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my name & mine

こんばんは。日淡水玉です。

日々色々な出逢いに恵まれ大変有難い中
ふと前回自己紹介noteを書いてから
2年経過していることに気づき
アップデートのような、続きのような
自己紹介noteを綴ろうと思います。

知ってるよな方も、へぇ~そうなんだな方も
楽しんで読んでいただけたら幸いです。

名前

わたしの名前は
日淡水玉
カタンミズタマ
Katan Mizutama
と申します

元々「青い目のサリー」というバンドをやっており
その時はミズタマというカタカナ名義だったのですが
バンドが活休してひとりで音楽をやっていく中で
ひとりの言葉を発する人間として人格を持たせたいと思い
姓名という形をとりました

カタンは球体関節人形作家である天野可淡さんのカタンの響き、
水玉は現代芸術家である草間彌生さんの作品が好きであることに
それぞれ由来しています

何をするひとか

上述のとおり元々バンド活動を起点として
今は鍵盤弾き語りをやっています
バンド時代はシンセ&キーボードボーカル、
弾き語りも言わばキーボードボーカルのスタイルです

バンド時代からほぼすべての曲の作曲と、全曲の作詞をしています

歌謡・昭和なマイナーキーの楽曲が多く
歌詞は大体精神崩壊寸前の夜中に書くことが多いです

何を思い歌っているのか

バンド時代の歌詞については
前回の自己紹介noteで綴っているので割愛しますが
(気になってくださった方は後述のリンクから是非とも)
今回は弾き語りの歌詞について

わたしの歌詞の世界観のキーワードとしては
「愛憎怨念」を抑えていただければもうほぼイメージは完璧と言えます

弾き語りは
ステージを司るのも自分ひとり
空間を支配するもしないも自分次第という世界ですので
どれだけ言葉に生々しい血脈を注ぎ込んで
新鮮に鼓膜に心臓に届けられるか
それがわたしの思う弾き語り像の根幹で
そのように言葉を届けるためには
飾らず、虚飾のない
自分自身の言葉で、身一つで
経験してきた感情感覚を体現する必要があると思っています

そのため
作り物の美しい言葉の羅列なんてわたしには到底歌えないし
歌おうとも思えないのです
わたしが生きてきた
苦しくてしんどくて血を吐いて何度も手首を切って
それでも地を這うように生きてきたその感覚だけが
わたしが自分の命の欠片と呼べる言葉になります

そして
わたしが生き永らえてきたのと同じように
毎日毎日つらくて感情もなくしたような世界で
苦しみに何とか耐えて呼吸をしているひとの隣に
そっと置いてもらえるような言葉と楽曲を
作りたいと切に願って音楽を作っています

言い換えれば
わたしの音楽が必要ない人はそれでいいと思っています
きっと別の音楽が寄り添ってくれていると思うから

何処にも誰にも救いを求められない
永遠とも思える苦しさの中で生きている方は
どこかでわたしの音楽に出逢って
少しでも生きる苦しみをやわらげてもらえたら
わたしは自分の身を削った楽曲たちを
産み出した意味が何よりあると思えるのです

人間は個別の個体です
全てを理解し受容し愛し赦すことなど不可能です
だけど音楽は
その受け皿に成り得るから

わたしが音楽に何度も命を救われたように
わたしの音楽があなたの傍に置いてもらえたら
それは何より嬉しいことだと思います

不眠症

ところで、話が変わるようで続きなのですが
わたしは幼いころから超・超・超筋金入りの不眠症で
ほっとけば丸3日くらい一睡もできないような人間です
正確に言うと入眠障害というもので
とにかく眠りに入ることが苦手で
なぜかというと
眠りは孤独でさみしくてつらいもの
という思考が脳にも心にも根底に焼き付いていて
眠ることがこわくて堪らないからです

話が変わるようで続き、と書いたのは
この眠りたいけれど眠ることがこわくて眠れない
だけど翌朝まためぐる生活を送らなくてはいけない
その絶望感たるや凄まじい時間帯に
わたしはほとんどの歌詞を書いているので
スーパー・ネガティブ・オープンマインド的な状態
いわば自分の過去のつらい感覚や感情や記憶をしまっている
パンドラの箱がフルオープンな状態で
自分の歪んだ愛情憎しみ苦しみを垂れ流し染み渡らせているので
「愛憎怨念」満載の歌詞が完成している、というわけなのです

あ、でも
それはイコール完全なノンフィクション、ではありません
あなたの過去にもきっとあるあの夜のことにも続くように
全部自分の言葉で
全部自分の気持ちで歌っているけれど
創作ゆえの、あなたに届けるための余白は
狭いなりに作っているつもりですので
ぜひ好きな歌詞とか、フレーズとか
探してみてもらえたら嬉しいなと思います

自認している性格

日淡水玉の人物像は
皆さんの思っていただいている通りで何ら問題ないので
別にこの章は不要なのですが
あくまで自認しているパーソナルな部分について少しだけ

人見知り・人といるときは元気・希死念慮が強い・
大体のモノが狭く深く好き・
ドロドロに溶けきるまで愛してしまう歪んだ愛情の深さ・

この辺は先ほどまでの話に通じるかなと思いますが

音楽をやるうえで
本名を冠したリアルな自分は
全く邪魔だと思っています

わたし自身のことを見て欲しくて
承認されたくて認められたくて
その道具として音楽を消費し 表現をすることなど
わたしはおこがましくてとても出来ません
そういった衝動の人はごまんといますし
否定する気もないのですが
少なくともわたしはそれには当てはまらないなあと思っています

わたしは自分自身よりよほど自分の作品たちを愛しているので
"わたし"のことなんか良いから
とりあえず日淡水玉の音楽を聴いてほしいという気持ちです

昔から目立ちたくもないし人前も得意じゃないので
そういう意味では実はライブをすることはあまり
自分の音楽活動には必須ではなくて
詰めて詰めて詰めた完成形の音源を
ちゃんと届けるということのほうが
自分の性格的には本当は向いているなあと思います

でも絶対に生の良さというものはあって
一瞬の煌めきにしかない生命の爆発力というものがあるのは
心底理解しているので
そしてライブで演奏することではじめて出逢ってくださる方も
多くいるのも事実なので
バランス良くこれからもやっていけたらいいな~と思っています

これまでの楽曲たち

1st e.p.『自己喪失』(ミズタマ名義)※廃盤
1.イエロウ・ライン 2.ゆだねる 3.伽藍堂 4.君が眠りにつくころ

バンドの傍ら弾き語りをはじめたころのe.p.です。
「イエロウ・ライン」「伽藍堂」
まだyoutubeで聴けますので是非飛んでみてください。
ライブでの再現性を念頭に置いて制作したアルバムなので
このあとの2枚よりは音像がすっきりしているかなと思います

1st Full Album『花と阿婆擦恋』
1. ロマンティック・キスミー・ダーリン 2. 陰日向 3. abnormal temperature 4. 東京 5. 愛が欲しい 6. ネオンは蝶を抱く 7. 哭いたサイレン凪ぐ愛に咲いた黒煙 8. 黒い光 9. 阿婆擦恋と蟲螻蛄 10. 春夜メランコリー 11. 廃冠り 12. 心臓をめくって 13. ドラマティック・キルミー・ダーリン

『花と阿婆擦恋』と書いて「はなとあばずれ」と読みます
レトロな鍵盤の音像にしたかったのがひとつ特徴のアルバムです
これを作り終えたらもう音楽を辞めてもいいかなと思ったのですが
作り終えた時にはもう新曲がたくさん出来ていたので
幸運にもタイミングを逃した形です

youtubeには「阿婆擦恋と蟲螻蛄」「心臓をめくって」があります
各種配信サイトでアルバムご視聴いただけます


2nd album『生欲』
1. 明ける終焉 2. かみさまごっこ 3. 夜の惑星 4. 通電 5. やわらかな不自由 6. いばらの掌

現状の最新アルバムです
生きたい欲と書いて「生欲」(せいよく)というタイトルです
こちらは透明な空気を振動して鍵盤の音色が届くような音像にしていて
基本的に音数が再現不可能なのでライブではリアレンジしています
youtubeには「通電」「いばらの掌」があります
どちらも2022.12に四人展を開催した親友3人が制作に携わってくれました
各種配信サイトでアルバムご視聴いただけます


おわりに

前回の自己紹介noteとは少し切り口を変えてみましたが
楽しんで読んでいただけていたら幸いです
ぜひ音源やMVから日淡水玉の世界に触れてみてくださいね

前回の自己紹介noteと
「花と阿婆擦恋」インタビュー
「生欲」のライナーノーツを貼っておきます
宜しければ音源やMVとあわせてぜひ

前回の自己紹介note https://note.com/miz_sally/n/n86de43d8d33b

花と阿婆擦恋 リリースインタビュー

生欲 セルフライナーノーツ

それでは、今後ともご贔屓に。
日淡水玉でした。

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