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『僕は歌う、青空とコーラと君のために』劇団ヒトハダ

2022年4月21日(木)19時開演
@浅草九劇
¥5,500

マイフェイバリットアクター、浅野雅博さんがご出演ということで拝見。
しかも旗揚げ公演! の、初日!
浅野さん以外のキャストは存じ上げないのでちょびっと二の足を踏んだけど、観に行ってよかった~~。後で調べたら、全員何らかの舞台で拝見したことがあったわ。覚えてなかっただけで(記憶力・・・)
唯一、初めてなのは作・演出の鄭義信さん。ちょう有名な方だけど、作品を拝見するのは初めてだった。

【あらすじ】
戦後間もない東京近郊にある、米軍御用達のキャバレー「エンド・オブ・ザ・ワールド」。
そこを拠点に、いつか日劇アーニーパイルの舞台に立つことを夢に見る、ロッキー(浅野雅博)、ファッティー(櫻井章喜)、ハッピー(大鶴佐助)の 三人組男性コーラスグループ、「スリー・ハーツ」。
ある日、「エンド・オブ・ザ・ワールド」のママ(梅沢昌代)が連れてきた若い男(尾上寛之)が新たに加入して「スリー・ハーツ」から「フォー・ハーツ」として活動を開始する。
順調にグループ活動を続ける中、朝鮮戦争がはじまり、ハワイの日系二世であるハッピーが朝鮮に出兵することになり四人組の絆を大きくゆるがすことになる──
オフィシャルサイトより)

とりあえずネタバレなしでサクッと!と描いたのがコレ↓

この後はネタバレ気にせず書くので、未見の方はご注意!

笑って歌って踊って暴れて泣いて。
熱量めちゃ高い舞台だったーーーー!
まず冒頭。オッサン三人「ドギャーーン‼︎」って感じの女装レビューw ド派手な水玉のドレスにでっかいリボン! これこそ出オチww(ファッティが名前の通りめっちゃボリューミーなんだけど、なんだか一番似合ってたw)

死ぬほど笑わせて、ノリのいいアメリカンポップスで手拍子足拍子、楽しませておいてからの、艱難辛苦。戦争に傷付けられた人々。その傷、トラウマ、重責。肩を組んで歌った友らを断絶させ諍いあわせるのは戦争なのに。目の前の人間を責めてどうする?
この公演、コロナ禍のせいで延期になり、奇しくもこのタイミングでの上演となったのは、なにか巡り合わせなのかも。そう思わずにはいられない。

楽しいシーンもあったけど、辛い、涙をしぼるようなシーンも多くて。観る前に予想したより割と重めのお話だった。この題材というか、この時代に人間を描けばそうなるよね・・・。
ゴールドがガーっと突っかかって、ファッティが泣いて、ジーナが諌める。似たようなパターンが何回か繰り返して、ちらっと(また?)って思ってしまった。これはアタシだけか知らん。いや、いいお話だったですよ。
最後に四人がまた歌うシーン、とてもよかった。
ピアニストの佐藤拓馬さんも味があって素敵。

お目当ての浅野さん、やはり好きだなあ。歌えるなんて聞いてないんですけどズルいわあ。
そして座長の大鶴さん。物語が進むにつれどんどん魅力的に見えてきて、ラストにはきゅんとしてしまった。佳き・・・。
これは次回公演が楽しみだなあ。
5月1日まで。よかったら、ぜひ。

セットリストw(順不同)
Boogie Woogie Bugle Boy
買物ブギー
I Saw Mummy Kissing Santa Claus
Over The Rainbow

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