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2020年代の映画・アニメはどうなる? データドリブン、パーソナライズ、新たなジブリ…

エンタメ、とりわけ、映画作品(映像で楽しむフィクション)は、
これからどうなっていくか。

本日、とても興味深いオンライン談義(エンタメがテーマではなかったのですが)に参加しつつ、
自分の考察をメモしていました。

全然整理できてないのですが、こういうテーマで思考することは、すごく楽しいし、
ひょっとすると後々なにかのアイディアに結びつくかもしれないので、noteにアウトプットしておこうと思います。乱文ご容赦ください。

■大前提:データドリブン & 二極化の加速

まず大前提として、ほぼ確実に起こることは、以下の2点。

・データドリブンが、さらに加速する。

エンタメ映像においてNetflixが押し進めるデータドリブンは、その存在感を急速に増していき、
データサイエンスがクリエイティブに、今まで以上に介入してくる。

・ブロックバスター作品と、それ以外の二極化がさらに進む。

世界の随所で、さまざまな分野で起こっている二極化は、
エンタメ業界でも例外ではない。


それらを踏まえて、各要素について考察・雑感をあれこれ記してみます。

■ブロックバスター: withコロナ時代に「プレミアム体験」をどう高めるのか

まず、ディズニー映画的な超巨大作品について。

全世界で同時期に公開され、多くの人がイベント的に集まり一緒に楽しむ、というニーズは変わらず続く。

けれども、「集まる」ことへの抵抗感が、どれほどのインパクトをもたらすだろう?
(ソーシャルディスタンスへの意識の高まりは、アメリカにおいては日本の比ではない)

ドライブインシアターは限界ありそう。

withコロナ時代に、プレミアム体験をどう高めればいいのだろう。

これまでの比ではない、とんでもない高額のプレミアムと、それ以外、という二極化がブロックバスター作品体験にも生じてくるかも。

■ブロックバスター以外:パーソナライズの加速はどこまでいくのか

Netflix、amazonプライムなどでの配信が浸透すればするほど、
パーソナライズが精度を上げていく。

現在のアイコンやレコメンドのパーソナライズのみならず、
作品の中身にも及ぶ。

人種に応じて、主人公の肌の色が変わったり、
敵の外見が変わったり、
程度のことは割とすぐに実装されるかもしれない。

画面支配力が高いほうがカスタマイズしやすいので、実写映画でもアニメ的要素がますます強くなる。
実写とアニメの垣根はますます低くなる。
もはや俳優なんていらない? 

モーションキャプチャーでいい動きができる人の需要は高まるかも。


さらには、パーソナライズが進化するなら、もはや、
他人の物語に没入する労力もムダになるかも。

各自が主人公、実在する知人がメインキャストに?
(自分が主人公で、過去に大好きだった女性との壮大なラブストーリーなんかが作られたら、絶対に観たい)

エンタメのPoint of Use版? 

そのとき、ゲームとの差異はどこに?

■日本はどうなるか:新しい時代のジブリは誕生するか

上記の世界的な大潮流において、日本はどうなるのか。

日本がガラパゴスゆえに獲得できた独自性は、この先も海外で一定の存在感を示し続けるのか?

ジブリ、新海誠、NARUTO、ポケモンなど、
二次元アニメ/漫画発/ゲーム発の世界的ヒットコンテンツは、これからも生まれ続けるか?

日本の制作サイドがデータドリブンになるのは見込み薄。

となると、
Netflixの下請けと化すのか?
中国の巨大資本アニメ制作会社の下請けとなる可能性も?

ニッチながらもコアファンを抱えた日本発アニメ流通網は生まれないだろうか。


新しい時代のジブリは生まれうるのか?

モーションキャプチャーを活用しつつ、
日本が得意とする二次元アニメの良さを感じさせるような映像作品を作るスタジオに可能性はあるかもしれない。


…といったことを、オンライン談義以来、ずっと考えています。

本当に雑感メモに終始してしまってますね。。

こんなもん公開して意味あるのか?
自分用メモにとどめておけばいいんじゃないか?
…という自問もありますが、こういう生煮え状態でアウトプットすることの価値も高まってるかも?と思いながら公開ボタンを押すことにします。


立ち止まらない
でも、走り出さない。

(最悪なのは、長い時間、立ち止まって考えて、いきなり走り出すこと)

本日聴いて、印象に残っている言葉です。


先が見通しにくい2020年5月ですが、
面白い未来に向けて、日々、着実に進んでいきます。


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