(過去記事)【補足-01】.■  "速く走る" とは、"8つのいらない動きをしないこと"

上巻で述べたように、100mは"トップスピードを高めること"が肝と私は考えており、その上で"いらない動きをしないこと"をスタート位置にアプローチしています。

その理由として、トップアスリートの発言を引用させていただくと、

為末大さんはTwitter上にて、
『どうやって最高速度をあげられるかではなく、一体何が最高速度を阻害している要因かが重要』と述べています。

そのため私は、『"いらない動き"を全て消した先に理想のフォームがある』という考えのもと、走りを作っています。

また最高速度に制限をかける要因に関しては、こちらの記事に言及がありますのでご参考ください。

-引用-
最高速度に制限をかける要因は、
・接地している間に十分な力を出せなくなる
・足が前方に運べなくなる
・手足が中心から離れコントロールできなくなる


さらに日本人3人目となる100m 9秒台を出した小池祐貴選手もラジオにて、
『"を高く上げる を思い切り振る"は、ダメ』といった内容の発言をされていました。

私の体感としても、以下の4つの動きをすると逆にタイムが落ちることが確認できています。

【足が遅くなるので個人的にやらないこと】
① 立ち幅跳びのように腕を強く前に出す腕振り
② 背筋を使い肘を強く後ろに引く腕振り
③ 膝蹴りのように膝を強く前に出すスイング動作
④ 地面に刺すように強く接地するドライブ動作

つまり、手足を積極的に動かすと足が遅くなります。


また、小池選手は6割くらいの力で流しをしたり、300m等を走る動画をたびたびインスタストーリーにあげており、そちらに関しては次の記事にまとめましたので、ご覧ください。

【補足-02】.■  練習で全力疾走する?しない?

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