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日本人のルーツを様々な角度から紐解く。

世界史講師の茂木先生のyoutubeはいつも勉強になります✨
今日はこちらのyoutubeから学んだ内容をまとめていこうと思います。
とても勉強になる30分の動画でした。


日本人のルーツはどこから?

日本史だけ見ていてもわからない、日本人のアイデンティティ。
広く世界史と合わせて知っていくことで、見えてくるもの。

さて、日本人の始まりって??
いつから始まったか、いまだにはっきりと分かっていない。

いつから日本と呼ばれていたの?

日本という国、国号がはっきりと文書に出てきたのは
「大宝律令」の時代(701年)=飛鳥時代
→文武天皇の大宝元年に制定された法典。
忍壁親王・藤原不比等らが編纂にあたった。

それにいたる600年代に、日本の列島のことを
「日の本」などと言うようになっていたことが分かっている。
ではそれ以前は日本とも呼ばれていなく、
「大和国家」と言われていたのかといえば、そうではない。

各地に国があって、統一されていなかった世界。

九州は「筑紫」
岡山は「吉備」
出雲・越・毛野(けぬ)と呼ばれる国もあった。

DNAでも分かっている、日本人のごちゃまぜ祖先と日本語

日本人の祖先はごちゃまぜすぎて「この民族」という特定ができない。
縄文時代は1万年を越えているため、歴史としては一番長かったが
そこには、海洋民族から、山の民族まで、多種多様な民族がいた。

長野県の黒曜石が広い範囲で交易されていたことから、
日本列島は全体的に、言葉は通じていたのではないかと言われている。
→これがいわゆる日本語の原型だったのでは?

では、どうやって日本語が成り立っていったか

まず言葉は物の単語から始まる。
「石」「芋」「顔」など。
こういった基本的な語句は南方系由来である。

ポリネシア語と日本の単語はよくに似ている。
(もともと東南アジアにいた民族の言葉)

スンダランドと呼ばれる、インドネシアが巨大な半島だった時代、
氷河期の終わりに水没したことで、そこにいた人間が各地に散らばっていった。当然日本列島にも来ていただろう。

また日本神話において、神様をきりころしたら新しい神が生れる。穀物が出てくる。などの話は
東南アジアにもあり、南方系の神話とかぶっている内容がある。
このように言語だけでなく、神話にも影響している。

また、タミル語とも似ていて
タミル人も来ていたと考えられている。

出雲敬の口伝にて、インドのトラヴィタ族からめぐってきた民族の国であった説もある。

このように極東の島国であった日本には、様々な民族が入ってきていたと考えられる。

次に文法。
これは北方系由来。
モンゴル語、トルコ語、朝鮮語、満州語と同じ文法である。
※中国語とは違う。

これは、文法を使っていた北方系の人が南方系の人の単語を取り入れていたのではないか。といわれている。
(日本語と横文字を組み合わせるような感じ)

縄文時代と弥生時代の本当。「もののけ姫」とも繋がる話!

縄文と弥生は「民族交替」ではない。
縄文と弥生の切り替えは、生活様式の変化であって
山では狩猟採集中心の縄文の生き方を、平地は稲作、弥生文化を続けていたし、もちろん弥生文化とも混ざっていった。

わかりやすく言うと、もののけ姫。
これは出雲と蝦夷、大和のストーリーであると知った時
ものすごく納得がいきました。そしてその民俗学を知らないまま
ずっとこの作品を観ていたんだと思うと、、、
日本のルーツを知ることってとても大事だと感じました。

▼興味のある方は、こちらの動画もぜひ!


さて話の続きに戻ると・・・
東北~北では稲がうまく育たなかったため、
弥生文化よりも、縄文文化が濃く残る。
その縄文人たちを後に、大和側(弥生文化なじみがち)が蝦夷と呼んだ。

その後、東の国は野蛮だのなんだの言って、蝦夷討伐が行われたりした。

空白の4世紀の話

空白の4世紀に何があったのか?
この空白4世紀というのは、中国の歴史の記録においての「日本の歴史が消える時代」のこと。
邪馬台国がありました。→倭の五王が貢ぎました。
この間がなんにも記録が無いため、空白の4世紀といわれているが、日本側の記録はずっとあるんです。
それが古事記と日本書紀。

世界史だけ見ても、日本史だけ見てもだめで
広い視野で歴史を見ることがとっても大事なことが分かります。

ではなぜその期間、中国での記録が抜けているのかというと、
東アジア大動乱の時代だったため。
漢王朝がほろび、次の統一(隋・唐の時代)までの400年間、
王朝がガタガタと変わり、北方モンゴル高原、チベットからいろんな民族が攻め込んできているカオス状態。(笑)
日本の歴史書いてるどころではなかったと。

また、この400年の動乱により
大規模の難民が発生していたはずで、一部が日本列島にも流れてきていたのではないかということが、
DNA研究でも分かっている。

縄文時代/縄文人100%
弥生時代/縄文人4割・弥生人6割
🌟古墳時代/縄文人2割・外の遺伝子8割
~現代/縄文人2割

上記から分かるように、古墳時代に急激に外からきた遺伝子の割合が増えている。
そして現代の日本人も、2割は縄文人の遺伝子を受け継いでいる。
私たちと同じ縄文の遺伝子を持つ、唯一の外の民族が「チベット人」である。
仏教が残っているのもチベットと日本、共通点が多いそうです。

▼DNA研究について詳しくは茂木先生の動画でも詳しくやっています!
後半部分に、ここまでの内容とリンクする話をやっています。
前半は、もっと前からの話をやっているので両方見てみると面白いです。

https://youtu.be/-liE1A6cr4I?si=OPa1OS-909XsmLhS


まとめ

日本人の祖先は、様々な民族によるものであり
海に囲まれた島国であるために、他国に攻め込まれ侵略されることなく
海から渡ってきた民族とうまく混ざっていった。
これが日本人のルーツである。

日本人のルーツについて、今回の動画はまだまだ1割程度の話にすぎません。
掘れば掘るほど深い歴史・民俗学につながっていきます。

学校で習う歴史は簡単なダイジェストに過ぎず、
茂木先生のいうように、世界史から日本という国を学ぶことって
とても大事だと思います。

日本の歴史に興味でてきた!
という方は、都市伝説みるようなノリで歴史を学べる「TOLAND VLOG 」


とりあえず歴史のダイジェストからおさらいしたい!という方は
「中田敦彦のyoutube大学」


茂木先生出演のチャンネルも良く見ます。


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