(過去記事)【補足-01】.■ "速く走る" とは、"8つのいらない動きをしないこと"
上巻で述べたように、100mは"トップスピードを高めること"が肝と私は考えており、その上で"いらない動きをしないこと"をスタート位置にアプローチしています。
その理由として、トップアスリートの発言を引用させていただくと、
為末大さんはTwitter上にて、
『どうやって最高速度をあげられるかではなく、一体何が最高速度を阻害している要因かが重要』と述べています。
100m疾走時の最高速度を考える時、どうやって最高速度をあげられるかではなく、一体何が最高速度を阻害している要因かが重要になる。全てが限界ということはほとんどなく、ほかはまだ余力があるのに何かが引っかかって速度が向上しなくなる。
— Dai Tamesue (為末大) (@daijapan) September 25, 2017
そのため私は、『"いらない動き"を全て消した先に理想のフォームがある』という考えのもと、走りを作っています。
また最高速度に制限をかける要因に関しては、こちらの記事に言及がありますのでご参考ください。
-引用-
最高速度に制限をかける要因は、
・接地している間に十分な力を出せなくなる
・足が前方に運べなくなる
・手足が中心から離れコントロールできなくなる
さらに日本人3人目となる100m 9秒台を出した小池祐貴選手もラジオにて、
『"脚を高く上げる 腕を思い切り振る"は、ダメ』といった内容の発言をされていました。
僕が今何を考えてトレーニングをしているかなど、今回は本当に細かくてマニアックなお話です!笑 https://t.co/0cw4f1ZuMz
— 小池祐貴 (@Yuki_Koike_) June 24, 2019
私の体感としても、以下の4つの動きをすると逆にタイムが落ちることが確認できています。
【足が遅くなるので個人的にやらないこと】
① 立ち幅跳びのように腕を強く前に出す腕振り
② 背筋を使い肘を強く後ろに引く腕振り
③ 膝蹴りのように膝を強く前に出すスイング動作
④ 地面に刺すように強く接地するドライブ動作
つまり、手足を積極的に動かすと足が遅くなります。
また、小池選手は6割くらいの力で流しをしたり、300m等を走る動画をたびたびインスタストーリーにあげており、そちらに関しては次の記事にまとめましたので、ご覧ください。
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