『マルセル・デュシャン』展
18.10.27
広告にある"美術は見るんじゃない。考えるんだ"て言葉に惹かれた。想像と違ったし、ポンピドゥ以来?の現代アートは難しかったな〜〜。
この写真は、レディメイド(何の変哲もない工業製品に思いがけない意味を持たせる作品のこと)の1つなんだけど、なぜこの作品に人々が"いいね"と思って価値がつくのか。うーん、分からなかったなあ😞🌀
デュシャンのユーモアさが人々にウケていると考えれば納得できる。例えば、ローズセラヴィという女性の別人格を作り、2つの人格を使い分けて活動していたこと。ローズはフランス語でエロスという意味を持ち、セラヴィと合わせると「Eros C’est la vie(エロス、それが人生だ)」てなる。性的なテーマを多く扱うデュシャンらしさが表れた名前だよね(笑)
性的な作品で最も印象強かったのは、図形や文字がぐるぐる回っているのが映し出されていたやつ。図形の波打つ凸凹が、暗号のように体の部位や性的な行為と繋がるように促されていた(らしい)。というのも、フランス語が読めなくて、わたしにはそのユーモアが直接伝わらなかったの〜〜っ🤦🏼♀️悔しい!
最後の日本美術とデュシャンを繋げたところは、ちょっとこじつけ感あって好きじゃなかったな。某番組での解説で「デュシャンはコンセプチュアルアートの元祖と言われているけど、日本では500年前に千利休が始めていたことだから日本美術と関連して展示している」と聞いて、その時は納得したもののやはり腑に落ちない😅
デュシャンはユーモアのある人で、ジョーク好きで、仲良くなったら楽しそうな人だと感じました。