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『曇天ガエシ』 梅棒

2023年3月20日(月)14時開演
@新国立劇場 中劇場
¥9,300

梅棒の本公演、初参戦~
今まで15minとかおしゃれ紳士とのコラボで何度か観てはいたんだけども。数年前に本公演のチケットは抑えたこともあったんだよね。けどまあちょいとミソが付きまして、結局観られず仕舞い。じゃあもう観なくていーや、と臍を曲げた次第。
でもやっぱ、一度は観ておかないと気になるわ〜あ、生協でチケット販売があるじゃん抽選だけどって、当たっちゃったわ・・・ということで行ってきた。けど、えっちょっと待って。何かやたらと規模でかくね?
公式サイト見たら「梅棒史上、最大規模」とある。道理でチケ代も高いわけだ。本当はもちっとこぢんまりとしたところで観たかったが、まあしかたあるまい。さあて、どんなんかなあ~♪

あらすじ

"オウゴン"の採掘により発展した国「ジパングリ」で、王の妻によるクーデターが勃発。跡継ぎだったメツ王子は物心つかないうちに王宮を追われ、行方不明に。

それから十数年…
女王の圧政に苦しむ人々の救いは、国からオウゴンを盗み出し民に分け与える義賊集団「マサゴ」だった。その中に、成長し街を飛び回るメツの姿が。

一方、武力で圧政を覆そうとするテロ組織「クニクズシ」も怪しい動きを見せていた。

ある日、メツは女王の息子であるヌューダ王子と偶然街で出会い、運命の歯車が回り出す。

果たしてこの国の行く末はいかに…

公式サイトより

ふむふむ、わりとよくあるお話と展開。まあセリフなしの芝居だしねえ。
とゆーかこのあらすじ、今読んだんだよね。観る前に読んでおけばよかったなーー。何も判らんままふんわり観てて、ダンスとか歌唱とかパフォーマンス自体をすごいな~、カッコいいな~って堪能して。大筋はつかめたし、それなりに楽しんだからまあいいけど。

・・・でもやっぱり登場人物が20人もいて、義賊、テロ組織、女王の配下、王子、YouTuber・・・てんこ盛り過ぎて追っつかんよ!
最初の方でキャスト紹介のプロジェクションマッピングがあるんだけど、端っこの席だったから1/3くらい映像が見えなくて、最後まで名前の判らないキャラがあったよね。てか家に帰ってからキャスト表見たけど、名前と記憶の中の人物が一致しなくて結局よく判らんかったw

世界観はスチームパンクと中華のミックスだなあと思ってたんだけど、今見たら公式サイトには「サイバーパンクと和の融合」とあってびっくりした。だって玉座とか調度品とか、中国っぽくない?※個人の感想です
でも女王のドレスは中世ヨーロッパ風で、手下の制服はナチのSS風だし、ドラァグクイーンがいたり、ハードコアパンクだったり・・・文化風俗も節操なしの盛りっ盛りで、いやまあいっそ楽しいかも。
個人的に気に入ったのがドラァグクイーンのポールダンス。魅惑的なお尻だったわ。セットでアクロバティックなことしてた半裸のパンクスの人もすごかった。
あとはSotaさん(トリプトンという役名だということは帰宅してから調べた!)がカッコよくて、つい目がいってしまうね。
SSの制服にメガネってのも結構そそるな、とか、女王の側近の人は遠目で井浦新っぽいな・・・と思って観てた。(※目が悪いので顔は見えていない)
義賊の頭領はやっぱ男前。連獅子みたいなわっさわさの頭、触ってみたい。
あと女王の歌、圧倒的だったっす。

昔はテクノロジーやら栄えてのに、女王の圧政で衰退したジパングリ・・・今の日本まんまで痛烈だな。義賊はいないから現実は辛いね。
登場人物が多いぶん関係性や裏設定とか、色々と深掘りしたりしてコアなファンの人は楽しいだろうな~。目についた考察、読んでみたらキャラ名や設定が判ってないアタシには宇宙語だったww
あ、そうそうタイトルは「どんでん返し」のもじりだと思ったんだけど、何を指してたんだろね?
女王の政権ひっくり返したって意味だったのかな?

一般的に流行ってる曲とかめっちゃ疎いんで、使われてる曲はひとつも知らんのだが、星野源とセカオワ、米津玄師の声だけは判った。ストーリーに合わせて既存の曲の歌詞を当てはめるのはすごいね。(騒音性難聴気味なのでライブ用の耳栓を着用。常備してるんだけど、演劇でもたまに必要になるよね)

相変わらず取り止めのないアタマワルイ感想ですまぬ。
ゴージャスで楽しかったです梅棒。だれか詳しい人に、観ながら横で解説してくれたらいいのにな。

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