からすれば「もっと事前にやって、ちゃんとしてくれよ」と思うでしょう。この規範、柔軟の姿勢の違いは普段の行動の違いにも出るのでお互いが煮詰まった時にお互いが参考にできる部分があるかもしれません。例えば規範型は堅苦しさ故の腰の重さは、もう少し気楽に考えてみたら景色は変わるかもしれないですし、柔軟型は普段の身動きする上で手持ちの資源や準備と用意が充実すれば行動する幅が広がるかもしれません。

MBTIは全部で16種類ある

MBTIで類型される性格は2の4乗で全部で16種類。
ざっくりと上の図で色分けされた「NF」「NT」「SJ」「SP」の4グループに分けられます。便宜上、わかりやすく名前をつけておきました。

理想主義者(NF):いわゆるジブリの世界観を地で行く人たち。極度に傷つきやすく理想が現実離れして地に足着いていない点はあるものの想像力が強く関心が価値観や個性にフォーカスする。
合理主義者(NT):
真実を重視する科学者のような人たち。極端な効率重視で容赦ない点はあるものの自身の能力の向上に焦点があり、革新性や高難度の問題を達成することにフォーカスする。
保守主義者(SJ):堅実志向、常識人枠。責任感が強く義務を必要とする人たち。保守的で革新的なことを嫌い少し堅苦しい部分があるが、規則やルールを重視しそつなくこなすしっかり者。
道具主義者(SP):
スリルを求め、規則や制約を嫌い挑戦することに物怖じしない人たち。物事に取り組むのが早い上に手数が多く、失敗しても切り替えが早いタフさがある。

このグループは、言ってしまえば文化圏のようなものです。世界観が似通っているので、グループ内で雰囲気が似ています。国に例えるなら、東洋と西洋のようなざっくりとした分け方になります。

みんなをマッピングしてみた

みんなマップ - Character Chart

早速、みんながどういう人なのか、16personalitiesの結果や普段の言動や価値観を参考にしながらマッピングしてみました。

NF:理想主義者

ENFP(運動家)

斬新なアイデアや着想には右に出るものが居ない、そんな人達がENFPです。
伝統や形式、先入観に囚われず柔軟な発想で新しいことを考えるのが得意で、自分が好きとなったものには寝る間も惜しまず集中するような人たちです。しかし、段取りや事前準備が苦手で着実にコツコツ何かをするというのもどちらかと言うとストレスを感じる人が多い自由奔放なタイプです。
いや、それってだいぶまずいのでは!?!?
そう思われた方もいるかもしれません。でも彼らは大丈夫。アドリブと愛嬌でなんとかなっちゃうんです。逆に言うとアドリブでなんとかなってしまうがために、「自力でどうにかなるっしょ」と思っているので計画や段取りに手を付けるのは半ば放棄していることもしばしば。
人間関係やコミュニケーションにおいては、場の全体の空気を読むというよりも一人一人の価値観や「キャラ」みたいなものに興味が向きやすく、比較的誰とでも話せるので広く浅い人間関係になりがちなのも特徴です。
たまーにいるのですが、ENFPの人はその人間関係の広さゆえに、一人一人とのつながりの希薄さから、誰とも深い話ができてないのでは…という顔が広い人独特の悩みを持っているケースも。故に一人で複雑なことを考えていたり強い信念を持って一人で戦っている人に自然と惹かれやすいタイプでもあります。
そんなENFP、実は映像学部で最も多いタイプです。(日本全体で見るとESFJが多いです)

■てった:ENFP(運動家)

実写映画を皮切りに、コンテンツの手法に囚われず多岐にわたって企画するクリエイター。実は読書家で興味のある本には自分で説明できるようになるまで食らいつく人です。そんな彼がとりわけ考えている時に重要視しているのは多面性です。物事自体は1つでもその解釈の余地が多様にあり、見方によって物事の景色は大きく変わるということを価値観の根幹においているように感じます。例えば、コップを見た時横から見れば長方形だけど、底から見れば円といったように。逆に言えば、見つめている物自体は斬新なものなのではなく、常に日常目にする何気ないものを見ています。何気ないモノにちょっとのひねりをもたせただけで全く別の形相になる、そういう物を常に追い続けています。例えば、「聞く飲み」のアイデアはその価値観の賜物です。「飲み会」で腹を割って和気あいあいと交わされる何気ない会話に注目し、この内容をラジオにできないかという発想は、既存の見慣れたものを角度を変えた視点から生まれた答えと言えるでしょう。卒業制作の「BOY MEETS HOME」も1人の主人公のあらゆる可能性に着目した映画で、開かれた方向性や多様な表情を秘めていることに興味が惹かれているのがよくわかります。多面性を重視するがゆえに、考え方や見方、アイデアが膨らみ続け「まぁ、これもありだよね」の精神で、割と何事に対しても受け皿が広いのですが、逆に言えばアイデアの収束には苦労する部分があり、たまに収集つかなくなって結論が出なくなっちゃう一面も。
コミュニケーションの取り方は意外にも口数が少ないのが特徴。言葉の長さは短いもののパンチラインどストライクな言葉ばかり話すタイプなので存在感があるのがこの人の面白い所です。

■ゆーじろー:ENFP(運動家)

基本誰とでも話せる会話のペースメーカー。ですが実はMBTIとして見たときにはENFPのステレオタイプなイメージとちょっと違う部分もちらほらあるのがゆーじろーです。部屋はドがつくほど清潔で、コマースの備品管理も徹底した几帳面ぶり、妥協は許さないこだわりぶりを感じます。それは作品づくりでも反映されていて、不眠旅行のMVや「BOY MEETS HOME」でも画作りの設計には余念がありません。とにかく自分で設計して綺麗な物を作ることに集中しやすいのかもしれないですね。幼稚園とかで一緒に居たら、積み木を精密に組み立ててエグいもの作ってそうです。
ENFPのステレオタイプのイメージはどっちかと言うと「奔放な自遊人」といった印象なんですが、どちらかと言うと自由ではあるもののこだわりに対しては妥協を許さない感性が強い人なのかもしれません。
きっちりやりきりたいという考えがあるがゆえに、どうしても時間ギリギリまで考えてしまって期日が目の前にまで迫ってきたスケジュールで悩んでいることもしばしば。
普段のコミュニケーションの取り方は、基本的にどんな相手にも何かしら反応してくれる人で、会話の輪に外れた人を作らない印象があります。しかもそれを意識してやっていると言うよりも自然とできているところ。清潔な部屋といい見習うべき点がいっぱいありますね。

■あんどぅ:ENFP(運動家)

自分の興味のあるものにはとにかく柔軟にこなし、ものづくりの姿勢も1つに絞られた「正解」を求めるよりも表現の仕方を模索する「解答」を求めるイメージがあります。REM時代の活動を聞く限りでも、手当たり次第自分なりに始めてみて、その後に伸ばしやすいイラレに全投資全ベット!のようなスキルの伸ばし方をしていた人のように見えますね。逆に言えば、何か法則があったり規則があったりそういった制約や条件がシビアな状況にはストレスを感じやすい印象が。ルールガチガチに固められる状況には息苦しく感じてそうでした。いわゆるパターンを見つけて正解を求めようとするというような動きよりも、自分の感覚を磨いて表現する形のほうが得意な人なのでポップで可愛らしいデザインを作るのが学生時代から得意な人です。現在でも会社で作った作品を紹介してくれたのを見るとやはりポップで賑やかな表現が得意な様子。論理やパターンを重視したものづくりは、言語化が難しい領域になると創作が難しくなりますが、彼女は感性を軸にしているため物怖じせず取り組めるのが特徴です。
コミュニケーションの取り方は意外と取り繕わず正直。堅苦しくなく自分の感じたことをそのまま表現する人なので裏表が少ないです。故に表面上の空気感とは異なる周囲の本音にも気づきやすいイメージがあります。そういう意味では信頼されやすい人なのかもしれません。

■かっちょん:ENFP(運動家)

自分の興味にまっすぐ!好奇心一直線な人です。逆に言うと興味のないものには絶望的に興味がないです。ただ、好奇心が基本的に多種多様なものに湧くので興味がないもののほうが少ないかも?ロマンチストで、飾り気のある表現やエモいものには目がありません。すぐ感動してます。故にカジュアルなものからマニアックなものまで守備範囲が広く、人と話すときも共感できる幅が広いのが特徴で、色んな人から親近感が湧きやすいことでしょう。ロマンと好奇心が軸にあり、カラリストとして活動する一方で、プログラマとして卒業研究の制作、さらにはモーショングラフィッカーとしても制作していたりと幅広くいろいろなものに手を付けています。興味と好奇心で突っ走ることによって最大の成果を出すあっさり超人みたいなことをしてる人なのですが、実際にはその行動の背後には体をボロボロにしています。多分ですけど、自分が体調不良になるのは倒れてから気づくタイプです。それほど体内の感覚には鈍感なのかも。中高で言うところの色んな部活掛け持ちしまくって全身筋肉痛みたいな人になってます。
コミュニケーションの取り方は、顔が広くゲラです。割と気さくな話し方で相手も話しやすい状況を自然と演出することができ初対面の人からも親しみやすい人です。

■ばしこ:ENFP(運動家)だけど…多分ESTP(起業家)?

本人曰くENFPらしいのですが、ESTPっぽくもみえる人なんですよね。基本的に空気を読んだり地雷を察知したりなにかにつけてアンテナが敏感な人です。彼女自身が自負している通り、人の気持が簡単に察知できるのはもしかするとリアルタイムで常に人のことをよく見る観察力から来ているのかもしれません。この特徴、実はESTPの人に多いんですよね。割と一緒にいるメンバーに合わせて話のトルクというかギアを柔軟に調整して人に合わせることが得意です。また、彼女の特徴はコミュニティが各地に分散しているということ。そもそも所属するコミュニティ自体が色んなところに分散していて人脈を広げているような印象があります。もしかしたらコミュニティが分散するのは、基本的な行動単位が一人で自由に過ごす前提だからこそかもしれません。故に、あるコミュニティに対して寄りかかった依存心や組織愛による愛着といったものはあんまり強くないのかも?
コミュニケーションのスタイルは、先程も述べた通りアンテナが敏感です。例えば、ふざける内容や場に応じてどこまでがアウトでどこまでがセーフかの感覚を手に取るように把握します。ゴリゴリの修羅場であれば、文脈や背景を聞いてなくても表情で察知して冷静になる人です。(それぐらい数ある修羅場を乗り越えてきたのだろうか…?)

ENFJ(主人公)

僕自身がこのタイプなのである意味一番説明が難しいタイプです。
主人公という仰々しい名前が付いているためイマイチピンと来ないかもしれません。これは英語ではProtagonistと呼ばれていることに由来するのですが、主唱者や主人公を意味します。確かに、物語の「主人公」という意味でも使われますが、どちらかというと「主唱者」の活動や運動の旗を立てる人といったイメージの方が近いです。中国や一部の界隈では「教師」として紹介されていて、人に物を教えたり何らかのプレゼンをする人として説明されることが多く、こっちのほうがイメージとしては一致しやすいかもしれません。
本人がやりたい!と言わずとも自然とリーダーになりがちなのがENFJの特徴。その理由は、周囲の人が賛成しやすいような意見を自分から率先して言うポピュリズム気質な傾向があるからです。故に極度に周りの目を気にするタイプで、場の空気や調和を重んじ、少しでもアウェー感があると閉じこもるという外向型の中でも傷つきやすい特徴をもっています。
「ねぇみんな聞いて!いいこと思いついたんだけどさ!」
「えぇ?それってどこが面白いの?」
「あ…じゃあいいです…」
というレベルの早急な撤退ぶり。普段は自信満々な態度な割に、極端にまで周りを気にする結果批判に弱いのがENFJの特徴です。
注目を引くキャッチーな言葉や表現を好み、自分が所属しているもしくは引っ張っている組織を魅力的に見せようとする人が多いです。この表面上をよく見せようとする取り組みは結束力を作るうえで重要ではあるのですが、人によっては軽薄さや薄っぺらいミーハー的な部分に見えることも少なくありません。NF型の中でも割と理想主義的な部分が色濃く出やすく、「みんな仲良くできるよ!」みたいなキザな事や楽観的なことを軽々と平気で言えてしまうきらいがあります。アニメキャラでも綺麗ごとを馬鹿正直に信じているようなキャラが多く、例えばアンパンマンや炭治郎、ダンガンロンパの苗木誠が代表的な例です。
有名人でいうと、普段気さくなんですがたまに話聞いているかわからない人や何を言っているいるのかわからない人が多いです。もはや本心から笑ってない義務笑いをするオーイシマサヨシや、珍発言が多いお坊っちゃん政治家小泉進次郎、ラランドのサーヤやゼパちゃんなどなど。
ENFPとENFJの区別がつかないという人も居ますが見分け方としては、ENFPが普段おちゃらけてる割に根が常識人なのに対して、ENFJは普段真面目そうに見える割に根が世間とズレていたり鈍感な人が多いです。
また、困る人がいると自分のことのように協力するのもこの人たちです。逆に言えば、自分のやるべきことを放棄しておせっかいを焼くほど流されやすいとも言えますね。しかしながら、「誰彼構わず支援しよう」とするために、距離の近い人に特別いいことをしようとはしません。故に距離感に対してそっけなく扱われているように感じることが多いです。また、この頼られることは好んで応じるものの人に頼ることにはプライドなのか遠慮なのか苦手な人が多いです。故に自分だけで抱えきれない問題を持っていても、頼り方がわからず「これは自分の問題だ!!」と努力すればなんとかなるという脳筋にシフトします。

■ひろの:ENFJ(主人公)

かなりステレオタイプなENFJと一致する人です。「主人公」よりも「教師」の方がしっくり来るかもしれません。しっかりものの長女気質で、とにかく世話を焼くことを好みます。全体的になにかのサポート役に回ることを好み、周囲の人の成長を支援したいという意識が強い人物と言えるでしょう。学生時代は塾講師として学生に親身に教え、社会人でも就活の相談を親身に聞いてくれる先輩として自分が手伝える人には積極的にサポートしに行こうとする後輩思いな側面も。もしかすると、本当に先生に向いてるのかもしれません。
逆に言えば、それほど必要とされたいという欲求が人一倍強いのかもしれません。故に、相手の気持ちやニーズに敏感な分、自分の気持ちには疎いことで悩んでいる様子が横で見ていて多く感じます。
寂しがりで基本的に人と一緒に居たいという欲求があるようですが、その内容はどちらかというとただ楽しい会で集まるだけというよりも常に何らかの目標を必要とする向上心の強い部分があります。
全体を通して、楽しい活動を通して責任感を伸ばし改善する環境が好きなのかもしれません。
コミュニケーションの取り方としては、基本的にずっと笑ってます。SNSの「いいね」ボタンのように笑うことがデフォルトのリアクションなので、特に面白くないことでも結構笑ってます。相手に指摘するときも、シリアスになりすぎて雰囲気が崩れることを恐れるため、少し冗談風に指摘することがしばしば。

■みずき:ENFJ(主人公)

自分で自分を分析するというのはかなり難易度の高いことです。
流石に自分自身で説明することは照れくさいので、周りからの視点を頼りに分析しようと思います。
ちなみに、色んな性格分析をやってみた結果、こんなふうに書いてありました。

人が好きで、少し内気なところがありますが、おおむね外向的です。
のんびりで快適さを求めるタイプであるため基本的にマイペースで相手にペースを合わせる気がありません。
「自分の存在意義」を求めて努力するため自分がしていること、達成したことと自分自身を同一視します。
盲点は、ポジティブなことに集中しすぎる点です。その裏返しで「ネガティブな感情を経験して初めて理解できる知恵」を理解することができず、ネガティブなことを避けようとした結果、意図せず対立を生み出してしまう点です。成長するためには、何がなんでも平和を維持したい、成功している実感が欲しい、他人が求める存在になりたいという欲求が、自分自身を知る妨げになっていることを認識する必要があります。

うぅ…ん???あんまりしっくりくるようなこないような?
ちなみに、周囲の人からはこんなふうに思われてます。

つっちー:フレンドリーなときもアレば人と一緒に居る気無いだろみたいな極端さがある。
ゥグッ…マイペースの良くない部分が露骨に出てるってことか

ゆずきくん:パソコンで例えた時に、内側のCPUはしっかりしてるんだけど外から受け取る部分が鈍い、鈍感な一人っ子キャラ。
周りをリアルタイムで察知するよりも、総合的に見てこんな人かって見るほうが得意なのはそうかも

たまちゃん:基本的に何にでも返してくれる。けど、すんごい悩んでるつらそう。
人から言われたことを後から考えてたりするね

けいごさん:人を心から真に褒めるが、納得いかないことがあると永遠に悩んでいる。とにかく自己肯定感が低い。
納得いかないと永遠に悩んでるのは本当にそう。

てった:安倍晋三みたいなリーダーと言うよりも菅義偉みたいなリーダー
どういうことやねん

りょうあり:うーん、なんていうかアンニュイな感じ?
キミそれ、陰キャって言いたいだけだよね??????????

全体的にはフレンドリーだけどちょっと内気な不安が強いマイペースなENFJ?
結局のところ自分のことは自分が一番よくわからないですね。
ぜひ読んでる方分析コメントお待ちしております。

INFP(仲介者)

独創性、オリジナリティとは、私とは、価値観とは、そんな内面に対する疑問が常に付きまとうのがINFPです。アニメのヒロインに多いタイプです。極度の秘密主義で、「本当の自分は誰にもわからないでしょう」と思っている部分があります。とにかく自分自身の内面に対して思考の焦点があり、「これをしたら、意地悪に見えないかな」と自分の善と悪の間に挟まれて悩んでいます。また、私は私、あなたはあなたと自他の境界線がはっきりしている背景から、相手には相手の考えがあるということを前提に考えるため誰に対しても共感しやすく、「いや、明らかに相手のほうがヤバイよね?」といった事実があっても「でもあの人にも事情があって…」といったレベル。
強い自分の感性を持ちながら客観視しようと両立するため、一見矛盾した人で、
実際、常に矛盾の葛藤の中にあります。
アニメキャラでいうと、呪術の乙骨くんやエヴァのシンジ君、千と千尋の神隠しの千尋や美女と野獣のベルなどが居ます。こう並べてみると想像しやすいかも?
「自分の価値観」がはっきりしているがゆえに、他者の価値観との差を明確に自覚しやすく洞察力が高いです。この洞察力から当の本人が自分自身の気持ちに気づいていなくても「いまそういう気持ちなんじゃない?」と容易に当ててしまうことができてしまいます。自他ともに感情に対する理解の解像度が高いため感受性が強く繊細です。この繊細さから、芸術的な方向に惹かれる人が少なくありません。自分はこういった作品を作った、あなたは私の作品から何を感じ、何に感動した?という興味が強くあります。
逆に言えば、指摘には敏感で、単純に投げかけられた素朴な疑問や改善案を批判と捉えがちで傷つきやすいです。
また、自分の理想や目標を高く見積もる傾向があり故に実力があるのに控えめな態度をする人がしばしば。自分を簡単に認めないほど、自分に対して厳しすぎるのです。まだ自分はだめだ…逃げちゃだめだ…って感じです。

■つっちー:INFP(仲介者)

とにかく人間関係の調整が巧みなのがつっちーです。自己主張を貫き通すわけでも、ただひたすら流されるわけでもなく、相手と自分の価値観の違いから距離感を調整する立ち回りがうまいです。
アサーションという言葉がありますが、その言葉を実践し成功しているのは彼女と言ってもいいでしょう。相手を尊重しながら自分の意見を主張するということは一般的に気を抜くと難しいことですが、一切この前提を覆らせることはありません。
その巧みな外交力から、彼女がEntervibeに入ってから周囲の人が参加し始めたという背景があるほどです。
映像制作の取り組み方はモーショングラフィックスに一極集中し、オリジナリティのある作り方を好みます。いわゆる大衆が好むジャンルと言うよりかは好みが独特なのですが、そこに頑固にならずに相手のニーズを汲み取る力が強く器用に柔軟に作るのが特徴。また集中力が高く、飲み会で集まる中でもPC作業に集中できるほど自分自身の外側と内側の境界がはっきりしています。
逆に言えば、その立ち回りの上手さから八方美人に陥ってしまっている一面も。意外と楽しそうにしてても本心では全然別のことを考えていることが多々あるので、「え、あの時あんなこと言ってたのに今ぜんぜん違うじゃん!?」といったこともしばしば。また洞察力が高く、事実にも気持ちが乗っかってしまうほど繊細なので、相手の発言内容だけでなく背後にある感情を見逃しません。
コミュニケーションの取り方は、一人ひとりの受け手の気持ちを考えて話すことが得意なので基本的に1対1の会話を好みます。1対多のような場の全体の空気感や場面をコントロールしたり演出する方向性はあまり得意ではありません。

INFJ(提唱者)

高い洞察力と強い共感力のある人物。それがINFJです。概念的なことや抽象的なものを扱うことを得意とし、日常の些細な出来事のパターンから世界の真理についてまで発展して考えるほど。なんとなく儚さに惹かれやすく、かえって悲劇的であったり残酷な描写には耐性があります。死生観や人生規模で物事を考える哲学的な側面もあります。実は日本の和歌や詩の文化はINFJっぽいよねなんて言われていたり。また、イメージとしてはジブリ作品の主人公に多いです、ハクとかアシタカとか…。
その察しの良さや細かな気配りを当然とこなすため、大胆で無礼講なスタンスの人には苛立ちやすいのも特徴。
INFP同様、内向かつ繊細な理想主義者であるため感受性が強く傷つきやすいです。INFPとの大きな違いは確固たる信念や世界観を持っているという点です。INFPは好き嫌いがハッキリしているのに対して、こちらは考え方の世界観がはっきりしています。一貫性があり揺るがない意思という意味では粘り強さにも映りますが、頑固過ぎる一面も…
想像してみると、映像学部のINFJは作風に一貫性がある人が多いのでは?
故にアイデアを収束させ共通点を見つけていくのが得意で抽象的な話を好みます。ENFPがアイデアをふくらませる人だとするならINFJは絞り込む人です。
一般的に見ると物事の全体像を捉えることに長けており、マクロな視点を持ちやすいのもこのタイプです。そのため複雑な内面を持っているケースが多く、傍から聞くと抽象度が高すぎて何を言っているのかわからないと言語化に苦労するケースも。そのため、基本的に心を許した人にしか自分の考えは伝えません。
また、自然と洞察力を働かせようという意識から相手の言動の裏を読もうとしてしまうため、額面通りに受け取ることは少なく褒められてもそれって皮肉なの?と思う一面も。おそらくこの分析の褒め言葉も裏を返せば悪い点は〇〇かぁと考えていることでしょう。
じっくりと考え、人の感性や物事の深いところまで意味を読み取ることが得意、相手の悲しみに気づいてもわかりやすく慰めるのではなく自然とそっと支える、そんな人たちがINFJなのです。

■りょっち:INFJ(提唱者)

作風の一貫性のある人物という説明から一番ピンときた人も多いかもしれません。彼は自分の絵のタッチを崩さず作るのが上手く、イラストレーターとして活躍しています。人によっては、自分の作るものの一貫性というものは自然と崩れてしまうものですが彼は一切崩しません。それは本人の中に確固たる世界観が強くあるからといえるでしょう。
彼の世界観の第一層を紐解くキーワードは余白です。
作風においては、余白を効果的に使う作品が多いです。ただフラットな塗りつぶしではなく質感のある塗りつぶしで広げられた水平線の真ん中に一つモノリスや人物が立っている、そしてそのすべてが機械的な直線ではなく人間らしさのある直線で構成されています。全体の作風として不思議さと可愛さの裏にどこか寂しさや儚さを感じる作品が多いのです。余白は一般的には要らないものと思われがちなのですが、デザインの世界でもアートの世界でもそこに唯一つあるものに焦点が向きやすい視覚効果があります。余白を無と捉えず有と捉える感性は抽象的かつマクロな世界観を持っているからこそと言えるのではないでしょうか。
普段の日常生活ではとにかく一人で楽しめる趣味が多く、気ままな印象。映画に、サイクリングと充実しています。
とにかく映画を見まくっているようで引き出しの数が多いのなんの、カジュアルなものよりもマニアックなものやSF洋画を見まくっているようです。自分もSF映画が大好きなのですが、ここでも考察の余白がある作品が好きなのかもしれません。
コミュニケーションの取り方は、普段は常識人ポジションでツッコミサイドなのですが突然周囲の人を驚かせるこだわりが出るような人です。
猫ミームで自分の病気や不幸の体験談を語るコンテンツが大嫌いとのこと。

■たま:INFJ(提唱者)

複雑な内面なのは横から見てもわかる人物で、個人的にはINFPにもINFJにもどちらにも見えるので判断が難しいです。その複雑さ故に相手の奥深いところまで気持ちを理解できるのがたまちゃんです。ばしこさんが、リアルタイムで相手がどう思ったかを察知するのが得意な人とするならば、たまちゃんは相手の深いところの価値観についても気づきやすい人と言えるでしょう。
飲み会でこそ一番にはっちゃける印象はあるものの実は普段はかなりの繊細です。
繊細だからこそと言えるのか相手のニーズの汲み取り方もうまいので、露骨すぎない気遣いができるのもたまちゃんの特徴です。
ENFJである僕とは外向か内向かのみ違っていてかなり似ているのですが逆に言えばちがうところははっきり違います。外向型の僕がデザインの方向性に興味が持ちやすいのは、誰から見ても一様に解釈出来るというところに興味があるからなのですが、世界観や内面を大事にする彼女にとっては違います。彼女は、自分の作品に対して受け手が何を感じたのか、多岐に解釈されるアートのアプローチを好みます。故に、僕は理解されるように作品を作るのに対し、彼女の場合は相手に問題提起を投げかける形の作品が多いのです。
こういう装置ができた時、あなたならどう答える?あなたならどう受け取る?とにかく私とあなたの間に作品を置きコミュニケーションすることを好みます。
故にインタラクティブな作品の方向性と相性が良く、もじもじフィットネスを皮切りに身体を扱った高いクオリティにコンテンツを作っているのも納得できます。
コミュニケーションの取り方は、とにかく場に応じて振る舞い方が全然違います。まるで役者です。例えば、はしゃぐのが大前提の飲み会であればとにかく楽しみ尽くしますし、会話メインの飲み会であれば誰よりも真面目に場を回します。
むしろ器用すぎて疲れてないか心配にも見えます。

NT:合理主義者

ENTP(討論者)

ENFP同様、アイデアマンとして活躍する人が多いです。誰かがすでに思いついたアイデアでは満足せず自分で考え見つけた新しい着想を手に入れることを大事にします。ENFPとの大きな違いは一貫性を重視し整合性が整っていないことに対してはENFPは「そういうこともあるよね」と一旦は受け入れるのですが、ENTPは「なんで?」と好奇心と疑問でいっぱいになるのが特徴。たとえばグループワークなど集団で会議を進める際、企画の内容や発表の内容に対して真っ先に問題点を指摘し疑問を投げかけるのは彼らのことが多いです。
え?それって文章だけ聞くと重箱のすみをつつく意地悪なように聞こえるけど???
繊細すぎる人にとっては恐ろしく聞こえるかもしれませんが、背景を考えれば実は決してそういうことではありません。彼ら目線では企画の内容に破綻があって失敗してしまう可能性を常に危惧していて点検するような感覚で聞いていることがしばしば。むしろ指摘できないというのは相手がそのまま失敗に突っ込んでいくのを見放すようで信頼関係ではないといった価値観を持っている人が多いです。ENTPの人たちは思考の質に関係なく頭の回転が早く、話すスピードが早い人が多いです。即座にツッコミを入れたり、ひねりの効いた冗談をさらっと言えたりトンチの効いた面白いことを言う人が多いです。また、そのタイプ名の通り、頭の回転を活かして、すぐに相手の矛盾に気づいて指摘することが得意です。
逆に言えば、不必要な形式や体裁を重んじすぎたがあまり、効率が落ちる状況にはストレスを感じやすいです。まどろっこしすぎる婉曲表現、過剰に丁寧な振る舞いは「遠慮」と捉え、人一倍距離を感じるかもしれません。
公務員のENTPが居たらそれはかなりのレアケースです。いちいち印鑑いる?サインでよくない?って多分真っ先に言ってます。

■ゆずき:ENTP(討論者)

生粋のプログラマーです。言語化できない「なんとなくいい、悪い」といった部分よりも「コレがこうなら、コッチはこうでないと」と言った整合性を気にします。プログラミングの世界では、過不足なく整ったコードを作ることを最も重要視しますが、彼は生活の中でも地続きで同じように捉え考えている節があります。
とにかくバイアスや視野が狭くなることを嫌い、むしろ自分とは全くちがう価値観を持つ人を好みます。正反対であればあるほど、なんでそんなやり方なんだろうと好奇心が湧き面白がってることがちらほら。
疑問を持ったら、とにかくブレーキを踏んで検証し直す、そしてうまく言ったら再開、といった手続きをとにかく大事にします。これは自分だけでなく、相手が怪訝そうな顔をしていたり納得のいかないリアクションをしていても同じです。相手が納得できるまで解決に持ち込む、一人でも消化不良だったり納得ができないことがないように細心の注意をはらいます。
ソクラテスは問答法といって突然市民に話しかけ、お互いが納得できるまで議論を重ねた人物と言われていますが、彼はそういう意味ではそれを地で行く人でしょう。
コミュニケーションの取り方としては比喩表現を好んで用います。「ゲームとかで例えると~っすよ」といった具合に、同じ理屈で共通したわかりやすい例え話を簡単に提示できます。聞き手に関心をもたせる話術やその場に合わせた話題の振り方など巧妙な話し方をし、とにかく人と話すことが大好きな印象。あるテーマに沿って議論を深めたいという好奇心が、会話の節々に感じます。ただ、闇雲に人と距離が近くなることに対してはあまり好みません。どの人に対しても適切な間合いを重視し、無闇やたらに誰かに急接近することはそうそうありません。本人とも話したのですが、永世中立国のスイスのような人です。基本的に群れを嫌うスタンスであるためどの人とも適切に友好な距離を維持しながら組織単位の争いに巻き込まれないよう中立な立場を維持しています。

■ななか:ENTP(討論者)

「ああ言えばこう言う」を体現するすぐに何でも打ち返すというコミュニケーションの取り方はななからしさと言えるでしょう。リアクションも早くツッコミも早い、居ると居ないとでは空気感を大きく変えるムードメーカーのような存在です。実は自分の意見に対して反対意見が来た時、やる気が出るのが彼女の特徴。批判に対して簡単に妥協を選ばず、めげたりしないタフさを持っています。実写での映像制作や何らかの組織単位の企画でも、不便な点や改善の余地がある部分には比較的他の人よりもすぐに気づきすぐに指摘することが多いです。非効率な手続きや、相手の顔を伺う無意味なやり取りを嫌いちゃんと意義のあるものにしようとする側面もあります。また、ネガティブになりすぎていたり義務感や責任感から事実以上に窮屈に考える人に対して凝り固まった考えをほぐすようなアドバイスをすることが得意です。理子ちゃんの責任感の強すぎる部分や断れず抱えきれない部分を隣でツッコミを入れながら支えられるのは彼女ならではの視点だからと言えるでしょう。逆に言えば、自分自身に対してもネガティブになり過ぎていたり義務感から窮屈になりすぎている自分を嫌っている可能性があり、全然やばい状況なのに周りに対しては健気にポジティブに取り繕うとする無理をしやすい性格かもしれません。ななかが無理して話したり振る舞ったりする時に、表層の振る舞いだけではなくその背後まで読み取り、ヘルプサインを察知できる人がそばにいるのが理想的と言えます。
コミュニケーションに関しては、とにかく頭の回転が早く話すペースが早いです。渡部陽一を20倍速ぐらいにしてちょうどぴったりぐらいです。もはや、話すペースどころか歩くペースも早いです。僕自身が歩くペースが早いのですが、ななかと同じスピードで歩けてしまうので二人でスタスタ先に行ってしまって理子ちゃんが置き去りにされてしまうという場面は何回かありました。また、状況把握だけでなく切り替えも迅速です。さっきまで友達と話してはしゃいで子供っぽく振る舞ってた様子から、携帯電話を取り出しかしこまった様子に一瞬で切り替える臨機応変っぷり。仕事をするうえでかなり参考になる人かもしれません。

■北元くん:ENTP(討論者)

とにかく新しく、斬新かつ革新的なアイデアを好むプランナーです。役職柄プランナーと表現しましたが、一歩違う領域にいればイノベーターのような発明家のような視点を持っているようにも見えます。抽象的な思想やアイデアがあったとしてもそれをアイデアだけに留めることを嫌い、ちゃんと形として実証し続けています。また、ゆずきくん同様、視点が小さく狭くなることを特に嫌い、新しい視点がないか常に模索しているのも特徴です。そんな彼の価値観がよく表に出ていると感じる瞬間は「それだと二番煎じになってしまう」という視点です。前例や知識をインプットして、過去をなぞる「だけ」、ルールを守る「だけ」は妥協と感じ、自分たちだからこそ新しいものを生み出せるのではということを大切にしています。具体的な例で言うならば、OICの空間を借りて大学で研究されている環境問題とゲーム研究をビジュアル化して展示する企画「EXPLORE」に如実に現れています。この企画の当初の計画案は、本棚やタンスのような構造物を作ることが最初にあったのですが、「環境問題を扱っているのに木材を使うという発信者自身の矛盾」という指摘から、アルミパイプを使った簡易な設営をスタイリッシュに見せるという方向に舵を切りました。発想を転換し見せ方にこだわり、表面だけでなく内側から外側にかけて筋は通す。それが彼の取り組み方なのかもしれません。前例やリファレンスに偏重な姿勢の自分にとってはかなりここは勉強になる視点です。「それだけでは面白くないのでは?」「それだけでは結局真似をしているだけでは」そんな問いが彼の革新的な視点の入口なのかもしれません。
コミュニケーションの取り方は、一定のトーンで話し相手のペースに巻き込まれることもなく淡々と話す印象です。飲み会の席では割とエッジの効いた質問をぶっこむことも。その質問に相手が戸惑っているとニヤニヤしてます。サイコパスなのかもしれません。(!?)
と、サイコパスは冗談だとしても、結構ぶっこんだことを言う人なので飲みの席ではトリックスターのような位置で状況を面白くさせる一面があります。
また、企画会議を進めるときも相手の意見に対していいアイデアと修正点が必要そうなアイデアは即座に指摘し、改善策を出すなど建設的な議論の進め方が得意です。

INTP(論理学者)

莫大なインプット量、そして思考の深さを特徴とする人が多いです。
ENTPの人たちが広く浅く手をつけていく模索型だとしたら、INTPは狭く深く突き詰めていくところまで突き詰めていく研究者のような人たちです。
その名の通り学者に多く、性格の説明だけ聞くとガリレオの湯川教授のような印象があります。
物事の矛盾に敏感であったり、本質を見抜くことに長け、パズルのように考えることが得意です。しかし、周りの状況を察知するのは後手になるので、「あ、うっかり考えすぎてたら周りが全然違う状況になっている」みたいなこともしばしば。
思考に集中した結果、我ここにあらずのような人が多いです。
また、「なんで?」といった物事に疑問を持つことを大事にしていますが、彼らはもう一層先の「どこからわかっててどこからがわからない」自分自身の理解度を客観的に整理する解像度の高い疑問を重視します。意外と疑問を持つときって、ざっくりと広く大きく捉えたまま考えようとする人のほうが大多数ですが、彼らの考え方はとにかく疑問を分割し詳細に理解しようとすることに長けています。
実際、INTPの人たちにどのようにしたら悩みが解決するか?と持ちかけてみると、疑問を噛み砕いて自分自身が扱えるサイズになるまで分割、分解を繰り返していると答える人が多いです。
その要領の良さから、ある領域で超人並みの成果を発揮するような人が多く先鋭化した人が多いです。
しかし、実は日常生活に対してはかなりの無頓着で、「全然寝てない」「ここ3日風呂はいってない」などの強烈なエピソードもしばしば。俗っぽい物にはあまり興味がないのかもしれません。
また、自分の環境をより重視する傾向があるため、少しでも自分の環境が汚れているか、何らかの問題がある場合はかなりのストレスがあります。マイスペースの確保を徹底している背景には深いところまで集中する環境を求めているとも言えるかもしれませんね。
その抜群の集中力から、困難な問題に対しても果敢に立ち向かい解決に向かうことも多いです。

■にっく:INTP(論理学者)

音響の鬼才とも言えるかもしれません。映画から、広告など幅広い映像制作で音響の仕事を引き受けています。そのこだわり方は、かなり細かいところまで徹底しており、僕が制作したモーショングラフィックスの細かなオブジェクトの動きに対しても違和感のない風切り音など受け手が解釈一致するような質感の音をつけるほどです。「BOY MEETS HOME」では、制作の細かいところまではどこで誰が携わったのかわからないのですが、音楽の余韻をあえて残すカットや雨音でシーンを切り替える等かなり凝った技法も採用しているほどです。INTPの特徴である先鋭化がわかりやすく現れているとも言えます。
普段の装いと風貌からは一切感じないのですが大の人見知りというのも特徴的。もしかすると、初対面の人に対して頭の中で考えすぎてパンクしているのかもしれないです。
気心を知る関係になると、割とぶっ飛んだorぶっこんだ冗談を言って人を笑かしてます。もはやノンデリの域です。ノンデリで笑っちゃいけないのに悔しいですが面白さが勝って笑うほどです。
というのも、ジョークのジャンルがブラックジョークが多く、皮肉のあるユーモアも多かったりします。にっくさんはカナダ人のハーフですが、まるでイギリス人のようなユーモアが多いです。
コミュニケーションの取り方としては、オブラートに包んだ表現や美辞麗句を並べ立てることはしません。それは、おそらく嘘っぽさや、礼儀を装った虚ろな会話が歯がゆいのでしょう。故に、初対面では礼儀や体裁よく取り繕う場面も増えるため余計相手が何を考えているのか想定がついていないために人見知りになっている可能性があります。
したがって、自分の考えや新しい発想、そしてその思考過程については理解力のあるある程度気心知れた相手に開示することが多いのかもしれません。
ちなみに僕が会った時は下ネタしか聞いたことがありません。
飲み会と作業のときの温度差が一番激しいです。自分のやることに集中するときは、冗談を言って笑かしてくる姿からは想像がつかないほどかなり真剣な姿で作業している様子が多いのが特徴です。

■さく:INTP(論理学者)

「論理学者」という言葉にかなりフィットした印象があるのがさくさんです。相手が疑問に思ったことや、興味の持ったものに対して自分のインプットしたデータから関連した物を提供することが得意なほど、とにかくどの領域でもいろんなことを知っています。おそらく純粋に知的好奇心が強いのかもしれません。知識に貪欲で、常に本を読んでいます。僕が横に居たときは、漢文を読んでました。
知識のアンテナを高く張ってインプットする人なので、割と世間では浸透していない新しい理論(当時はまだ流行る手前か流行り始めだったNFT等)にも手を出したりと挑戦的な姿勢が伺えます。
ビジネスプランの設計から、Pythonを使ったデータスクレイピング、エレキギターを嗜むなど多岐にわたって興味のあるものに集中し、その殆どが組織単位よりも個人単位で集中することが得意な様子。
Ochakaiの企画自体もアイアデアソンをベースとした企画という点からも何か革新的なアイデアを生み出す環境づくりを渇望していたのかもしれません。
しかしながら、さくさんはその知識量故なのか、膨大なインプット量からアウトプットに切り替えるのにかなり苦労していた様子がしばしば。完璧主義な部分もあるのかもしれません。
コミュニケーションの取り方は、にっくさん同様割とぶっ飛んだことを言う人です。割とパワー系で笑かしてくるタイプで、そのモードになったさくさんは誰にも止められません。なにせ加藤純一大好きな衛門ですからね。

■ぬーん:INTP(論理学者)

INTPはガリレオの湯川教授と例えましたが、それを地で行くのがぬーんさんです。「実に面白い」って言ってそうです。冷静沈着、なによりもインプットの時間の確保を重視します。プログラミング全般得意で、大学1年から始めたとは思えない超人です。あらゆる場面でお世話になりました。最近ではゲームエンジンを作ろうとしているんだとか、僕はもうさっぱり理解できません。
彼がふと横で言っていたのが「もう頭の中では出来上がってるのでそれを誰かに実行してほしい」です。とにかく考えることにリソースを割きたいのが彼の特徴です。頭の中では筋道が出来上がっているのですが、本人的に現実に引っ張ってくるのは考える必要がなくただ手を動かすことになるので手間を感じるのかもしれません。
また「ある分野について“良く知っている”と言えるのは、自分が簡単に調べてもわからない知識を手に入れてから」と言っていたことも印象深いです。おそらくぬーんさんのインプット量を基準に考えると専門家の60%が脱落します。根拠はありません。
コミュニケーションの取り方は、基本的に平和主義で身の回りの出来事には一旦距離を置き、引いた目線でコメントを残すことがしばしば。それほど客観的に見たいということかもしれません。故に、リアクションする時ニヤッとしながら「それは〜だねぇ〜」といった冷静なんだけどゆるい話し方をします。

SJ:保守主義者

ISFJ(擁護者)

平和、安定、普通が一番。世話焼きで誰に対してもお母さんのような面倒見のいい人です。ハウルの動く城のソフィといったらわかりやすいでしょうか、家に転がり込んで掃除し始めちゃったり…とまでは行きませんがサラダは取り分けてそうです。とにかく自分の体の異常には敏感で、他の人だったら見逃しそうな体調の変化にすぐに気づきます。故に、生活に安定感がありなんとなく義務感なのか好んでやっているのか自分で決めたか自然と始めた習慣が身につくタイプでもあります。
コツコツ、単純な作業を繰り返す環境にいても苦にはならずむしろ安定感があるため彼らにとっては安心する点でもあります。縁の下の力持ちで損得勘定せず人助けには労力を厭わない、ここまで聞くと非の打ち所がないように聞こえますが致命的に悩んでいるポイントもあります。それは断ることができないということです。とにかくこの人たちは相手の機嫌を気にしてしまうので断ることが大の苦手、しかもコツコツこなしてしまうが故に頼られてしまうという負のループに陥りやすいです。
体の不調に気づきやすい点からもわかるように心配性の部分も強く組織や近い人間関係に依存しやすいこともしばしば。
根っからの優しさと尽くし上手な部分がそのまま長所にも短所にもなるような人たちです。

■りこちゃん:ISFJ(擁護者)

ISFJの説明がそのまま本人の説明になるほどぴったりなのがりこちゃんです。
しっかり者で、主に事務系の仕事はお手の物。書類仕事などもテキパキこなします。
ISFJやISTJはとにかくマメな人が多いのですが、彼女もまた例に漏れずそのマメさがうかがえる場面がいくつかあります。
例えばGreensの会計担当時代、会計にまつわる書類関係や通帳をすべて100均で買ったビニールのポーチにまとめ管理していたり、もちろん制作の役職柄というのもあるでしょうが撮影現場ではハンカチ消毒液エチケット袋ティッシュバミリ用のマスキングテープ…と用意周到でこの分野において抜け目が全くありません。こういう、日常での準備の良さは簡単そうに見えて実はとても難しいことです。逆に反対のタイプを想像してみてください。彼女の反対のタイプはENFPやENTPに当たるのですが彼らが用意周到に見えるでしょうか。彼らが常に悩んでいることをわりと簡単にこなしてしまうのです。
むしろ普段の日常での心がけが、彼女が制作で実力を十分に発揮できる役職であると言えるかもしれません。
そんなしっかりもののりこちゃんですが、とにかく感情に左右されやすく、断れないことに悩んでることがほとんど。
相手に依頼されてしまうとどうしても放っておけない人の良さから各方面に頼られパンク寸前なんてことも。パンクギリギリのりこちゃんは口が笑っていても目が笑っていません。怖いです。
コミュニケーションの取り方は、とにかく変なことはしません。常にある意味落ち着いていて、場に合わせた話し方をします。ドラえもんのしずかちゃんに似てるかもしれないですね。

ESFJ(領事)

さて、ISFJに対して外向型になるとどうなるのでしょうか。ESFJはより親切な社交家といった印象が強くなります。ISFJの人が「頼られると断れない」なのに対し、ESFJは「困ってそうだから手を差し伸べる」まで積極的になります。故に面倒見がよく、むしろ頼られたいがあまりお節介を焼いてしまうほどです。逆に言えば自分から頼れない、どう頼ったらいいかわからないといった人にとってはかなり頼もしい存在と言えます。
一文字違いのENFJ同様、人の目をよく気にします。ENFJの場合は話し方や思想、振る舞い方など抽象的な方向で人の目を気にするのに対し、ESFJはより目に見える形の人の目を気にします。なぜかはわからないのですが、映像学部に限らずおしゃれのセンスがあって料理が得意でたまに筋トレしてるESFJが多いのです。なぜかはわかりません。
また、自然と常識や一般的な価値観がそのまま自分の価値観となれるタイプであるため自分が大衆感覚から外れることに対してはあまり好みません。
「常識的に考えてこういうものだから」なんて主張が自然とできてしまうのは大衆感覚が自然と板についているからです。
故にESFJは礼儀やマナーについてもそつなくこなし全タイプの中でもかなり大事にします。逆に言えば自分がそこまでできてしまうが故に無礼な人に対してはかなり違和感を感じやすいのも特徴です。礼儀やマナーなどハイコンテクストなコミュニケーションを重んじる日本人に最も多いタイプというのも頷けます。

■りょーじ:ESFJ(領事)

とにかく面倒見がよく、人当たりがいい歳上からも年下からも印象の良い好青年なのがりょーじです。強い他者意識を持っているため、気遣いはお手の物、社会のマナーや礼儀も一番しっかりしていると言えます。
前述のESFJの説明にもあるように、料理・筋トレ・おしゃれの三拍子が揃うのですが、最近ではドライブも加わりました。
本人になんでそこまでドライブが好きなの?と聞くと、「なんか友達とか乗せて、遠い距離まで運転するのが好きでやりがいがあるんだよね」みたいな事を言ってました。本当に友達思いで、純粋に誰かのためになにかするというのが好きなのかもしれません。
とにかく人間関係に対してはマメで、贈り物からお出かけまで自分からできることにはとにかく親切です。
ただ、この他者意識の強さは逆に言えば単独行動を嫌うことにもつながります。常に行動の基準が集団や組織を想定して行動しているため「我が道を行く」といったことはあまりしません。
これは少し大げさな説明になるのですが、本人にとって集団からの逸脱は孤独と感じ人一倍不安になりやすいのかもしれません。
故に大衆感覚には敏感で大衆からそれたものに対しては「こういうものだから」と冷たくなってしまう点もしばしば。
コミュニケーションにおいては、気さくでありながら落ち着いた態度をします。態度は一定のまま、その場に応じて話し方を柔軟に変える部分もあるので、ムードメーカーになりやすい部分も。Entervibeを中心とする界隈ではお出かけの幹事を率先して企画してくれる人です。

ISTJ(管理者)

映像学部の多数派の反対を行く、それがISTJです。ざっくりと説明するならサラリーマンのステレオタイプのイメージがそのまましっくり来てしまう人たちです。ISFJ同様、事務作業をこなし、創造性を求められるタスクでもそれについて真面目にコツコツスキルを磨きながら解決する人たちです。
計画的かつ規則に忠実で、細かい確認も怠らないのでミスが少ないという優等生っぷり。
責任感が強く現実的に考えることが得意で信用を勝ち取りやすい人物と言えます。
しかしながら、彼らはとにかく例外や突然の変更に弱いです。すべて一定のリズ厶、一定の設計でこなしている途中に規則や計画から逸脱した臨機応変さを求められる状況ではとにかくストレスを感じます。どう軌道に戻したらいいのかわからなくなってしまうからです。
しかしながら、堅実かつ計画的ではあるため、軌道に修正できれば調子を取り戻すのもこの人たちのタフさです。
普段は一人でいることを好み、何か組織にいるというよりも「自分と誰か」といったように1対1で自分を中心に放射線を描くような人脈の広げ方をします。
また、常に冷静で落ち着いた話し方をするので感情表現を外に出すことが苦手なところもあり、気持ちを汲み取る相手と相性がいい場面が多いです。

■ふーちゃん:ISTJ(管理者)

しっかりもの、シゴデキ、要領が良い。この三拍子が揃ってるのがふーちゃんです。ISTJの臨機応変さに対する苦手も傍から見ると克服しちゃってるので最強です。おそらくいくつもの現場を乗り越えてきたことでしょう。
不慣れであったり困難な状況にも動揺しづらく、コツコツこなすのがふーちゃんです。
例えば、クリテク実習2というプログラミングの授業の中でも初心者にはとっつきづらい授業でも、先輩から授業外で教えてもらいながらコツコツスキルを磨き、最終発表では高評価のクオリティの高い作品を成果としています。
また、事実と飛躍を常に察知できるのも彼女の特徴です。おそらく観察力が高いことが所以でしょう。彼女がふとつぶやいていたのですが「私、眼の前のポスターとか書類とかどうでもいいものでさえそこに文字があると全部読んじゃうんだよね」と言っていました。抜け目なく確認できる部分やしっかり者な部分はここから来ているのかと合点する一言でした。
コミュニケーションの取り方は、とにかく後手必勝です。トップバッターとして話し手になることは少なく常に相手に言動に耳を傾け観察してから答えます。実際目にしたわけではないですが相手が飛躍しすぎていたり突拍子のない冗談は苦手そうです。

SP:道具主義者

ISFP(冒険家)

平和が一番、衝突なく穏便に事を進めたい…、極端なまでの平和主義者な人たちです。とにかく人と対立があることが議論だとしても、どこか居心地の悪さを感じてしまうのがこのタイプ。傍からは素朴で平和が一番だよ~とホワホワした印象を持っています。
とにかく常に平和と、落ち着きのある環境を一番と考えるので周囲の人をリラックスさせる人物とも言えます。
理屈っぽいことや具体例が伴わない抽象的すぎて複雑すぎる話になると「へぇ~ほぉー」と聞いているのか聞いていないのか我ここにあらず、そして興味もあらずといった感じですが、周囲の人の微妙な変化や日常でちょっと違うことなどには敏感で良く気がつきます。
一見前者の印象から癒やしでのほほんとした印象があります、しかし実態はクリエティブの分野においてはゴリゴリの行動派です。座学や理屈で学ぶより実際に手動かしてやって覚えろ!!というタイプ。故に言語化が難しく感覚でしかつかめないような芸術の分野に長けている人が多いです。以降紹介するしょーまくんは絵の才能が、せなは音楽の才能があるように、とにかく好きなものには習うより慣れろの精神でその腕を磨きます。
INFPと同じく芸術肌な人物ではあるのですが、INFPがどちらかと言うと概念的でメッセージ性の強い作風なのに対してISFPは写実的です。新海誠の主人公にはISFPが多いのではと言われているようで作者の自己投影と考えれば納得できる部分も多いかもしれません。目で見て、指で触れて、耳で聞いて感じたことを研ぎ澄まし自分のアウトプットに反映し続けるいわばクリエィティブの領域においては職人のような気質があるのがこの人たちです。

■しょーまくん:ISFP(冒険者)

ISFPのステレオタイプのイメージにかなり近いのがしょーまくんです。とにかく自己研鑽に励み、それも別に無理をしているとか努力努力努力!!と熱が入っているわけではなく、ただただ好きなことに夢中になって作り続けて後ろを振り返ったら成長していた…!?みたいな人です。故に誰かに教えて下さい!と頼まれても…うーんと困っている姿がちらほら。人に教えることは少し苦手かもしれません。だって彼は理論や知識で手に入れたスキルではなく、何回も筆を取り続けたからこそ手に入れた唯一無二のスキルなのですから、考える前に行動。それに尽きるのです。 そして彼が手に入れた画力は圧倒的なクオリティです。いつもお世話になっています。そしてご迷惑をおかけしております…。 彼の画風はとにかく写実的です。何か抽象的な構造物や概念的な意味深な物をつくるというよりも、やはり対象が具体的です。彼のスケッチブックを見せてもらったことが過去にあるのですが、レンガ造りの橋、そしてその下に線路が敷かれた様子が精緻に描かれた風景画のスケッチを見せてくれました。それほど観察眼がいいということでしょう。 実は僕は、この観察眼の強さを信頼していたので、彼にイラストを依頼する時に心がけていたのは具体的な実例を出すことでした。なるべく抽象的な言葉に留めて例を出すのではなく先に写真や画像を用意しておいて依頼することを心がけています。 この観察眼と空間把握能力の高さが強みになり、現在ではCGを中心とした制作もお手の物。3DCGで美麗なグラフィックの挑戦的なゲーム制作を手掛けたのも彼らしさといえます。 この人根っこが平和主義なんだろうなぁと感じる場面は多々あるのですが、音楽の好みがわかりやすいかもしれません。たまーにつまみ食いで流行りの曲やアッパー系、ロックも聞くといえば聞くのですが、基本的にゆったりとした穏やかな曲や洋楽を好みます。また、何か意見の衝突や齟齬があると、何も悪くないのにごめん…と言いながら退いてしまう平和主義っぷり。 コミュニケーションの取り方は、割と的確な単語を一言話すと周囲の人が「わかるー」となることがしばしば。あまり突拍子もなく抽象的な事を言う様子はありません。「人間ってね…~なんだよね」みたいなことを言うしょーまくんは見たことがないです。多分どっちかというとそんな事を言うのは僕です。 また、トラブルが起きていたり全体が揉めているときも自然と中立的な立場を取ります。本人から無理に中立的になろうとしてるのではなく感じ方が中立的なのです。故に組織間で何らかの対立があった時、実は橋渡し役になれるポテンシャルを持っているのがしょーまくんなのかもしれません。 逆に言えば、どっちつかずじゃないか!はっきりしてくれ!なんて言われたらそれはもう悲劇です。

■せな:ISFP(冒険者)

不眠旅行のベーシスト。コマースのキーパーソン、それがせなです。バンド活動からコマースの活動に至るまで、基本的に音に関する仕事はお手の物。コマース全体でも称賛されるほど周囲からも評価が高い人です。基本的に、無気力、脱力~だらーん…複雑なことは誰かに任せて、自分はやるべきことを淡々としていたいなぁ~…そんな様子が会話の節々やふるまいから感じます。猫みたいな人です。悪く言うなら少し他力本願な部分もちらほらあるわけですが、そのゆったりとしたスタンスは会話の相手とも本人が何か意識しているわけでもないのに緊張感をもたせることはなくゆったりと落ち着いて話せる環境を自然と演出できます。
ここからは勝手な推測ですが、彼女もまたベースのスキルの磨き方や音響の仕事のこなし方もとにかく場数から経験を積みスキルを成長させるタイプです。もともと感覚でコツを掴むセンスが良いのかもしれません。
コミュニケーションの取り方は、少し話し方がゆっくりです。ななかとせなが合わさったらおそらくどんどん差が広がります。追いつけません。もしかすると追いつけなくなるともういいやってなってそうです。
普段から明るく、まったり話すため、相手もリラックスして心を開きやすいことでしょう。個人的には彼女は先輩好きな性格ですが実は後輩からも好かれるのでは?と思っている人物でもあります。

ESFP(エンターテイナー)

本当に陽気な人達です。割とノリで楽しければなんとかなっちゃうっしょみたいな部分がある人たちです。その陽気でポジティブなふるまいから多くの人から好かれやすいことでしょう。
良くも悪くもアリとキリギリスで言えばキリギリスな人たちで、今を存分に楽しむ無邪気さがある分、長期的な計画やルーチンワークが大の苦手です。
今この瞬間を存分に楽しむという意味では刹那主義を全うしている人とも言えるかもしれません。本人たちは死が常に目の前にあるとまでは思ってなさそうですが。この、「今が一番思想」ゆえ行けるっしょ!って思ったら後々予定やばいことになってたわ!!!!みたいなこともしばしば。
キャラクターで言うと、鬼滅の善逸やハンターハンターのゴン、ワンピースのルフィーなど兎に角どっかのタイミングで叫んでそうな人たちです。
その名もエンターテイナーという名のごとく、彼らが言う冗談は場を掴みます。実はこのタイプYouTuberに多いタイプとも言われています。「好きなことで行きていく」を地で行くのは確かにこの人たちです。
計画も立てようと思えば立てられる!と一心でいざ立ててみて数時間後、え!あれ面白いじゃん!え!?あれもいいじゃん!と目移りしてしまって結果計画は本末転倒に…。裏を返せば計画せずとも行動のフットワークが軽いため、常にいろんなことに物怖じせず挑戦しています。
この行動第一主義、実はESTPも似た部分があるのですが、ESTPの方がより一貫性を重視し、雰囲気に流されるなどのことはなく確固とした信念を内側に持っていることが多いのですが、ESFPの場合はその点雰囲気に流されやすくふらっと全然違うことをし始めます。

■さき:ESFP? でも本人的にはENFP

昔はESFPと出ていたのですが、なんか最近ENFPと出ているようです。
顔はとにかく広く、ふと楽しそうな所があれば参加!楽しそうな所があれば参加!と点々としながらはっちゃけてる印象。つながりに積極的な分、割とノリで行き当たりばったりな部分も多く、その収集のつかなさは周囲にもツッコミを入れられている様子。
しかし、やる時はやります。自分自身のホームグラウンドであるCGにおいて、妥協は許さず夜遅くまでラボに籠もりモデリングからアニメーションにかけて徹底した制作をします。変に考えすぎず、好きになったことにはとことん食らいつくという意味ではISFPの彼らと同様、場数で実力を上げていきます。
また、褒めて伸びるタイプって自分で言ってます。やっぱり気持ちのノリが伴っていることが大事なのかもしれません。
コミュニケーションの取り方は、かなりぶっこんだボケをしたり突然常識人サイドでツッコミを入れたりとバラエティ豊かです。極度に繊細で…といった部分もあまりなく、悩みすぎたり不安でいっぱいになったとしてもすぐに切り替えて行動に移せるのが彼女の強みです。

ESTP(起業家)

百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず、百行は一 効にしかず。言葉や噂に踊らされず、自分自身の目で見て、聞いて、感じたことを信頼しそしてその経験を糧にする。そんな人物がESTPです。考えすぎていたり、悩みすぎていたり抽象度の高いことに対して結論が出なければ行動あるのみ、行動しながら考える。そんな人達です。故に行動のハードルが一番低く、まずは手を動かす、手を動かせば思考の条件が切り替わる、ということを常に心がけています。したがって、挑戦的な出来事や逆境にあってもまずは課題解決に向けて何ができるか、冷静に考え…るのではなく突然足が、手が、体が動きます。そして、むしろこの逆境を楽しんでいるのがESTPの特徴的な部分です。スリル、困難、挑戦、こういった言葉で突然脳汁が出てしまうのです。型破りな行動力でありながら客観的かつ冷静に考えるため異名が「起業家」名付けられたのもうなずけます。
しかりながら、行動先行の背景には、じっとしていられない危なっかしい部分があります。じっとしてて!って言われるとイライラが止まらないのです。また、とにかく物事の危険性を過小評価してしまう部分もちらほら。
コミュニケーションの取り方は、愛嬌があり格式張らないスタイルを取るため周囲の人から親近感が湧きやすい人が多いです。また、強い観察力と冷静な視点が兼ね揃っているため、相手に情緒的に共感すると言うよりも理解する形で共感することに長けています。

■けいご:ESTP(起業家)

このESTPの説明がそのまましっくり来てしまう。そんな人物がEntervibeの代表のただけいごです。むしろ、ESTPを「百聞は一見にしかず」という言葉で説明したのは彼の言葉にあります。圧倒的行動力の頂点。チャンスがあれば、とにかく手をつけます。対人関係になると表情の変化や、声のトーンの変化、または振る舞いの変化などにすぐに気がつきます。本人も言っていたのですが、その観察眼の強さは「会話の相手のクセや態度を常に注意を払ってしまう」という意識が自然と身についているところにあるようです。
常に現状や周囲を敏感に見ているタイプなので、現状から切り離して上の空になって何か物思いに耽るとか、唐突に話や考えが飛躍するといった様子は少ないです。同調圧力や常識といったものを無批判に受け取らず一度自分で考えて納得する人です。だからこそ、無批判はともかく無思考で受け取るような何も疑問を抱かずただただ肯定する人には懐疑的に思っている姿が多いです。例えばEntervibeに入る動機自体が「既存の映像学部のプロデューサーのあり方」に対する問題提起であったりとか。さらにはかなり昔に言っていた「教育制度、主に受験制度への不満」等は現状に一度疑問符を打って自分の頭で一度考えたいっていう思いから来てるのかなとか思ったり。
そういう意味で「何のためにこれやってんの?することが目的化してて本来の目的を見失ってないか?」みたいな手段と目的の区別が常にできるのが彼の長所です。
一見冷静な実務家、という部分が印象強いと思いますが、実は内側はメチャメチャアツいです。行動あるのみという精神からスポ根漫画がとにかく大好き、より理不尽であればあるほどにその状況をいかに登場人物が解決するのか胸躍らされるのでしょう。
それは漫画だけではなく本人自身もその理不尽や不条理に立ち向かう経験の多さから、周囲の失敗は決して笑いません。そういった一つ一つの仲間思いの部分が彼本人が言っていた「人に恵まれている」という部分につながっているのかもしれません。
コミュニケーションの取り方は、いわば司会者的な立ち回りです。踊るさんま御殿のさんまさんみたいなもんです。話題のスタートを誰かに切り出させそのエピソードトークにリアクションをしながら膨らませ、その話題が下火になれば次の人にふる、そういった形で常に場の温度を一定に保つことを自然とやってのけます。ある意味色んな人と接し、関わってきた「百聞は一見にしかず」思想であるからこそ手に入れたスキルと言えるのではないでしょうか。

おわりに

以上、周りの人のMBTIを参考に分析?考察?をしてみました。
ここまで読んだ方はきっとこの歯ごたえのある文章量に驚いたことでしょう。僕自身が驚いています。普通に卒業論文を超えています。

ここに書かれた物語は、実際に僕が、Discordで、ラボで、ラウンジで、諒友館3階で、図書館の会議室で、たまにはぞんちで見てきた姿です。
これからみんなの物語は次の章に移ることでしょう。
きっと舞台は、東京で、愛知で、大阪で、京都で、鳥取で…それぞれの道に分岐していくことでしょう。
新しい章でも自分らしさを忘れずに。無理しているときや悩んでいる時、振り返って「そういやこんなやつ居たなw」みたいなクスッと笑える記事としてこれからも残しておきます。

あらためて、僕の横で色んな表情を見せてきたみんな。ありがとう。

山根 瑞生


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?